福岡ソフトバンクホークスは8日から阪神甲子園球場で阪神タイガースと対戦していますが、前日の試合は先発のオセゲラ投手が1回9失点でKO。打線も8点を奪いながらも、中継ぎ投手陣が次々と打ち込まれ、8-14で敗れて連勝がストップしました。阪神に連敗だけは避けたい9日は、阪神・メッセンジャーVSソフトバンク・スタンリッジの外国人投手の投げあいで始まり、昨季まで阪神に在籍したスタンリッジが、古巣相手に快投を披露しました。
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福岡ソフトバンク 阪神
1(左)中村 晃 (二)上本博紀
2(一)明石健志 (中)大和
3(中)柳田悠岐 (遊)鳥谷 敬
4(指)李 大浩 (指)ゴメス
5(右)長谷川勇也 (左)マートン
6(三)松田宣浩 (一)新井貴浩
7(二)本多雄一 (三)今成亮太
8(遊)今宮健太 (捕)梅野隆太郎
9(捕)鶴岡慎也 (右)緒方凌介
(投)スタンリッジ (投)メッセンジャー
1回、ホークスは1死から明石と柳田が四球を選び、1,2塁のチャンスでイデホが阪神先発・メッセンジャーの7球目のスライダーを上手く捉え、センター前に落ちるタイムリーヒット。2塁走者・明石が生還し、1点を先取します。なおも1死1,3塁で長谷川が低めの変化球をあわせ、センターへの犠牲フライを放って1点追加。ホークスは初回から幸先よく2点を先取します。
3回、柳田のヒット、長谷川の四球で1死1,2塁と追加点のチャンス。この場面で松田がメッセンジャーの低めのストレートを弾き返し、左中間を深々と破る2塁打。2人のランナーが一気に生還して2点追加。4-0とリードを拡げます。
ホークス先発・スタンリッジは、立ち上がりから阪神打線を翻弄。1回に上位打線を3者凡退に打ち取ると、2回は中軸をわずか8球で簡単に料理。3回も打たせて取るピッチングで3者凡退に封じ、3回までパーフェクトピッチング。4回、先頭の上本に四球を与えて初めてランナーを出すと、鳥谷にも四球を許して1,2塁と得点圏に走者を背負います。しかし、阪神4番・ゴメスをスライダーで空振り三振に仕留めると、続くマートンにもスライダーを振らせて三振を奪い、無得点で切り抜けます。
その直後の5回、ホークス先頭の柳田が、メッセンジャーの2球目のストレートを捉え、左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打。5-0と突き放します。その裏、スタンリッジが今成にセンター前ヒットを許しますが、梅野を遊撃ゴロ併殺打に打ち取り0点に抑える。6回には緒方の四球の後、上本に右中間への2塁打を打たれて無死2,3塁とされます。しかし、大和を3塁ゴロ、鳥谷ライトフライ→3塁走者動けず2アウトを取り、ゴメスを3塁ゴロに仕留めて3アウト。阪神の反撃を0点で凌ぎました。
ホークス5点リードの9回、1死から中村のレフト前ヒット、代打・吉村裕基のセンター前ヒットで1,3塁とし、柳田のレフト犠牲フライでダメ押しの6点目。その裏、9回も続投のスタンリッジがクリーンナップを3者凡退に斬って完封勝ち。投打が上手く噛み合ったホークスが、6-0で阪神に快勝しました。
◇交流戦 2014年6月9日
阪神-ソフトバンク最終戦 (2勝2敗、18時、甲子園、33116人)
H 202 010 001 6
T 000 000 000 0
勝利投手 [ソ] スタンリッジ 11試合6勝2敗
敗戦投手 [神] メッセンジャー 13試合4勝6敗
本塁打 [ソ] 柳田 7号(5回表ソロ)
バッテリー
[ソ] スタンリッジ-鶴岡
[神] メッセンジャー、金田、鶴-梅野
阪神との今季最終戦は、スタンリッジ投手が古巣・阪神を相手に9回完封、打線も阪神先発・メッセンジャーから5点を奪い、6-0で勝利。阪神に前日の雪辱を果たし、対戦成績2勝2敗で終えました。この日は交流戦首位の中日が日本ハムに敗れたため、ホークスが単独首位に浮上しました!ただ、同率2位の巨人&オリックスとはゲーム差なし。首位の座は絶対に明け渡したくない!
今季初完投初完封で今季6勝目を挙げたスタンリッジ投手は、9回まで打者28人に対して128球を投げ、被安打3・6奪三振・3与四死球・無失点。序盤3イニングは一人のランナーも出さず、4回に2つの四球を許しながらも後続を連続三振。6回には無死2,3塁とこの日最大のピンチを迎えましたが、粘りの投球で反撃を阻止しました。慣れ親しんだ甲子園のマウンドで勝利を飾り、外国人投手では2人目となる12球団勝利を達成しました。
打線の方は全体で9安打6得点。初回に3試合連続となる先制タイムリーを放ったイデホ選手は、第1打席でのヒットは8試合連続だそうです。前日に4打数4安打4打点と大当たり、ここ5試合で13安打とヒット量産中です。2安打2打点の柳田選手は、前の試合で3三振と全くいいところが無かったけど、この日は全ての得点に絡む活躍をみせました。他にも、松田選手と鶴岡選手がともに2安打をマークしております。
広島&阪神のアウェー4連戦を3勝1敗で終えたホークスは、11日と12日に福岡ヤフオクドームで中日ドラゴンズと対戦します。ナゴヤドームでの2連戦は1敗1分という結果でしたが、福岡では2連勝したいところ。初戦の11日は、先月支配下選手登録された飯田優也投手が初先発に挑みます。飯田投手は2軍戦でリーグトップの7章を挙げている左腕です。1軍の重圧に負けず、しっかり結果を残せるでしょうか。