火曜日にやっとの思いで勝率５割に戻したのに、その後に３連敗を喫してまたもや借金生活に入った福岡ソフトバンクホークス。チームが波に乗れず、４月のうちから五月病気味なホークスファンがたくさんいるかと思います。私は競馬中継やJリーグ中継などを見て現実逃避しています。ホークスは28日、QVCマリンフィールドで千葉ロッテマリーンズと対戦。ソフトバンク・武田翔太、ロッテ・大嶺祐太の先発で始まったこの試合、中盤まで両先発の投手戦が続き、終盤に試合が大きく動きました。
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１（左）長谷川勇也
２（二）明石健志
３（指）内川聖一
４（一）ラヘア
５（三）松田宣浩
６（中）柳田悠岐
７（右）吉村裕基
８（捕）細川 亨
９（遊）今宮健太
この日は本多雄一がスタメンから外れ、明石が２番セカンドで先発出場。ラヘアが４番、松田が５番、吉村が７番ライトで２試合連続で先発メンバーに名を連ね、細川が５試合ぶりにスタメン復帰。
１回、ホークスは先頭の長谷川がロッテ先発・大嶺のストレートを弾き返し、センターへの２塁打を放つと、続く明石の犠打で１死３塁と先制のチャンスを作ります。しかし、内川が空振り三振、ラヘアは１塁ゴロに倒れて先制ならず。その裏にマウンドへ上がった武田は、わずか９球でロッテ上位打線を３者凡退に打ち取り上々の立ち上がり。武田は３回に今江敏晃に内野安打を許し、川本良平の犠打で１死２塁と得点圏に走者を背負いますが、後続を打ち取ってピンチ脱出。
ホークス打線は、２回から５回まで大嶺の前に３者凡退が続き、武田は４回に先頭打者の鈴木大地に四球を与えるも、続く井口資仁を３塁ゴロ併殺打に仕留めます。５回にはこの日３度目の３者凡退に抑え、５回までロッテ打線相手に１安打無失点の好投。ホークスは６回、先頭の細川が大嶺からレフト前ヒットを放つと、今宮の犠打、長谷川の２塁ゴロの間に細川が３塁に進塁、明石が四球を選んで２死１,３塁。この先制の大チャンスで内川に打席が回りましたが、２塁ゴロに打ち取られて２者残塁。
０－０のまま終盤を迎えた７回、ホークスは先頭のラヘアがセンター前ヒットで出塁すると、つづく松田がレフト前ヒット。大嶺から連続ヒットを放って無死１,２塁とします。柳田三振で１死後、吉村の死球で１死満塁とチャンスを拡げ、細川がロッテ３番手・中郷大機の４球目のスライダーを捉えてレフト前タイムリーヒット！ロッテ左翼手・サブローがファンブルしている間に２人のランナーが生還し、ホークスが２点先制！なおも１死２,３塁で今宮がセンターへの犠牲フライを放って１点追加。ホークスはこの回、満塁から３点を挙げました。
３点の援護を貰った武田は７回裏、鈴木と井口に連続ヒットを浴び、無死１,２塁とされます。一発浴びれば同点とされる場面で、ロッテ４番・ホワイトセルをレフトフライに打ち取ります。なおも１死１,３塁と反撃のピンチが続きますが、サブロー内野フライ、角中勝也を１塁ゴロに仕留め、なんとか０点で切り抜きました。
８回、ホークスは１死から２本のヒットと四球で１死満塁と追加点のチャンスを得るも、柳田三振、吉村ショートライナー。無得点で突き放すことができず。その裏、８回も続投した武田が２本のヒットを浴び、１死１,２塁とされたところで降板。２番手の森福允彦も根元俊一にヒットを許して満塁とされます。このピンチの場面で鈴木を空振り三振に仕留めて２アウト。なおも満塁のピンチが続き、井口の場面で森福に代えて岩嵜翔にスイッチ。岩嵜は井口に対し、３ボール・２ストライクと追い込まれますが、最後はストレートを投じてレフトフライ。チームにとってこの日最大のピンチでしたが、ロッテに得点を与えず。９回は４番手・ファルケンボーグが四球のランナーを出しながらも、無失点に抑えて試合終了。ホークスが７回の３点を守り切り、連敗を３で止めました。
試合結果 ロッテ－ソフトバンク 5回戦
（ソフトバンク3勝2敗、ＱＶＣマリン、13:00、25496人）
H ０００ ０００ ３００ ３
M ０００ ０００ ０００ ０
【投手】
（ソ）武田、森福、岩崎、ファルケンボーグ－細川
（ロ）大嶺、服部、中郷、レデズマ－川本、江村
【責任投手】
（勝）武田5試合2勝1敗
（Ｓ）ファルケンボーグ10試合4Ｓ
（敗）大嶺1試合1敗
今回の試合は、６回までは武田投手と大嶺投手がお互い好投を続け、両チームともに打線に決め手を欠くという展開でしたが、７回にホークスが１死満塁から３点を加えて試合の均衡を破り、８回裏には満塁のピンチを迎えましたが、森福投手と岩嵜投手が相手の反撃を封じました。１点取られていたら流れがロッテに行っていたので、０点で抑えたのは非常に大きかったと思います。投手リレーでロッテに３－０で下したホークス、ここからまた連勝してほしいですね。
先発の武田翔太投手は、８回途中（７回１/３）まで被安打５・３奪三振・１与四死球・無失点という内容で今季２勝目をマーク。５回まではロッテ打線をわずか１安打、７回には連打を浴びて１死１,３塁のピンチを作りましたが、粘りのピッチングを披露。待望の初勝利を手にした先週のオリックス戦に続いての連勝を果たした武田投手、今後も白星量産を期待しています。
打線の方はチーム全体で８安打。この日は細川選手が２安打２打点、今宮選手が犠牲フライで１打点、松田選手と長谷川選手が２安打のマルチヒットをマークしました。細川選手はバッティングで５試合ぶりの先発復帰に応え、６回にレフト前ヒット、続く７回の第３打席でレフト前２点タイムリーを放って打のヒーローとなりました。この日は７回に３点取ったけど、早めに点が取れなかったこと、８回以降突き放せなかったのが残念でした。初回に１死３塁のチャンスで無得点、６回も２死１,３塁で内川選手が内野ゴロ。８回には満塁のチャンスをフイにし、９回もヒットと四球で１,３塁のチャンスがありながらも無得点。特に内川選手はチャンスの場面で３度凡退、柳田選手も８回の満塁のチャンスで空振り三振に倒れました。ホークスもホークスで拙攻が相次ぎました。
昭和の日の29日の予告先発は、ソフトバンク・大隣憲司、ロッテ・吉見祐治の左腕対決。月曜日もロッテに勝って、アウェーで勝ち越しを決めてほしい。そのためには確実に点を取り続けることです。
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