日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

最後は今宮が決めた!0-3から大逆転サヨナラ勝利!

2014年06月13日 | HAWKS

アウェー4連戦を3勝1敗で終え、本拠地・ヤフオクドームに戻ってきた福岡ソフトバンクホークスは、11日から中日ドラゴンズとの2連戦ですが、11日の初戦は4-6で敗れ、わずか1試合で交流戦首位転落…。残り試合数を考えると、痛い1敗としかいえません。中日相手に0勝2敗1分、最終戦を前に負け越し。何としてでも中日に勝ちたい12日の試合は、ソフトバンク・攝津正VS中日・大野雄大の先発で始まり、敗色濃厚の9回に奇跡が起こりました!



スタメンはこちら
  福岡ソフトバンク       中日
1(左)中村  晃       (中)大島洋平
2(遊)今宮健太       (二)岩恭平
3(中)柳田悠岐       (三)ルナ
4(一)李  大浩       (一)森野将彦
5(右)長谷川勇也      (左)和田一浩
6(三)松田宣浩       (右)平田良介
7(捕)鶴岡慎也       (遊)エルナンデス
8(二)本多雄一       (捕)谷繁元信
9(投)攝津  正       (投)大野雄大



1回、ホークスは1死から今宮のレフト前ヒット、柳田のセンター前ヒットで1,2塁のチャンスを作るが、4番・イデホが遊撃ライナー→1塁ランナー・柳田が飛び出してダブルプレー。柳田のミスでチャンスを逸しました。
2回、ホークス先発・攝津が中日先頭の和田に2塁打を浴びると、続く平田にはレフト前ヒットを許し、2連打で無死1,3塁のピンチ。この場面でエルナンデスにレフトへの犠牲フライを許し、1点を先制されます。この後、谷繁の四球、9番・大野の犠打で2死2,3塁とピンチが続くも、大島をストレートで空振り三振に仕留め、なんとか1点に抑えました。
何とか反撃したいホークスは、2回に長谷川の四球、鶴岡のヒットで1死1,2塁とするが、本多と攝津が凡退して2者残塁。3回には中村が四球を選び、今宮の犠打で2塁に走者を進めるも、柳田とイデホが揃って投手ゴロ。中日先発・大野の前に1点を返すことができません。
5回、攝津が2つの四球で1,2塁のピンチを招き、平田に初球のカーブを狙われ、レフト前タイムリーヒットを浴びて2点目を失います。2点を追いかけるホークスはその裏、2死1塁から今宮がライト前ヒットを放って1,2塁と反撃のチャンス。一発が出れば逆転の場面で柳田に打席が回りましたが、結果はレフトフライに倒れて2者残塁。
その後、中日先発・大野の前に7回まで無得点に終わり、8回に中村のヒット、今宮四球で無死1,2塁とするも、柳田凡退、イデホが併殺打に倒れて無得点。0-2のまま迎えた9回、久々の登板となった5番手・サファテが先頭打者に内野安打を許すと、1死2塁でルナに高めのフォークを弾き返され、レフト前タイムリーを打たれてしまい、0-3と3点差に拡げられます。
もはや万事休すの9回裏、ホークスは先頭の長谷川が中日3番手・岩瀬仁紀からレフト前ヒットを放つと、1死後に鶴岡がセンター前ヒット。本多併殺崩れで2死1,3塁となり、サファテの代打・江川智晃が四球を選んで満塁となり、中村が岩瀬の高めに浮いたシュートを振り抜き、レフト線を破るタイムリー2塁打で2点を返し、2-3と1点差に詰め寄ります。なおも2死2,3塁、一打同点&サヨナラのチャンスで、今宮が4球目のスライダーを狙い撃ち!左中間へ飛んだ、打球はセンターの頭上を越えるサヨナラ2塁打!ホークスが3点ビハインドをひっくり返し、4-3で逆転勝利!


交流戦 6月12日(木)          
ソフトバンク-中日最終戦
(中日2勝1敗1分、18時、ヤフオクドーム、34632人 試合時間・3時間30分)
D 010 010 001   3
H 000 000 004x   4

勝利投手 [ソ] サファテ(28試合3勝0敗16S)
敗戦投手 [中] 岩瀬(20試合0勝2敗11S)
バッテリー
[中] 大野、浅尾、岩瀬-谷繁
[ソ] 攝津、柳瀬、千賀、森、サファテ-鶴岡


エースの攝津投手が2点を失い、打線も何度も得点圏にランナーを置きながらも無得点が続き、さらには守護神も打たれて、もう完封負けだと正直思いましたが、9回裏に奇跡が起こりました。2死満塁から中村選手と今宮選手の1,2番コンビの連続タイムリーで逆転サヨナラ勝利!今まで静かで重苦しかったヤフオクドームの雰囲気が一気に変わりましたね。中日との今季最終戦でようやく勝利し、全敗はなんとか免れました。もし負けていたら、パリーグ首位・オリックスに3.5ゲーム差に拡げられ、交流戦優勝争いから脱落していたかもしれませんな。
先発の攝津投手は、5回まで109球を投げて、被安打5・4奪三振・6四死球・2失点。毎回のようにランナーを背負うピッチングが続き、2回には2連打から犠牲フライで1点を失い、5回は2四球絡みで失点を喫しました。味方が逆転したおかげで黒星はつかなかったけど、復帰2戦目もエースらしくない内容でした。今季の攝津投手は不調のようですな…。
この試合の勝利投手となったサファテ投手は、6月1日のヤクルト戦から登板感覚が空き、さらには体調不良もありました。久々の登板となったこの日は、病み上がりが影響したのか失点されましたが、その裏に味方が逆転して勝ち星がつきました。まさに快気祝いといっていいでしょう。
打線の方はチーム全体で11安打。打撃好調だったイデホ選手が無安打に終わり、連続試合安打が14でストップ。この試合のヒーローとなった今宮選手は3打数3安打の猛打賞。サヨナラ打を打ったのは、4月3日の日本ハム戦に次いで今季2回目となります。その前に反撃の2点タイムリーを打った中村選手は、2安打のマルチヒット。9回2アウト満塁の場面でよく打ってくれましたね。この日初めて1軍に昇格した外国人選手・カニザレスが5回に代打で登場してレフト前ヒット。来日初打席で挨拶代わりの一打を放ち、上々の1軍デビューとなりました。次は来日初ホームランを期待したいですねえ。
中日との2連戦を1勝1敗で終え、交流戦順位も3位に浮上したホークスは、14日から横浜DeNAベイスターズとの2連戦を戦います。14日は中田賢一投手、15日は飯田優也投手が先発予定。飯田投手は11日の中日戦の8回に1軍初登板を果たし、3者凡退に抑えました。中継ぎで好投したけれど、先発ではどんなピッチングを見せてくれるのか楽しみです。交流戦も残り6試合。優勝するには、もう1試合も落とせないぞ!




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