日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

原ジャパン巨人にサヨナラ勝ちも本番に不安を残す。

2009年03月02日 | Sports

WBC日本代表は、土曜日から東京ドームで強化試合を行っていて、土曜日は西武に2-7の完敗に終わり、侍ジャパン初黒星を喫してしまいました。1日は読売ジャイアンツと対戦。前日のモヤモヤを吹き飛ばす快勝劇で、最後の強化試合を白星で飾りたいところでしたが…。

この日のスタメンは、打順をたくさん入れ替えてきました。
1(右)イチロー
2(二)片岡易之
3(中)青木宣親
4(三)村田修一
5(指)稲葉篤紀
6(左)内川聖一
7(一)小笠原道大
8(捕)城島健司
9(遊)川崎宗則
 (投)杉内俊哉 
強化試合で不振のイチローが1番に入り、中軸には3番・青木、4番・村田、5番・稲葉という順番。川崎が9番・遊撃で侍ジャパン初スタメンとなりました。豪州戦で5奪三振の好投を見せた左のエース・杉内が先発投手を務めました。

先発の杉内は初回、簡単に2死を取った後、巨人3番・アルフォンゾにストレートを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びてしまいます。続くラミレスにも四球を与えたが、イ・スンヨプを一塁ゴロに打ち取って3アウト。2回には2死から2四球とヒットで満塁とピンチを迎えましたが、松本哲也をセンターフライに打ち取って何とかピンチを凌ぎました。
3回から松坂大輔が2番手として登板。松坂はアルフォンゾ、ラミレスを打ち取った後、スンヨプに四球を与えましたが、谷佳知をセンターフライに打ち取りました。4回も四球による走者が出たものの、後続をしっかりと抑えて追加点を与えません。5回にはアルフォンゾにヒットを許すも、この回も無得点に抑えました。
日本打線は1,2回と高橋尚成の前に3者凡退に倒れますが、3回に川崎がセーフティバントを見せて内野安打、悪送球の間に2塁まで進みます。ようやくヒットが出た日本でしたが、続くイチローがレフトフライに倒れて同点ならず。5回、内川がライト前ヒットで出塁すると、小笠原の場面で盗塁を決め、小笠原の遊撃ゴロの間に3塁まで進塁。2死3塁の場面で城島が巨人2番手・バーンサイドからレフト前タイムリーを放って同点に追いつきます。この後、川崎もヒットで続いて2死1,2塁と逆転のチャンスでしたが、イチローが遊撃ゴロに倒れて2者残塁に終わりました。
試合は6回に3番手・渡辺俊介が巨人打線を3者連続三振に仕留めると、その裏に2つの四死球と内川の内野安打で2死満塁のチャンスを迎えましたが、6回の守備から登場した福留孝介がセンターフライに倒れて3者残塁。7回には巨人3番手・木佐貫洋の前に3者凡退。8回、4番手・岩田稔が1死から連打を浴びて1,2塁のピンチ。5番手・涌井秀章が代打・田中大二郎にセンター前に弾き返され、2塁走者・小田嶋正邦が本塁突入するが、中堅手・福留の好返球で本塁憤死。
嫌な流れを断ち切った日本は9回、2死2塁とサヨナラのチャンス。川崎の場面で巨人バッテリーにミスが起きて2死3塁と絶好の場面を迎えましたが、川崎が2塁ゴロに打ち取られてサヨナラならず。延長10回、巨人は6番手・山口鉄也の前に3者凡退に終わると、その裏の日本の攻撃では、3つの四死球で2死満塁。ここで日本は阿部慎之助が代打で登場。劇的なサヨナラに期待が集まりましたが、巨人7番手・オビスポが2球目を暴投。3塁から岩村が生還してゲームセット。2-1で日本がサヨナラ勝ちしましたが、後味の悪い結末となったのでした…。


2009/03/01(日) 日本-巨人 (東京ドーム、19:00)
巨人 100 000 000 0  1
日本 000 010 000 1x  2
(延長十回)
【投手】
(巨)高橋尚、バーンサイド、木佐貫、M・中村
   歌藤、木村正、オビスポ-鶴岡、加藤
(日)杉内、松坂、渡辺俊、岩田、涌井、藤川、山口-城島
【責任投手】
(勝)山口
(敗)歌藤
【本塁打】
(巨)アルフォンゾ1号ソロ(1回、杉内)


最後の強化試合を白星で飾ったんですが、内容的にはイマイチでした。先発の杉内が先制弾を浴びると、その後も制球に苦しんで2回50球で終了。松坂は毎回ランナーを出したものの無失点。打線のほうは1番に入ったイチローが5打数無安打。この2日間は9打数無安打と大ブレーキです。強化試合では内野安打3本、打率.167とイチローらしくない不振。この状態が続くと、本番ではスタメン落ちの可能性もあるでしょう。良かった点を挙げるとすれば、渡辺俊介が3者連続三振の好投、藤川が2奪三振、山口が3者凡退と中継ぎ陣が好投したということ。打線では城島の同点打、川崎と内川が2安打放ったことです。
この2日間は相手に先制される、満塁のチャンスを生かせないという豪州戦からの課題も露呈。特に相手の一発でされるというケースが2日続きました。西武戦では2得点、巨人戦では相手のミスでサヨナラ勝ち、チャンスの場面で打てない、タイムリーは城島だけという決定力不足、主力級の投手が本番に不安を残すという課題も生まれました。豪州戦とは一変して昨年のセ・パ両リーグの優勝チームに苦戦した2日間となりました。
そして心配なニュースも入ってきました。エース・松坂投手が試合後に右ふくらはぎに違和感を訴えていたことが発覚。ここに来てのアクシデントは本当に最悪だし、最悪離脱ということになれば侍JAPANにとっては痛手であり、連覇に黄信号が灯ることになります。なんとか1次ラウンドに支障がなければ良いのですが…。
多くの課題を残したまま本番に臨むことになった侍JAPAN。豪州戦での連勝で行けると思ったら、週末の2試合で苦戦が続いたことで不安に変わりました。このままでは強敵・韓国どころか台湾にも勝てないんじゃないかと思います。1次ラウンドはその不安を吹き飛ばすような活躍&快勝劇を期待し、連覇へ好スタートを切ってほしいところです。



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コメント (2)
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