日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2歳重賞一番乗りはクリスマス!フラガラッハ中京記念2連覇!

2013年07月21日 | 競馬

7月21日は世間の方は参議院選挙の投票日でしたが、競馬界では函館競馬場で「函館2歳ステークス」、中京競馬場ではマイル重賞「中京記念」が行われました。2歳世代最初の重賞ウィナー、サマーマイルシリーズ開幕戦を制したのはどの馬だったのでしょうか?


函館メイン・第45回函館2歳ステークス(GⅢ・芝1200m)は、2歳馬16頭が集結。新馬戦で7馬身差の圧勝を飾った⑮クリスマス、ダイワメジャー産駒⑥オールパーパス、サクラバクシンオー産駒⑦ビービーブレイン、⑨ファイトバック、④ファソンの他にも、ホッカイドウ競馬から⑪ハッピースプリントと⑭ニシケンムートの2頭が参戦しました。
スタートは16頭ほぼ揃った感じで飛び出し、先行争いでクリスマスが早くも先手を奪うが、⑫テルミドールが並びかける。3番手グループにはファソン、オールパーパス、①プラチナティアラの3頭。中団グループにはビービーブレイン、⑤ウインイルソーレ、②マイネルディアベル、③トーセンシルエット、⑬キタサンラブコールの5頭が固まり、その後ろの11番手に⑧ドラゴンスズラン、ファイトバック12番手で追走。後方集団はハッピースプリント、⑭ニシケンムート、⑩マイネルフォルス、⑯ヴァイサーリッターの4頭横一線。
3コーナーを回り、テルミドールが先頭に立ち、クリスマス2番手につける。ビービーブレインが3番手まで上がり、ラブコールも大外から上がってきた。4コーナーから最後の直線に入ったところで、クリスマスが先頭で抜け出した。後方ではプラチナティアラ、オールパーパス、トーセンシルエットが2番手争いを繰り広げている。先頭のクリスマスは完全に独走となり1着でゴールイン。そして2着にプラチナティアラ、3着争いはシルエットとパーパスが並んでゴールしたが、トーセンシルエットがわずかに制しました。

2歳最初の重賞競走・函館2歳ステークスは、クリスマスが2着に2馬身差をつけて快勝。単勝1番人気の人気にしっかりと応え、新馬戦に続いての連勝で重賞一番乗りを果たしました。2着にはプラチナティアラ、トーセンシルエットが3着に入り、牝馬3頭が上位を独占しました。2番人気だったオールパーパスは4着、3番人気・ビービーブレインは最下位の16着に終わっています。
勝ったクリスマスは、父はバゴ、母はアラマサスナイパー、母の父はステイゴールドという血統。ステイゴールドもおじいちゃんになられましたか。鞍上の丸山元気騎手は、2011年の新潟大賞典以来約3年ぶりの重賞勝ちで通算2勝目となります。新馬戦で7馬身、函館2歳Sで2馬身差の完勝、1200mでの圧倒的な勝ちっぷりを見ると、1400~1600mもこなせるんじゃないかと思います。今後も順調に勝ち続ければ、阪神ジュベナイルフィリーズの有力馬になっていきそうです。


中京のメイン競走・第61回トヨタ賞中京記念(GⅢ・芝1600m)は16頭立てで行われました。夏の中京のフィナーレを飾るこのレース、昨年の勝ち馬・⑯フラガラッハ、マイル戦4勝の⑥ドナウブルー、④ランリュウオー、①ワイズリー、③フレールジャック、⑤リルダヴァル、3歳馬⑬ザラストロが参戦しました。
16頭きれいに揃ったスタートで始まり、先行争いでワイズリー、フレールジャック、ドナウブルーの3頭の競り合いから、向正面でフレールが前に出る。ドナウが2番手につけ、シャイニーホークが3番手に上がり、4,5番手にワイズリーと⑫ミッキードリームが並ぶ。中団の6番手集団には、②オセアニアボス、リルダヴァル、⑩セイクリッドセブン、⑪サトノパンサーの4頭が横並び。その後ろの方では、ランリョウオー、⑨ムクドク、⑦アカンサス、フラガラッハ、⑭ファリダットと続き、馬群から離れた後方は、15番手ザラストロ、最後方⑧ウインドジャズが追走する。
14頭がひと固まりの状態で3コーナーに差し掛かり、フレールジャック、リルダヴァル、シャイニー、ミッキーの4頭が先頭集団を形成、最内からオセアニアが上がっている。しかし3,4コーナー中間点でフレールが故障発生してずるずると後退。最後の直線~残り400mを切って15頭が横に拡がり、最内を走るオセアニアボスがわずかに先頭、ワイズリー、ドナウ、リルダヴァル、ランリョウオー、真ん中からミッキードリーム、外からフラガラッハが追い込んで来る。残り200mでリルダヴァルが前に出るが、大外からミッキーとフラガラッハが伸びてきて、ゴール前でフラガラッハが抜け出してゴールイン!

