香川真司が長居スタジアムで凱旋ゴール！

サッカーの国際親善試合「セレッソ大阪VSマンチェスター・ユナイテッド」が26日、大阪・長居スタジアムにて行われました。香川真司選手が所属しているマンチェスター・ユナイテッドは、現在「アジアツアー」を実施中。23日には横浜Fマリノスと対戦しましたが、２－３で惜敗。Jリーグ勢に連敗は避けたい今回のセレッソ戦は、古巣との一戦に燃える香川選手が思い出の地で存在感を見せました。



マンUのスタメン
GK 13 アンデルス・リンデゴール
DF　2 ラファエウ・ダ・シウバ
DF　4 フィル・ジョーンズ
DF　5 リオ・ファーディナンド
DF 12 クリス・スモーリング
DF 28 アレクサンデル・ビュットネル
MF 11 ライアン・ギグス
MF 18 アシュリー・ヤング
MF 26 香川真司
FW 19 ダニー・ウェルベック
FW 20 ロビン・ファン・ペルシー



マンUボールのキックオフで始まったこの試合、開始直後にファンペルシーがゴール前へ抜け出したが、シュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの足セーブに阻まれて先制ならず。11分、香川が中央でドリブルを仕掛けてから、右の位置にいたファンペルシーへスルーパス。ファンペルシーがシュートするも、GKにブロックされる。22分にも香川のドリブルからチャンスを迎え、右サイド・シウバの折り返し→ジョーンズのダイビングヘッドはバーを大きく超えてしまいます。
マンUが決定的場面を何度も外す中で迎えた前半34分、セレッソは相手陣内の高い位置で南野拓実がマンUDF・スモーリングからボールを奪うと、杉本健勇が相手DFをフェイントでかわしてから左足で流し込んでゴール。セレッソが強豪・マンUから１点を先制します。追いかけるマンUは39分、香川のパス→ウェルベックの左足シュートはポストに直撃、こぼれ球を拾ったファンペルシーがグラウンダーで折り返し、中央でフリーになっていた香川にボールが渡ったが、シュートは大外れ。ああもったいない！42分には左サイドのスローイン→香川のヒールパス→ギグスがペナルティエリア内に侵入してシュートを打ったが、GKのパンチングに阻まれた。
セレッソ１点リードで迎えた後半７分、ドリブル突破を見せていたヤングがPA内で相手DFに倒されてPKを獲得。決まれば同点となる場面で香川がキッカーを務めたが、シュートはキム・ジンヒョンの足に当たりPK失敗。その直後のCKの場面でで香川が魅せてくれました。左サイドのギグスのパスを受けると、振り向きざまに左足シュート。ボールはDFとGKの股間をすり抜け、ゴールへと吸い込まれた！香川が凱旋ゴールを決めて、マンUが１－１の同点に追い付きます！香川は後半13分にウィルフレッド・ザハと交代。観客の歓声とチャントを受けながらピッチを後にしたのでした。
後半18分、セレッソは左サイドで楠神順平がボールをキープ、パスを受けた南野がPA手前の位置から右足ミドルシュート。豪快にゴールネットを突き刺し、２－１とセレッソが再びリードを奪います。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、マンUは途中出場のヤヌザイのスルーパス→PA左でリンガードが折り返し、最後はザハが右足でワンタッチで合わせて２－２。終了間際にマンチェスター・ユナイテッドが追いつき、２－２の引き分けに持ち込みました。


香川選手がかつての本拠地・長居スタジアムで存在感を見せてくれました。ドリブルとスルーパスで味方のチャンスを演出すれば、後半９分に一時同点となるゴールで会場を大いに沸かせました。その前にPKで失敗したので、名誉挽回の一撃といえるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは日本での２連戦を１敗１分けという結果に終わりました。厳しい事を言うかもしれませんが、親善試合といえども２試合未勝利はいただけません。でも、ユナイテッドはプレミアリーグ開幕までに立て直してくることでしょう。今季はリーグ戦連覇、５季ぶりのチャンピオンズリーグ制覇を期待しております。香川選手もモイーズ新監督の下でレギュラーに定着してほしいし、ビッグイヤーを掲げる姿が見たい！