日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

4歳3強対決はキズナが勝利!カレンブラックヒルが中山マイルで復活!

2014年04月07日 | 競馬

春休み最後の日曜日だった4月6日は、阪神競馬場で産経大阪杯、中山競馬場でダービー卿チャレンジトロフィーが行われました。春のGⅠ戦線を占う大阪杯は、ダービー馬⑦キズナ、菊花賞馬④エピファネイア、牝馬GⅠ3勝の⑤メイショウマンボの「4歳3強」の直接対決が実現!ハンデ戦のマイル重賞・ダービー卿CTでは、成績不振に苦しんでいたかつてのGⅠ馬が復活を遂げました!



阪神メイン・第58回産経大阪杯(GⅡ・芝2000m)は、8頭の少頭数戦で争われました。④エピファネイア・⑦キズナ・⑤メイショウマンボの3頭は、このレースが今年の初戦。キズナは凱旋門賞以来半年振りの実戦、エピファは今月27日の香港GI「クイーンエリザベス2世カップ」に向けてのステップレース、マンボは一線級の牡馬勢と初めて対戦します。これら3頭のほかにも、2012年の春の天皇賞馬⑥ビートブラック、2年前の勝ち馬⑤ショウナンマイティ、⑧カレンミロティック、①フラガラッハ、③トウカイパラダイスが出走しました。
スタンド前でのスタートは、目立った出遅れはなく、8頭揃って飛び出した。エピファネイアとキズナは後方に下げ、メイショウマンボは先行争いに加わる。その争いで、大外から上がって来たカレンミロティックが、最内を通るトウカイパラダイスを抜き、先頭でゴール版を通過。マンボは4,5番手にポジションを下げるが、やや掛かり気味だ。エピファは6番手、キズナは最後方で1コーナーを回った。
1・2コーナーから向正面に差し掛かり、ミロティックが単独先頭、2番手にパラダイス、ビートブラックが3番手追走。この3頭が先頭集団を形成し、4番手以降は大きく離れ、4番手にショウナンマイティ、マンボは外の5番手。6番手にエピファネイア、7番手フラガラッハ、キズナはエピファとマンボを見ながらしんがり追走。
果敢に飛ばしている先頭集団は、前半1000mを1分00秒5で通過。内回り3コーナーに入り、カレンミロティックが依然先頭、2番手のトウカイパラダイスが並びかける。マンボ、エピファ、キズナの3強はまだ中団~後方に控えている。先に仕掛けるのはどの馬か?残り600mを切り、エピファネイアが動き始めると、キズナもスパート開始。メイショウマンボはしんがりに下がる。4コーナーから最後の直線に差し掛かり、カレンミロティックとトウカイパラダイスの競り合いから、パラダイスが抜け出す。しかし、大外からキズナとエピファネイアが連れて猛追し、残り200mでキズナが3番手まで浮上。エピファは伸びないか。ラスト100mでキズナがトウカイパラダイスを捉えて先頭に立ち、最後は1馬身半差をつけてゴールイン!ダービー馬・キズナ、国内復帰戦を勝利で飾り、2つ目のGⅠタイトルへ視界良好です!

この春注目の大一番といわれた大阪杯は、4歳3強の明暗が大きく分かれる結果となりました。キズナが最後方から切れ味鋭い末脚を見せ、ゴール前でトウカイパラダイスをかわし、差し切り勝ちで優勝。昨年9月のニエル賞以来となる重賞5勝目を挙げました。先行策を取っていたトウカイパラダイスが粘って2着に入り、単勝1.9倍とキズナを抑えて1番人気に支持されたエピファネイアは、直線伸び切れず3着。休み明け&58キロの斤量が堪えたか?メイショウマンボは折り合いの悪さが響き、直線で失速して7着に終わりました。マンボは阪神コースで1勝しかしてないから、阪神が苦手なんでしょうね。
それにしてもキズナは久々のレースといえども強かった!3,4コーナー中間点あたりで、先頭との差がかなり開いていたので、「これ最後届くのかな?」と思いましたが、直線でまとめて差し切ったんで、「やっぱりダービー馬はすごいな」と感心するしかありませんでした。この日の馬体重は498キロと過去最重量の数字でしたが、その分末脚の破壊力が増しました。それに直線の短い内回りのレースで勝てたというのも大きいですね。次走は春の天皇賞(5月4日・京都)でGⅠ2勝目にチャレンジ。3200mの長距離を克服し、勝って国内最強を証明したいところです。



