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暑すぎてつらい。

第93回全国高校野球選手権大会決勝戦 日大三高が猛打で圧倒し、2度目の全国制覇!

2011年08月21日 | Sports

8月6日から阪神甲子園球場で行われてきた第93回全国高校野球選手権大会は、20日に決勝戦が行われました。今年は日大三高(西東京)と光星学院(青森)が決勝まで勝ち上がりました。日大三高は2001年以来10年ぶりの優勝、対する光星学院は青森勢&東北勢初優勝を懸けて挑みます。東日本勢同士の決勝戦、深紅の優勝旗を手にしたのは?


両チームのスタメン
  日大三高             光星学院
1(遊)清水弘毅          (右)沢 辰寿
2(一)金子凌也          (左)和田祥真
3(中)畔上 翔           (中)川上竜平
4(三)横尾俊建          (三)田村龍弘
5(右)高山 俊           (遊)北条史也
6(二)菅沼賢一          (一)金山洸昂
7(捕)鈴木貴弘          (二)岸本竜之輔
8(投)吉永健太朗         (捕)松本憲信
9(左)谷口雄大          (投)秋田教良


初回、日大三高は1死から金子と畔上の連打で1,2塁と光星先発・秋田の立ち上がりを攻め、先制のチャンスを作りますが、4番・横尾が三振に倒れると、5番・高山が2塁ゴロに倒れて先制ならず。
両チーム無得点で迎えた3回、日大三高は2死後に畔上の死球、横尾のヒットで2死1,2塁と3たび得点圏に走者を進め、高山が秋田の初球を狙い撃ち!センターへの大きな打球はそのままバックスクリーンへ!高山の豪快な3ラン本塁打で日大三高が3点を先制します!
5回、3点を追う光星は金山のヒット、岸本の四球で2死1,2塁と反撃のチャンスを迎え、秋田が日大先発・吉永の初球を叩いてライト前ヒット。2塁走者・金山が本塁へ突入するが、日大ライト・高山が好返球を見せ、金山本塁憤死。レーザービームに阻まれて1点を返す事ができません。その裏に日大三高が1死1,3塁で高山の2塁ゴロ併殺崩れの間に1点を追加し、4-0とリードを拡げます。
なんとか反撃したい光星学院は、6回に川上が3塁への内野安打を放つも後続が凡退。7回には北條の四球、松本のヒットで2死1,2塁としますが、秋田が吉永の前に3球三振に倒れ、またも1点を返す事ができません。
7回裏、日大三高は清水のヒット、金子の犠打で1死2塁とし、畔上が右中間を破るタイムリー2塁打で1点を追加すると、横尾もタイムリー2塁打でもう1点、高山もセンター前タイムリーで続き、3連打で3点を奪います。この後2死1塁の場面で鈴木が秋田の3球目をとらえ、左中間スタンドに突き刺さる2ラン本塁打でさらに2点追加!一発を浴びた光星・秋田はKOされました。この回5点を奪い、9-0。8回にも2死2,3塁で横尾のセンター前タイムリーでダメ押しの2点を追加し、11-0で勝負あり。
日大三高先発・吉永は9回に1死から金山と代打・荒屋敷篤士を連続三振に仕留めて試合終了!投打で圧倒した日大三高が圧勝し、2度目の夏の甲子園優勝を果たしました!


第93回全国高校野球選手権大会
決勝 2011/08/20(土) 光星学院(青森)-日大三(西東京)
光星学院  000 000 000   0
日大三高  003 010 52X   11
【投手】
(光)秋田、李-松本
(日)吉永-鈴木
【本塁打】
(日)高山2号3ラン(3回、秋田)、鈴木1号2ラン(7回、秋田)


東日本勢同士の決勝戦は、日大三高が2本の本塁打を含む13安打・11得点を奪う猛攻を見せ、吉永投手が光星打線を完封に抑え、11-0の大勝で、この大会10年ぶり2度目の優勝を飾りました。関東勢及び東京勢の優勝は2006年の早稲田実業以来5年ぶりとなります。
この日は中軸を任された3年生2人が大暴れ。4番の横尾選手が5打数4安打3打点の活躍をすれば、5番の高山選手は攻守で大活躍を見せ、打撃面では先制3ラン&5打点、守備では5回にライトからの好返球で2塁走者を本塁でアウトにしました。エースの吉永投手は、125球で5安打・8奪三振・無失点の力投でした。
敗れた光星学院は、先発の秋田投手が9失点を浴び、5回と7回にチャンスを作りながらも、吉永投手の前に1点を奪う事ができずに完敗。全力プレーと快進撃で東北地方に勇気・希望・感動を与えましたが、深紅の大優勝旗にはあと一歩及びませんでした。東北初優勝の夢はまたしてもお預け、「白河越え」の悲願はいつ訪れるのか…?

日大三高は今大会も自慢の強力打線が爆発。1回戦の日本文理戦では先制されながらも中盤から打線がつながり、畔上選手の2ランもあり14得点で大勝。2回戦の開星戦では、5-6の6回裏に6得点の猛攻もあり、激しい乱打戦を制しました。
3回戦の智弁和歌山戦は、序盤に5点を奪うも、智弁の反撃に遭って1点差に迫られましたが、8回に菅沼選手の一発で突き放し、6-4の辛勝。準々決勝の習志野戦は、吉永投手の完封もあり、投打が噛み合い快勝。準決勝の関西戦では終盤に打線が目を覚まし、7回に8得点、8回に5得点を挙げて14-1で圧勝。そして今回の決勝も光星学院から2ケタ得点の圧勝で頂点に立ちました。
6試合で2ケタ得点が4試合もあり、合計61得点、1試合平均で換算すると10.1得点と強力打線ぶりを発揮。ホームランも6本生まれ、菅沼選手が2本塁打、高山選手も2本塁打放ちました。特に高山選手は2試合連続本塁打!これはすごいですな。4番の横尾選手はホームランこそありませんでしたが、6試合で12打点、.625の高打率をマークしました。

今年の夏の甲子園も無事に閉幕。延長戦が8試合もあり、サヨナラゲームが6試合ありました。躍進したチームもあれば、選抜準優勝校・九州国際大付がまさかのサヨナラ負けで初戦敗退を喫すれば、帝京高校と横浜高校の9回に悪夢の逆転負けと優勝候補のチームが敗れるという波乱も起きました。やはり甲子園は最後まで何が起こるかわかりませんね。
それに聖光学院・歳内宏明、金沢・釜田佳直、日大三高・吉永健太朗といった好投手が素晴らしいピッチングを見せてくれました。将来プロで活躍できる事を期待したいところです。



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