日本中がブラジルW杯で盛り上がる中、プロ野球セパ交流戦もいよいよ大詰め。現在3位の福岡ソフトバンクホークスは、今週末は福岡ヤフオクドームで横浜DeNAベイスターズとの2連戦を戦います。交流戦連覇をするには、残り6試合で一つも落とせません。14日はソフトバンク・中田賢一VSDeNA・三浦投手の先発で始まり、ホークス1,2番コンビがまたも活躍しました。
スタメンはこちら
福岡ソフトバンク 横浜DeNA
1(左)中村 晃 (中)石川雄洋
2(遊)今宮健太 (右)梶谷隆幸
3(中)柳田悠岐 (二)グリエル
4(一)李 大浩 (一)ブランコ
5(右)長谷川勇也 (左)筒香嘉智
6(三)松田宣浩 (三)バルディリス
7(二)本多雄一 (遊)山崎憲晴
8(捕)細川 亨 (捕)黒羽根利規
9(投)中田賢一 (投)三浦大輔
ホークスはこの日1軍に復帰した細川が8番キャッチャーで先発出場。対するDeNAはキューバの至宝・グリエルが3番セカンドに入りました。
両チーム0-0で迎えた2回、ホークス先発・中田が1死から筒香にレフト前ヒット、バルディリスに死球を与え、山崎のライト前ヒットで満塁のピンチを背負います。しかし、黒羽根を2塁ゴロ併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けます。ホークスはその裏、長谷川と松田の連続ヒット、2死後に細川が四球を選び満塁のチャンスを得ますが、中田が三振に倒れて3者残塁。3回も中村と柳田のヒット、長谷川の死球で再び満塁としますが、松田が平凡な2塁フライに倒れ、2イニング続けて3者残塁。
DeNA先発・三浦の前に1点が遠いホークスは4回、先頭の本多がレフト前ヒットで出塁すると、細川もレフト前ヒットで繋ぎ、無死1,2塁のチャンスを作ります。中田のバントミスで1死後、中村が三浦のスライダーを捉え、左中間を破るタイムリー3塁打!2人のランナーが生還し、ホークスが2点を先制。なおも1死3塁で今宮がライト前に運ぶタイムリーヒットで1点を追加。この後、イデホの四球で2死1,3塁の場面で、長谷川が初球を上手く弾き返してセンター前タイムリー。攻めあぐねていた三浦から4点を奪いました。
4点の援護を貰った中田は、安定したピッチングが続き、5回と6回を3者凡退に抑えると、7回はブランコに右中間フェンス直撃のシングルヒットを許すも、筒香を併殺打に仕留めて0点に抑えます。
しかし8回、先頭のバルディリスに2塁打、山崎にもヒットを浴び、無死1,3塁。代打・金城龍彦の投手ゴロ→中田後逸で無死満塁。ホームランで同点の場面で、横浜は多村仁志を代打に送るが、中田のストレートの前に空振り三振。なおもピンチが続き、石川のピッチャー返し→中田がヒザに打球を受けた後、本塁転送でアウト。しかし、中田が足を痛めて無念の降板。代わりに五十嵐亮太が2番手でマウンドに上がるが、梶谷にカーブを弾き返され、レフト前タイムリーヒットで2点を失う。なおも2,3塁と一打同点のピンチだったが、グリエルをストレートで空振り三振に切って取り、相手の流れを断ちました。
9回は守護神・サファテが3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが4回に奪った4点を守り切り、4-2で勝利しました。
交流戦 6月14日(土)
ソフトバンク-DeNA 3回戦
(ソフトバンク2勝1敗、14時1分、ヤフオクドーム、試合時間 3時間4分 / 観客数 37,689人 )
DB 000 000 020 2
SH 000 400 00X 4
勝利投手 [ソフトバンク] 中田(7勝3敗)
敗戦投手 [DeNA] 三浦(0勝4敗)
セーブ [ソフトバンク] サファテ(3勝0敗17S)
バッテリー
[DeNA]三浦、林、萬谷、大原-黒羽根、高城
[ソフトバンク]中田、五十嵐、サファテ-細川
DeNAとの2連戦初戦は、2回と3回に満塁のチャンスを作りながらも無得点に終わり、嫌な流れが来るかと思いましたが、4回に3本のタイムリーで4点を奪い、三浦投手を攻略。投げては中田投手が7回まで無失点の好投を見せ、4-2で逃げ切り勝ち。チームもこれで2連勝、貯金も今季最多の14となりました。8回に2点差に詰め寄られたときはドキドキしたけど、勝ててよかったです。
先発の中田投手は、8回途中(7回2/3)まで101球を投げて、被安打6・5奪三振・2四死球・2失点の内容で今季7勝目をマーク。2回の満塁のピンチを抑えると、3回から6回まで4イニング続けて三者凡退に抑え、8回は2本のヒットと自らのエラーで無死満塁のピンチを背負い、2アウトまでこぎつけたものの、石川選手の投手ゴロが右足に直撃。一旦ベンチに戻ったものの続投できず。完封ペースで進んだだけに負傷は悔やまれます。
打線の方はチーム全体で10安打。4回まで三浦投手から9本ヒットを打ったものの、5回以降はDeNAリリーフ陣の前にヒット1本に抑えられました…。12日の中日戦で逆転サヨナラ勝ちに導いた中村選手と今宮選手の1・2番コンビが、この日も連続タイムリーを放ちました。中村選手が左中間を破る2点タイムリー3塁打を打つと、今宮選手はファウルで粘った後、逆方向に上手くヒットを打ちました。この2人のほかにも、長谷川選手が2安打1打点、復帰した細川選手が3打数2安打のマルチヒットでした。
15日の試合は、ソフトバンクが育成出身の飯田優也投手がプロ初先発に臨みます。山田大樹、千賀滉大に次ぐ新たな「育成の星」の誕生となるか?飯田投手のためにも、たっぷり援護点を取ってほしいぞ。15日はサッカー日本代表(ザックジャパン)がコートジボワールを倒し、その後にホークスがDeNAに勝つという二重の喜びを味わいたいですね。