最後の直線で15頭が横に大きく拡がり、ハンデ戦に相応しい大激戦となった中京記念は、単勝5番人気のフラガラッハが、ゴール前で差し切って優勝。中京記念史上初の2連覇を達成しました。1年前にこのレースを勝った後、6戦して2ケタ順位が5回と苦しんでいましたが、中京マイルで見事に復活。道中は後方の位置に控え、直線では外から末脚を炸裂させ、ミッキードリームとの叩き合いを制しました。昨年は2連勝で重賞初制覇、今年は亡き父・デュランダルに捧げる勝利です。天国のお父さん、息子がやりましたよ。
2着に13番人気のミッキードリーム、3着に3番人気・リルダヴァルが入り、3蓮単「⑯-⑫-⑤」の組み合わせで366,580円の高配当決着。2番人気のドナウブルーは4着、1番人気ランリョウオーは10着。なお、3,4コーナーで故障を発生して競走中止したフレールジャックは、左第1指関節脱臼で予後不良、安楽死処分となってしまいました。2011年のラジオNIKKEI賞ではデビュー3連勝で重賞初制覇を果たし、今年に入ってからは3戦続けて掲示板圏内に載せていましたが、真夏の中京で悲しい最期を迎えました。


来週からは新潟の夏開催が始まり、28日は新潟名物の直線1000m重賞・アイビスサマーが開催されます。函館スプリントステークスを制したパドトロワ、スギノエンデバー、ハクサンムーン、アウトクラトール、インプレスウィナーなどが登録。函館では牝馬の重賞「クイーンステークス」があり、マーメイドステークスで復活Vを挙げたマルセリーナ、3歳馬セレブリティモデル、アイムユアーズ、キャトルフィーユ、オールザットジャズが出走予定です。





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マツダオールスターゲーム第2戦 ルーキー&若手が躍動!

2013年07月21日 | Sports

プロ野球真夏の祭典「マツダオールスターゲーム2013」の第2戦が20日、東京・神宮球場で行われました。前日・19日の初戦は1-1の引き分けに終わりましたが、この日の試合では、前半戦で活躍した今年の新人選手と若手選手が多数出場し、会場を大いに沸かせました。


両リーグのスタメンはこちら
 全セ
1(遊)坂本勇人(巨人)
2(二)鳥谷  敬(阪神)
3(左)マートン(阪神)
4(右)バレンティン(ヤクルト)
5(指)ブランコ(横浜DeNA)
6(一)新井貴浩(阪神)
7(三)宮本慎也(ヤクルト)
8(中)大島洋平(中日)
9(捕)谷繁元信(中日)
 (投)菅野智之(巨人)

 全パ
1(右)大谷翔平(日本ハム)
2(中)長谷川勇也(ソフトバンク)
3(指)内川聖一(ソフトバンク)
4(左)中田 翔(日本ハム)
5(一)李 大浩(オリックス)
6(三)今江敏晃(ロッテ)
7(捕)伊藤 光(オリックス)
8(遊)松井稼頭央(楽天)
9(二)鈴木大地(ロッテ)
 (投)牧田和久(楽天)

第2戦の先発ピッチャーは、セリーグは巨人のルーキー・菅野、パリーグは西武のサブマリン・牧田でした。セリーグは3番にマートン、4番・バレンティン、5番・ブランコの外国人3選手がクリーンナップを組み、鳥谷が2試合連続スタメン入り。対するパリーグは、前日に札幌ドームで投手&野手の二刀流を披露した大谷が1番ライトで先発出場。パリーグ首位打者・長谷川が2番、内川が3番に入りました。


