「剣岳を制するには、雪を背負って登り、雪を背負って降りる」。
夏八木勲さん扮する行者の言葉が印象的である。
仕事のことを、このプログで引き合いに出すことは、
あまりすべきでないかもしれないが、今、会社の将来をいろいろ考えつつ、
山になぞられる。
ある登山を、ひとつのプロジェクトの遂行と考えた場合、
その達成に向けては、己の欲するままに(つまりシーズ志向)登って
いくスタイルでは、恐らく遭難する . . . 本文を読む
「山登りはじめました」(鈴木ともこ著、メディアファクトリー)を読んだ。
登山初心者の著者の、ピュアな感想に、遠い昔を思い出すMr.Dashであった。
それにしても、超初心者で中ア・宝剣岳に行こうとしたともこさん、
さすがです。
ともこさんという人は、Me.Dashの乏しい人生経験上に限り、
個性的でものすごい人が多いですが、著者もなかなかものですな。
ほとんどアウトドア経験がなかった著者が、な . . . 本文を読む
3連休は、中央アルプスへ。高山植物が美しいといわれる三ノ沢岳に、
以前から行きたいと思っていた。既に過去2回、雨で中止しており、3度目の正直。
今回は、宝剣山荘で泊まったあと、宝剣岳を越えて極楽平経由、三ノ沢岳を
往復しようというもの。ま、楽チンの計画ではあるが、今回のメインは、
高山植物の撮影にある。
しかし、天気が思わしくない。クルマを走らせて、名古屋を過ぎ中央道に
入ってしばらくして、と . . . 本文を読む
46年ぶりの皆既日食、そして今世紀最長時間の皆既。
しかし悪石島ではこの時間帯、暴風雨だったそうな。
トカラ列島に臨んだY井氏とよっしー、かわいそうに。。。。
Mr.Dashが働いている大阪はドロ曇り。
ちょっと見に行った若手から「全然、だめでしたー」の報告。
そんなとき、奈良の自宅のともちゃんから写真つきのメール。
天体望遠鏡の8倍レンズとサングラスを使って、雲がわずかに
薄くなった合間に、 . . . 本文を読む
山仲間の間で話題沸騰中の映画、「剱岳 点の記」を、昨日とうとう観た!
皆、言ってたことがよくわかった。すばらしい映画だった。
実は新田次郎さんの小説は10冊ほど持っているが、「剱岳 点の記」に
限って読んでいない。しかし、各方面の情報から、あらすじは知っていた。
ストーリーはシンプルなので、ここでは書かないが、主に、
浅野忠信さん:主人公の測量手、柴崎芳太郎
香川照之さん:現地案内役の宇治長 . . . 本文を読む
今日は予定していた登山が、前日予報の降水確率が高かったため中止。
フタをあけてみたらすっかり晴れ渡り、残念だが、おかげでデスクワークが
できる。
さて、最近読み終えたのが、「登山の法律学」(東京新聞出版社)。
著者は、登山家であり、弁護士である溝手康史さん。
さまざまな事例を挙げ、遭難事故における法的責任を解説。
山岳会における登山の場合はどうで、ツアー登山ならどうであるとか、
同じシチュエー . . . 本文を読む
警察庁が、2008年の山岳遭難事故の統計を発表した。
1961年以の統計スタート以来、過去最多だそうだ。不名誉なことだ。
毎日新聞によると、
「遭難者の約8割を40歳以上の中高年が占めて」いる。
「山岳遭難事故は年々増加傾向にあり、08年は1631件(07年比147件増)。
遭難者は1933人(同125人増)で、このうち死者・行方不明者は
281人(同22人増)」
「遭難者のうち40歳以上は . . . 本文を読む
いよいよ沢登り本番の季節。といっても今月も何かと予定が重なり、
この日と、あと1回できればいいところか。
今回は精鋭の6名が集まった。イエティ、Y井氏、N尾クン、F山さん、
そしてMr.Dashと、ともちゃんだ。
昨年、挑んだときには、あいにく伐採作業が入っていて、落石・落木の嵐。
泣く泣く撤退したので、どうしても完全遡行してみたい。
まず車を1台、母子堂に置かせて頂き、もう1台をモジキ谷入口 . . . 本文を読む