■メイン写真
長尾からとち谷に下る区間は、みごとなヤマアジサイ群落だ
■今回のコース
天見駅⇒八幡神社→葦谷出合→根古峰→南葛城山分岐→錦明水→五つ辻→(長尾)→とち谷渡渉
→とち谷出合→竹のタワ⇒天見駅
久しぶりに根古峰へ。
「大阪府の山」で、山頂部にあった向かい合わせの2基の電波反射板を写真を載せたら
発刊後、ほどなくして撤去されてしまったという苦い思い出がある根古峰。
当時の模様は<a href="https://blog.goo.ne.jp/dash111779/e/76df5a9f572a2db4b7dc419d028e72f0">ここをクリック</a>。
もともと地味な存在であるだけに、その後は1度しか訪れていなかった。
久しぶりに、ヤマアジサイの花期に合わせて歩いてきた。
まずは天見・流谷の八幡神社に立ち寄る。
神社の境内には、巨大なクスノキがある。幹周り5. 43m、樹高29.2mという。
境内にはこのほかイチョウの大木もある。
この季節は、境内にアオバズクが棲みつく。
神社のインスタグラムには、昼間の撮影はよいが、夜など照明を当てるなどの
撮影や、参拝者の迷惑になるような行為は慎んでほしいとある。
葦谷出合。ここから葦谷林道に入る。かなり蒸し暑い。
林道は、進むにつれ荒れてくる倒木をくぐったり、ちょっとした薮をこいだり。
林道終点から先は、単調な植林の急坂を登る。ひたすら汗が噴き出るのみ。
支尾根に乗ると、ようやく傾斜は緩み、自然林も出てくる。
登山道をさえぎるようにササユリが咲いていた。
モミジイチゴなどを楽しみながら進んでいくと、根古峰の三角点に到着する。
三角点といっても、周りは雑木に囲まれて展望はゼロ、広場というほどの面積もなく、
記念写真を撮っただけで先へ進む。
実際に、根古峰の最高点はこの先の植林の中なのだが、そこには山名表示すらない。
ダイトレに出る。根古峰の大きな標識がある。
このあたりのダイトレは、林道そのもので、じつに歩きやすい。
錦明水。冷たい水がこんこんと湧き出ている。
汗で絞れそうになっていたフェイスタオルを、ここで洗った。
五つ辻に到着。どうでもいいが、「いつつつじ」って、言いづらい。
自然林が美しい長尾ルートを下る。
やがてヤマアジサイ群落が出てくる。斜面一面がヤマアジサイだ。
とち谷に下りてきた。渡渉し、とち谷林道に出る。
とち谷は、小規模ながら、小滝が連続する魅力的な沢だ。
かつて遡行したことがあり、けっこう楽しめた。
遡行時の模様はここをクリック。
流谷からの林道に出て、あとは灼熱の中、舗装道を歩いた。
最後は熱中症のようになったが、帰りに寄った林間田園都市のマクドナルドで
生き返った。
[この日見かけた植物たち]
■マタタビ
■キツリフネ
■アカショウマ
■サルナシ
■イナモリソウ(大阪府の準絶滅危惧種)
■ササユリ(群落にはなっていないが、あちこちで目撃)
■ナルコユリ
■コアジサイ
■カンアオイ
■イチヤクソウ(これも、大阪府ではそこそこ珍しい)
■ヤマアジサイ
■ユキノシタ