厳しい猛暑が続き、夏の甲子園&世界陸上が開幕して、競馬の注目度が薄れてしまいそうですが、それでも熱い戦いは続いています。8月11日は新潟競馬場で夏のマイル王決定戦・第48回関屋記念が行われました。昨年の勝ち馬で連覇を狙う⑫ドナウブルー、中京記念を連覇した⑤フラガラッハ、エプソムカップ2着⑯ジャスタウェイ、芝1600m日本記録保持馬③レオアクティブ、パラダイスステークスで復活勝利を遂げた①レッドスパーダ、他にも⑦ランリョウオー、⑬ミッキードリーム、3歳馬の②ザラストロと⑮ナンシーシャインも参戦しました。
向正面からのスタートで、フラガラッハが大きく出遅れ、ジャスタウェイもダッシュがつかず。先行争いで好スタートを切ったレッドスパーダが前に出るが、ナンシーシャインが押して先頭を奪う。3番手集団にドナウブルー、ミッキードリーム、⑱カリバーンの3頭が固まり、6番手に④シルクアーネスト、7番手⑥ラインブラッド、⑧ワイズリーが8番手追走。中団には9番手に⑪シャイニーホーク、10番手レオアクティブ。11番手ランリョウオー、ザラストロ12番手、13番手ニシノメイゲツのすぐ後ろの14番手にフラガラッハ。後方は15番手⑬ヤマカツハクリュウ、ジャスタウェイは16,17番手のところで⑩ムクドクと並走し、⑰ウィンドジャズが最後方という展開。
外回り3,4コーナーを回り、ナンシーシャインが依然として先頭でレースを引っ張るが、659mの長い直線に入ったところで馬体に故障を発生。残り400mを通過して今度はスパーダが先頭に立ち、2番手争いは最内からレオアクティブ、シルクアーネスト、真ん中にドナウ、ラインブラッド、外からワイズリーが追い込んでくる。さらに大外からジャスタウェイが襲いかかる。しかし、レッドスパーダはそれらの追撃を振り切ってそのまま先頭でゴールイン!レッドスパーダが新潟で完全復活!
全着順&払戻金
1着①レッドスパーダ 1分32秒5 4
2着⑯ジャスタウェイ 1馬身1/4
3着③レオアクティブ ハナ
4着⑫ドナウブルー アタマ
5着⑧ワイズリー 1馬身1/4
6着⑥ラインブラッド 3/4馬身
7着⑦ランリョウオー 1/2馬身
8着⑪シャイニーホーク ハナ
9着④シルクアーネスト 1馬身
10着⑤フラガラッハ ハナ
11着⑬ミッキードリーム クビ
12着⑨ニシノメイゲツ アタマ
13着②ザラストロ 1馬身1/2
14着⑱カリバーン 3/4馬身
15着⑩ムクドク 1馬身1/2
16着⑭ヤマカツハクリュウ 1馬身3/4
17着⑰ウインドジャズ 1馬身1/2
中止⑮ナンシーシャイン
単勝 ① 780円
複勝 ① 230円 ⑯ 140円 ③ 200円
枠連 【1】-【8】 1090円
馬連 ①-⑯ 1220円
ワイド ①-⑯ 510円 ①-③ 820円 ③-⑯ 410円
馬単 ①-⑯ 3100円
3連複 ①-③-⑯ 2620円
3連単 ①-⑯-③ 17110円
重賞ウィナーが集結したサマーマイルシリーズ第2戦・関屋記念は、単勝4番人気のレッドスパーダが優勝。直線で早々と先頭に立つと、後続の追い上げを封じ、2着に1馬身1/4差をつけて勝利しました。2着には大外から追い込んで来たジャスタウェイ、3着にはレオアクティブが入りました。1番人気だったジャスタウェイでしたが、スタートミスが大きく響きましたねえ。連覇を狙ったドナウブルーは4着、重賞2連勝を目指したフラガラッハは10着。なお、最後の直線で競走を中止したナンシーシャインは、レース後の検査で左第1指関節開放性脱臼と診断され予後不良。サマーマイル開幕戦の中京記念でも故障馬が出ており、今年はなんか呪われてる気がする。最終戦の京成杯オータムハンデはどうなるのか?
優勝したレッドスパーダは、2010年の東京新聞杯以来となる約3年半ぶりの重賞制覇。鞍上の北村宏司騎手は通算3度目の関屋記念勝利を果たしました。前走のパラダイスステークスに続いての連勝ということで、人馬の相性が良いみたいですね。
サマーマイルシリーズは2戦を終えて、現在総合トップは11ポイントのフラガラッハ。関屋記念覇者・レッドスパーダが10ポイントで2位。総合3位にはドナウブルーとミッキードリームが6ポイントで並んでいます。この上位4頭は京成杯AHに参戦するのでしょうか?
来週・8月18日は、函館競馬場で夏競馬唯一のGⅡレース・札幌記念、小倉競馬場ではサマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念が行われます。札幌記念には皐月賞馬・ロゴタイプが登場!古馬と初対戦、パートナーが村田一誠騎手と不安面もありますが、秋の天皇賞に向かうためにもここは負けられません。迎え撃つ古馬勢は、トーセンジョーダン、ホエールキャプチャ、レインボーダリア、マルセリーナのGIウィナー組、重賞連勝中のトウケイヘイロー、クイーンステークスを勝ったアイムユアーズも出走予定。
一方、小倉の北九州記念は、昨年の勝ち馬・スギノエンデバー、小倉1200mの特別競走を勝っているバーバラとニンジャ、CBC賞3着のサドンストーム、昨年の小倉2歳チャンプ・マイネルエテルネルが登録しています。