日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

史上初の父子制覇!ローレルゲレイロが高松宮記念で悲願のGI初制覇

2009年03月30日 | 競馬

春のスプリント王決定戦・第39回高松宮記念(GI)が29日、中京競馬場で行われました。昨年の同レース優勝馬・⑩ファイングレイン、スプリンターズステークス優勝の④スリープレスナイトといった2008年の短距離王者がともに参戦、⑯ビービーガルダン、⑮アーバニティ、⑦アーバンストリートといったステップレースの勝ち馬や、昨年2着の⑨キンシャサノキセキ、⑭ドラゴンファングや⑧ファリダット、⑬ローレルゲレイロといった有力馬も出走し、春の短距離王をかけてフルゲート18頭が中京1200mを駆け抜けました。


レース直前の単勝オッズでは、スリープレスナイトが1番人気(3.5倍)、2番人気にファリダット(6.2倍)、3番人気ローレルゲレイロ(7.6倍)、以下ビービーガルダン(7.9倍)、キンシャサノキセキ(9.0倍)と10倍以下の馬が5頭もいました。
ややばらついたスタートで始まったこのレース、⑱ジョイフルハートが好スタートを見せますが、ローレルゲレイロが徐々に先頭に立ち、3番手集団にはスリープレスナイト、ドラゴンファング、キンシャサノキセキが固まり、8~10番手の位置にはファイングレイン、その後ろにアーバニティがつけます。後方集団では、アーバンストリートが14番手、ファリダットが16番手、最後方には③アポロドルチェ。
前半の600mを33秒台とややスローペースで進む中、ローレルゲレイロがまだ逃げ粘り、外側からドラゴンファング、キンシャサが真ん中からと絶好の位置で4コーナーから最後の直線へ。内側で塞がれていたスリープレスがゲレイロをかわしにかかるが、並ばれたゲレイロがもう一度伸び返す!2頭のマッチレースからゲレイロが残り100mを切ってやや抜け出して先頭でゴール!そして3番手争いは、ファリダットが大外から猛追するが、②ソルジャーズソングと⑤トウショウカレッジがゴール前で①コスモベルを捉えて並んだ態勢で入線しましたが、ソルジャーズソングが僅かに先着して3着になりました。


最終成績&払戻金
1⑬ローレルゲレイロ   1:08.0
2④スリープレスナイト  1/2
3②ソルジャーズソング  1.1/4
4⑤トウショウカレッジ   ハナ
5①コスモベル       1/2
6⑧ファリダット      クビ
7③アポロドルチェ    1.3/4
8⑦アーバンストリート   アタマ
9⑰スプリングソング    アタマ
10⑨キンシャサノキセキ  クビ
11⑭ドラゴンファング   クビ
12⑥ウエスタンダンサー  1/2
13⑪アイルラヴァゲイン  ハナ
14⑮アーバニティ     クビ
15⑫ヘイローフジ     クビ
16⑯ビービーガルダン  1.1/2
17⑩ファイングレイン   1
18⑱ジョイフルハート   大差
単勝 13 760円
複勝 13 230円 4 180円 2 910円
枠連 2-7 730円
馬連 4-13 1,750円
馬単 13-4 4,410円
ワイド 4-13 740円 2-13 5,690円 2-4 3,220円
3連複 2-4-13 35,840円
3連単 13-4-2 191,140円


ローレルゲレイロが逃げ切り勝ちで悲願のGI初勝利を飾り、2009年の春のスプリント王に輝きました。秋春連覇を狙ったスリープレスナイトは直線でかわしにかかりましたが、ゲレイロの粘りに屈して2着惜敗。2番人気のファリダットが6着、ビービーガルダンは16着、昨年の優勝馬・ファイングレインは17着に惨敗、キンシャサノキセキも10着に敗れ、昨年の1,2着馬がともに2ケタ順位という結果に終わりました。
優勝したローレルゲレイロは、父がキングヘイローで、2000年の高松宮記念で優勝したということで、親子でこのレースを制したことになります。高松宮記念で父子制覇を果たしたのはこれが初めてだそうです。ちなみにキングヘイローはこのレースを制した時、息子と同じく7枠13番に入っていました。これは偶然の一致なのか?鞍上の藤田伸二騎手はGI11勝目、このレースでは3勝目を飾り、GIに移行してからは最多勝利数です。まさに「宮記念男」と言えそうだ。
ローレルゲレイロは3歳時にクラシックに挑んだんですが、皐月賞6着、NHKマイルカップで2着、ダービーでは13着に敗れた後に短距離路線に転向しました。短距離でも結果が出ない状況が続いたものの、2008年の東京新聞杯と阪急杯で重賞2連勝を飾ります。宮記念では2番人気に支持されながら4着に敗れ、その後骨折で半年以上休養。復帰後も惜しいレースが続きましたが、ようやくこのレースでGI制覇。実に1年ぶりの勝利となりました。キングヘイローもクラシックで勝てなかった後、短中距離路線で活躍したということで、父と同じ道を歩んでいますね。今後は安田記念に挑戦すると思われます。今回と同様積極的な逃げを見せ、父が成し得なかったマイルGIを制することができるかどうか?安田で勝てば父を超えるかもしれません。
1番人気のスリープレスナイトは、半年の休み明けもあって2着に敗れました。でも左後脚外傷の影響もなく、内容的には悪くなかったので「負けてなお強し」という印象でした。連勝こそは止まりましたが、次戦以降も活躍することは間違いなし。今年もこの馬がスプリント路線の中心になりそうです。昨年の優勝馬・ファイングレインは17着と惨敗。前走の阪急杯に続いての2ケタ順位と不調気味、この馬自体の体力も限界に達しているのか?

来週は阪神競馬場で産経大阪杯が行われます。マツリダゴッホとディープスカイのGI馬が阪神で激突します。マツリダゴッホの2009年初戦は久々の関西でのレース、対するディープスカイは安田記念と宝塚記念に挑戦予定。天皇賞前哨戦でお馴染みのレースなんですが、今年は早くも宝塚記念の前哨戦となりそうです。



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