侍JAPANがWBC連覇を果たしてから一夜が明けました。決勝戦はみなさん興奮したり、心臓が悪くなりそうになったり、感動した方も多かったでしょう。一夜明けた25日に日本代表の選手たちが成田空港に凱旋帰国、記者会見では村田修一選手も駆けつけてきました。
帰国前にロサンゼルス市内のホテルで行われた記者会見で、原辰徳監督は「日本中で応援してくれたファン、ロサンゼルスの大地、空気すべてに感謝の気持ちでいっぱい」と語れば、延長10回に優勝を決めるタイムリーを放ったイチロー選手は、「最後においしいところだけをいただいて、本当にごちそうさまでした」で会場内を笑わせました。前回大会同様チームを引っ張り続ける存在なのに、足を引っ張ってしまうという日が続きましたが、最後の最後で最高の仕事を果たしてくれましたよね~。川崎宗則選手は「イチローさんがユンケルを飲むのは、試合の1時間前だということがわかったこと」。イチローがユンケルを飲んでいるところをチラッと見てたのか?
2大会連続MVPの松坂大輔投手は、「1カ月間、こんなに楽しくなるとは思わなかった。試合を重ねるにつれ、チームはまとまってきた」とWBCを振り返り、田中将大投手の「背番号18をくれ」に関しては「ずっと前から渡さない」と断固拒否。今大会3勝でMVPを飾ったんだから、やはり日本の18番は松坂投手ですよ。中継ぎエースとしての活躍を見せた杉内俊哉投手は、「慣れないポジションだったので出番が回ってこないようにと思っていた」と本音を口にしていましたが、試合では常に好リリーフを見せ、5試合で失点0の内容で優勝に貢献しました。特にキューバとの敗者復活戦で3イニングをパーフェクトに抑えたというのは素晴らしかったです。
チャーター機に乗り込んだ後、午後9時近くに成田空港に到着。ロビーに入ると出迎えに来たファンの大歓声を受けていました。帰国後の会見では、決勝で好投した岩隈久志投手が「決勝は楽しんで投げられたけど、今はたっぷり疲れを感じている」、ダルビッシュ有投手は「最後の瞬間は無我夢中だった。三振をとり、試合が終わったな、これで優勝したんだな、と思った」と優勝したことを改めて実感していました。岩隈投手は久々の日本代表で、本番ではキューバと韓国の強打者を打たせて取る投球を見せました。もし決勝で勝利投手になっていたら間違いなくMVPになっていたでしょう。また、4度目の日韓戦で右太ももの肉離れを発症して離脱した村田修一選手も会見に参加。原監督から金メダルを首にかけられると「重たいです」と笑顔で語りました。
侍JAPANのWBC優勝記念セールも各地で行われ、イトーヨーカドーは27日までの3日間、最大で20%キャッシュバックという返金セールを実施。セブンイレブンは29日まで揚げ物10%、パンは20円値引きします。マクドナルドは「世界をつかんだ!キャンペーン」と題して、ハンバーガー系のメニューが20円~120円引き。通常100円のハンバーガーは80円、ビッグマックとベーコンレタスバーガーは200円で食べられます。なお、えびフィレオとチキンフィレオは値引きしません。
決勝戦の視聴率は、関東地区で36.4%と昼間の時間帯で高視聴率をマーク。最高瞬間視聴率では、ダルビッシュ投手が同点打を打たれたシーンの45.6%でした。夜9時からのダイジェスト版では25%台と高記録。全試合を通じての最高視聴率は、20日の2次ラウンド順位決定戦・日本VS韓国戦の40.1%。20日は祝日だから40%台、決勝は40%台とはいきませんでしたが、平日でもこれだけの数字を叩き出したのは凄いですね。
侍JAPANはこれにて解散。次からは所属先のチームに戻って、4月3日の開幕戦に向けて調整を進めていきます。選手の皆さんお疲れ様でした。そしておめでとうございました。