日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

3歳馬・アヴェンチュラが古馬撃破!北九州記念は伏兵・トウカイミステリーが勝利。

2011年08月15日 | 競馬

このブログで競馬ネタを書くのは久しぶりになります。お盆シーズンでも熱いレースが繰り広げている夏競馬、14日は札幌競馬場で牝馬重賞・クイーンステークス、小倉競馬場ではサマースプリントシリーズの第3戦・北九州記念が行われました。秋GIへのステップレースを勝ち、GI戦線に大きくアピールする馬は?


札幌のメイン・第59回北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ・芝1800m)には14頭が出走。昨年の勝ち馬・⑬アプリコットフィズ、オークス馬・⑫サンテミリオン、今年のヴィクトリアマイルで3着だった①レディアルバローザ、⑪ショウリュウムーンら4歳勢が多数出走し、3歳勢からは⑨アヴェンチュラと②デルマトゥルガーが参戦してきました。
スタンド前での先行争いでは、⑩カウアイレーンとアプリコットフィズが前を伺い、わずかにカウアイレーンが先頭に立つ。レディアルバローザとアヴェンチュラは5,6番手、④アニメイトバイオ9番手でゴール板を通過。
1コーナーから向正面に差し掛かり、カウアイレーンが単独で先頭、⑦ブライティアパルス2番手、アプリコット3番手。4番手集団にはアルバローザ、アヴェンチュラ、⑤アスカトップレディ。サンテミリオンは中段の7番手、その後ろの8番手にアニメイトバイオが追走。ショウリュウムーンは10番手、⑥ブロードストリート12番手。大きく離れた後方グループには、⑭コスモネモシン13番手、⑧アースシンボル最後方。
3コーナーを回り、カウアイレーンが逃げたまま、ブライティア2番手、アプリコット3番手は変わらず。レディアルバローザとアヴェンチュラも前を伺うが、アヴェンチュラは早くもジョッキーの手が動いている。さらにはコスモネモシンが後方から一気に上昇。4コーナーから直線に入り、大外のコスモネモシンがわずかに先頭。しかし、アヴェンチュラ、アニメイトバイオ、アルバローザも接近して先頭争いは大混戦。残り100mを切ってアヴェンチュラとネモシンの一騎打ちとなり、最後はアヴェンチュラがかわしてゴールイン!コスモネモシンはクビ差の2着…。
3歳馬・アヴェンチュラが1番人気の期待に応え、古馬撃破でクイーンステークスを制しました。2着のコスモネモシンは、道中は集団から離れていましたが、最後は2着まで持ち込みました。4頭が並ぶ3着争いは、アニメイトバイオが3着に入り、2番人気だったレディアルバローザは6着で掲示板を外す結果に。昨年の勝ち馬・アプリコットフィズは12着、サンテミリオンは休み明けが影響して最下位の14着でした。
勝ったアヴェンチュラは、前走の漁火ステークスに続いての2連勝で、通算成績5戦3勝。2歳時は札幌2歳Sで2着、阪神JFで4着と健闘も骨折で春クラシック絶望。もし骨折していなかったら、クラシックの有力候補になっていたと思います。北海道で連勝して春の遅れを取り戻し、古馬からの勝利でさらに自信がついたに違いありません。
3歳牝馬戦線はマルセリーナ、ホエールキャプチャ、エリンコートといった春に活躍した3頭が中心となっていますが、アヴェンチュラが主役獲りへ殴り込みをかけてきました。さらには4戦4勝で骨折休養中のレーヴディソールがもうすぐ復帰予定。秋華賞とエリザベス女王杯が更に楽しみになりそうだ。


小倉メイン・第46回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m)には、スピード自慢の16頭が集結。現在3連勝中でアイビスサマーダッシュに続いての重賞V2を狙う⑥エーシンヴァーゴウが人気を集め、函館スプリントS2着の③テイエムオオタカ、他にも⑩ヘッドライナー、⑬サンダルフォン、⑧エーシンリジル、⑨タマモナイスプレイなどが参戦してきました。
ほぼ揃ったスタートで始まったこのレース、⑯ユメイッポが飛び出したが、⑪メモリアルイヤーが即座に押して先頭に立ったが、最後はテイエムオオタカが鼻を奪った。3番手に⑦テイエムキューバ、エーシンヴァーゴウは4番手から。ヘッドライナーが6番手、その後ろに球もナイスプレイが7番手、8番手にエーシンリジル追走。中団の中にサンダルフォンと⑤スカイノダンに①サアドウゾ。後方では⑮トウカイミステリー13番手、⑭スズカコーズウェイ後方2番手、④マルブツイースターポツンと最後方。
残り400m~4コーナーのところで、テイエムオオタカとメモリアルイヤーの2頭が先頭で並ぶ。外からヴァーゴウ、ヘッドライナーが迫って直線コースへ。テイエムオオタカがわずかに粘るが、ヴァーゴウとリジルのエーシンコンビが並びかける。先頭争いはこの3頭に絞られたか?残り100mを切り、3頭が激しく競り合っているところで、大外にいたトウカイミステリーが一気に捲くってゴールイン!
ハンデ戦らしくゴール前は大接戦となりましたが、トウカイミステリーが人気馬をまとめてかわして勝利。豪快な差し切り勝ちで重賞初勝利を飾りました。トウカイミステリー自身は昨年8月14日の札幌日刊スポーツ杯以来ちょうど1年ぶりの勝利です。道中は中団より後ろの位置で走り、最後の100mで急加速し、前の3頭をまとめてぶっ差しました。52.0㎏の軽ハンデが活き、北村友一騎手の諦めない好騎乗が勝利につながりました。ちなみに、この馬はダッシャーゴーゴー、カレンチャンと同じく安田隆行厩舎の馬でもあります。安田厩舎は優秀なスプリンターを輩出しておりますなあ。


W重賞のレビューはこれくらいにして、8月14日のWIN5はどうなったかな?
対象レース①:小倉10R・宮崎特別   ③アイファーソング(単勝2番人気)
対象レース②:新潟10R・瀬波温泉特別  ⑬チュウワブロッサム(2番人気)
対象レース③:札幌11R・クイーンステークス  ⑧アヴェンチュラ(1番人気)
対象レース④:小倉11R・北九州記念   ⑮トウカイミステリー(8番人気)
対象レース⑤:新潟11R・天の川ステークス ④エオリアンハープ(2番人気)
5レースの的中馬番は「③-⑬-⑧-⑮-④」の組み合わせで、配当金は102万6480円でした。今週は2番人気の馬が4レースで勝利し、北九州記念で8番人気のトウカイミステリーが勝利した事で100万円台となりました。夏競馬は荒れるレースがあるかもしれないので、1億円台が相次ぐだろうと思っていたら、なかなか億馬券が発生しませんねえ。宝塚記念の日に2億円が誕生してからは、7月10日の「6713万円1390円」が最高です。上位人気の馬中心の低額配当じゃ面白くない。億馬券がそろそろ見てみたいものです。


来週は新潟競馬場で3歳ダート重賞の「レパードステークス」、札幌競馬場では夏のビッグレース「札幌記念」が行われます。札幌記念には宝塚記念馬・アーネストリーが出走予定でしたが、捻挫のため急遽回避が発表されました。えーっ、盛り上がりに欠けるわあ…。GP馬不在の中、有馬記念以来のレースとなるレッドディザイア、トーセンジョーダン、カリバーンなどが登録しています。レパードSの方はイーグルカザン、ボレアス、タカオノボル、レックスパレード、ファストワーカーが出走予定です。





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