プロ野球・高校生ドラフト会議がグランドプリンスホテル高輪で行われました。
「高校生BIG３」の進路先が注目された今年の高校生ドラフト、一体どこのチームに指名されたのか？
まず中田翔選手（大阪桐蔭）は、オリックス、阪神、福岡ソフトバンク、北海道日本ハムの４球団が１巡目で指名。４球団による抽選の結果、日本ハムが交渉権獲得。
続いて佐藤由規投手（仙台育英）には、東京ヤクルト、東北楽天、横浜、中日、巨人の５球団が１巡目指名し、抽選でヤクルトが交渉権獲得。
もう１人の注目選手、唐川侑己投手（成田）は、広島と千葉ロッテが指名され、抽選の結果千葉ロッテが交渉権獲得しました。
くじ引きで敗れた他のチームは２回目以降の選択に回りました。
中日：赤坂和幸（浦和学院） 投手
巨人：藤村大介（熊本工業） 内野手
阪神：高濱卓也（横浜） 内野手
横浜：田中健二朗（常葉菊川）投手
広島：安部友裕（福岡工大城東） 内野手
ソフトバンク：岩嵜翔（市立船橋） 投手
楽天：寺田龍平（札幌南） 投手
オリックス：丹羽将弥（岐阜城北）外野手
岩嵜投手には中日とソフトバンクが重複しましたが、ソフトバンクが交渉権獲得。中日は抽選で連敗を喫しました。高濱選手には阪神と横浜が重複し、阪神が交渉権獲得しました。なお、裏金問題を起こした西武は上位指名権が与えられませんでした。
ドラフトで指名された選手の全容は日刊スポーツで確認してください。
３巡目以降では、横浜が大田阿斗里投手（帝京）、ロッテが植松優友投手（金光大阪）、ソフトバンクは中村晃内野手（帝京）を指名しました。今年の高校生ドラフトは、巨人３名、中日２名、横浜４名、ヤクルト２名、広島３名、日本ハム６名、ソフトバンク３名、ロッテ３名、西武４名、楽天３名、オリックス３名、全チーム合計39名の選手が指名されました。
指名後の記者会見では様々な表情がありました。中田選手は、「日本ハムは連覇をしているチーム。北海道の印象はあまり覚えていないが、白い恋人」「プロでは３塁手をやってみたい」とサバサバと回答しました。
佐藤投手は「やっと夢のプロ野球選手になれた。中田と唐川はパリーグに行くと思うが、交流戦で対戦するはず」「兄の影響で野球を始めた。無理やり始められた感じもしたが、今は大切な宝物。兄に感謝したい」「家族孝行できるよう精一杯プレーしたいと」涙ながらに語りました。ヤクルトのイメージは「ユニホームがすぐ浮かぶ」と答えました。一方、広島１巡目の安部友裕選手は「えっ？ 自分が１巡目でいいのかなと思いました」と驚きを隠せませんでした。
この後のドラフト予定は11月19日の「大学生・社会人ドラフト」が行われます。注目の大学生ピッチャー・大場翔太（東洋大学）はどのチームに指名されるのか？
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