中山メイン・第46回ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ・芝1600m 16頭立て)は、桜花賞馬⑩アユサン、2年前のNHKマイルカップを制した②カレンブラックヒル、同世代に遅れを取ってしまった⑤コディーノ、④レッドアリオン、⑬マウントシャスタ、⑪トリップ、⑦プリムラブルガリス、⑭ブレイズアトレイルなど、安田記念に向けて猛アピールしたい馬達が集結しました。
ややばらついたスタートで始まったこのレース、カレンブラックヒルが好スタートを切って先手を奪い、2番手にトリップ、3番手集団に⑥ダイワファルコン、③ネオウィズダム、⑯カオスモスが固まっている。その後ろの6番手の真ん中にコディーノがいて、内側に①スプラッシュエンド、⑮エールブリーズ8番手、アユサンとレッドアリオンが9番手で並走。中団より後ろの11番手に⑨インプロヴァイズとブレイズアトレイル、13,14番手にプリムラブルガリスとマウントシャスタ、15番手⑫レオアクティブ、⑧インパルスヒーローが最後方を追走。
3コーナーを回ったところで、今度はトリップが先頭に立ち、ファルコンが2番手、カオスモスが3番手進出。ブラックヒルはポジションを下げる。外からエールブリーズも上がり、コディーノは馬郡の中。16頭一団の状態で4コーナーから直線コースへと入り、トリップが内で必死に粘り、カオスモスが差をつめる。コディーノやカレンブラックヒル、エーブリ、ダイワファルコンもチャンスをうかがう。残り200mでトリップが突如ズルズルと後退、残り100mでブラックヒルが最内を突いてうまく抜け出し、そのまま先頭でゴールイン!カレンブラックヒルが直線での大混戦を制しました!

ハンデ戦に相応しい激戦となったダービー卿チャレンジトロフィーは、単勝4番人気のカレンブラックヒルがゴール前で抜け出して1着。2012年の毎日王冠以来、重賞4勝目を挙げました。好スタートを切ってから先頭でレースを進め、3コーナーで一旦はポジションを下げましたが、直線で再び盛り返しました。2着に9番人気のカオスモス、3着には8番人気インプロヴァイズが入り、3連単「②-⑯-⑨」で318,790円の高配当決着。1番人気だったコディーノは5着、2番人気レッドアリオンは14着に沈みました。直線でいきなり失速し、最下位の16着に終わったトリップは、れ0巣中に左前浅屈腱不全断裂を発症していたことがわかりました。
カレンブラックヒルはかつて、無傷の4連勝でマイルカップを制し、毎日王冠も勝ってデビュー5連勝を飾りましたが、秋の天皇賞で初黒星を喫すると、そこから成績が低迷し始めました。ここ最近では、マイルチャンピオンシップで18着、前走の阪急杯でも11着と2桁順位続き。完全に旬を過ぎ、もう3歳の頃の輝きを取り戻せないだろうと思っていましたが、中山マイルで約1年半ぶりの復活勝利。6勝目までが本当に長かったなあ…。長いスランプから脱出したブラックヒル、今後も更なる活躍を期待したいですね。



来週は阪神競馬場で2014年のクラシック開幕戦・桜花賞が行われます。チューリップ賞を快勝したハープスター、無敗の2歳女王・レッドリヴェール、フィリーズレビューで新境地を拓いたベルカント、4戦3勝のフォーエバーモア、アネモネステークスを勝ったベイシャフェリス、ホウライアキコなどが登録しています。もしハープスターが桜花賞を勝ったら、オークスとの2冠、凱旋門賞挑戦も夢じゃないかも…。




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