1回、全パは先頭打者・大谷が全セ先発・菅野の2球目のストレートを弾き返し、センターへの2塁打を放ちます。大谷のバッティングに歓声が上がります。無死2塁で長谷川がセンター前ヒットで続き、無死1,3塁と先制のチャンスを作ります。この場面で内川を迎えますが、結果は遊撃ゴロ併殺打。しかし、大谷がこの間にホームイン。パリーグは1,2番がチャンスを演出し、2試合続けて先制点をもぎ取りました。
1点を追うセリーグは、1回裏に坂本が2塁打を放ちますが、鳥谷センターフライ、マートン遊撃ゴロ、バレンティンはファウルフライに倒れて無得点。2回、先頭のブランコが四球を選ぶと、新井が右中間へのヒット。11塁走者・ブランコは3塁まで進むと、打った新井も2塁へ陥れます。無死2,3塁で宮本が全パ先発・牧田のストレートを流し打ち、ライト前タイムリーヒットで1-1の同点に追い付きます。3回には、マートンとブランコのヒットで2死1,2塁と勝ち越しのチャンスで、新井が牧田の甘く入ったストレートを捉え、センター前ヒット。2塁からマートンがホームインし、2-1と試合をひっくり返します。
パリーグは4回から千賀滉大(ソフトバンク)が2番手で登板。先頭打者の大島を空振り三振に仕留め、2死後にヒットと四球で1,2塁のピンチを招くも、マートンを見逃し三振に抑えて追加点を許さず。5回、今江と松井の連続ヒット、全セ3番手・石山泰稚(ヤクルト)の暴投で2死2,3塁。タイムリーが出れば同点or逆転の場面でしたが、大谷は空振り三振に倒れ2者残塁。その裏、2イニング目の千賀が圧巻の投球を見せます。まず4番・ バレンティンを低めの球で空振り三振に斬って取ると、続くブランコにはファウルで粘られながらもフォークを振らせ、そして2打席連続ヒットの新井を3球三振に抑え、3者連続三振の快投!
6回、全セは高卒ルーキー・藤浪晋太郎 (阪神)が4番手で登板。最初の打者・長谷川にヒットを許すも、続く内川を併殺打に打ち取り2アウト。全パ4番・中田翔との対戦では、2球続けて頭部付近へのスローカーブを投げ、大阪桐蔭高校の先輩である中田が思わず詰め寄ったが、谷繁がその場を収めて事なきを得ました。その後、ストレートで空振り三振を奪ってみせました。
セリーグ1点リードで迎えた6回裏、全セは1死から大島が四球を選ぶと、すかさず2塁への盗塁を成功させると、谷繁の内野ゴロの間に3塁に進みます。2アウト3塁で坂本が全パ3番手・青山浩二(楽天)からレフト前タイムリーヒットを放ち1点追加。3-1と突き放します。
終盤に入り、全パは8回に2死から長谷川が山口鉄也(巨人)から2塁打を放ち、一発が出れば同点の場面でジョーンズ(楽天)が代打で登場しますが、遊撃ゴロに終わりました。9回、ヤクルトの守護神・山本哲哉が登板し、わずか6球で3人を打ち取り試合終了。第2戦は全セが3-1で勝利しました。


試合結果 マツダオールスターゲーム 2013/07/20(土)
全 セ-全 パ 2回戦 (全セ1勝1分、神宮、18:09、31816人)
全パ 100 000 000  1
全セ 011 001 00X  3
【投手】
(全パ)牧田、千賀、青山、佐藤達-伊藤、鶴岡、嶋
(全セ)菅野、小川、石山、藤浪、山口、山本哲-谷繁
【責任投手】
(勝)小川1試合1勝
(S)山本哲1試合1S
(敗)牧田1試合1敗


神宮球場でのオールスター第2戦は、日ハム・大谷選手、阪神・藤浪投手、巨人・菅野投手、ヤクルトの小川泰弘など新人選手がプレー。野手として出場した大谷選手は、最初の打席で菅野投手から2塁打を放ち、4打数1安打。全セの先発・菅野投手は2回1失点、3回から2番手で登板した小川投手は2回を投げて無失点、味方打線の援護もあって勝利投手となりました。藤浪投手は中田選手から空振り三振を奪い。2イニング投げて無失点と初めての球宴で堂々としたピッチングを見せました。
この試合のMVPには阪神の新井選手が選出され、敢闘賞にはセリーグから坂本選手、パリーグからは千賀投手と長谷川選手のソフトバンク2選手が選ばれました。MVPの新井選手は3回の第2打席では牧田投手から逆転&決勝タイムリーを放ち、3安打1打点の活躍で勝利に大きく貢献ました。坂本選手も3安打放ち、6回の第3打席ではレフト前タイムリーで1打点。
敗れたパリーグは、先発の牧田投手が3回まで投げて5安打2失点を喫して敗戦投手に。内川選手は1打点を挙げながらも2度も併殺打に倒れました。4番に座った中田選手もノーヒット。そんな中、長谷川選手が攻守で奮闘し、打撃では3安打の猛打賞、守備でも初回に鳥谷選手の右中間へ抜けそうな当たりを好捕すると、2回にはノーバウンド返球もあり、3塁走者・新井選手がタッチアップできませんでした。4回から登板した千賀投手は、直球で150キロ超のストレートを連発し、フォークボールも冴え渡り、全セ打線を相手に5奪三振。本人は「出来すぎ」と仰ってましたが、素晴らしい奪三振ショーでした!
プロ野球のオールスターゲームは、7月22日に福島県・いわきグリーンスタジアムにて第3戦が行われます。3戦目は東北にゆかりのある選手たちがたくさん出てくるはずです。今年の球宴は2試合終わったけど、ホームランが1本も出ていません。これは1960年以来60年ぶりの珍事だそうです。「統一球」から「飛ぶボール」に変わっているのに、球宴でホームランが出ないのはさびしいですね。誰でもいいからお祭りらしく一発ドカンと打ち上げてくれないかな。


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