日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

強敵・イングランドに競り勝つ!なでしこジャパン、W杯連覇まであと1勝!

2015年07月02日 | soccer

「FIFA 女子ワールドカップ カナダ 2015」もいよいよ準決勝。ベスト8のオーストラリア戦に勝利し、W杯連覇まであと2勝のなでしこジャパン(女子日本代表)。準決勝はFIFA女子ランク6位・イングランド代表と対戦。イングランドは準々決勝で開催国・カナダに勝利。日本はイングランドと4度対戦し、2敗2分と未だに勝利がありません。4年前のドイツ大会でも、0-2と敗れています。因縁の相手・イングランドとのリベンジマッチは、予想外の結末となりました。



[日本女子代表]
GK 18 海堀あゆみ
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 5 鮫島彩
DF 19 有吉佐織
MF 6 阪口夢穂
MF 8 宮間あや
MF 9 川澄奈穂美
MF 13 宇津木瑠美
FW 11 大野忍
FW 17 大儀見優季


[イングランド女子代表]
GK 1 カレン・バーズリー
DF 3 クレア・ラファーティ
MF 4 ファラ・ウィリアムズ
DF 5 ステッフ・ホートン
DF 6 ローラ・バセット
MF 8 ジル・スコット
MF 11 ジェイド・ムーア
DF 12 ルーシー・ブロンズ
MF 16 ケイティー・チャップマン
FW 18 トニ・ダガン
FW 19 ジョディー・テイラー



日本ボールで始まったこの試合、いきなりイングランドが決定機を作ります。開始1分、GKのロングボール→右サイドでテイラーがDFをかわしてシュートを狙ったが、ゴール左に逸れる。その後もイングランドがペースを握り、日本はなかなかチャンスを作れない。イングランドは前半20分、中盤でのFKをホートンが前線に蹴り上げるが、GK海堀がキャッチ。日本は21分、左サイドで宮間がドリブルで仕掛ける→鮫島のミドルシュートは枠外。25分には大儀見→宮間クロス→ファーサイドで川澄がボールを受けるも、ラインを割る。
膠着状態が続く中で迎えた前半31分、ようやく試合が動き出します。日本は中盤で阪口がロングパス→右サイドの前線にいた有吉がボールを追いかけ、ペナルティエリア内で相手DFに倒されPKを獲得。絶好の先制のチャンスを迎えた日本、PKキッカー宮間が右足でゴール左隅に転がし、前半33分に日本が1点を先制します。
しかし、その7分後の40分、イングランドのCKの混戦から、大儀見がホートンを倒してPKを与えてしまう。イングランドはこのPKをウィリアムズがしっかりと決め、1-1の同点とします。


同点で迎えた後半、イングランドが攻勢に出ます。後半10分にFKをDFブロンズが頭で合わせるもバーの上。後半17分、右サイドでボールを繋いでから、ダガンが右足ボレーシュート。しかし、これはクロスバーに直撃する。さらに後半19分、高い位置でボールを奪い、縦パスからホワイトが左足ミドルシュートを放ったが、GK海堀がファインセーブでゴールを許さない。21分には右CKをスコットがヘディングで合わせたが、わずかにゴール左に外れて勝ち越しならず。
流れを変えたい日本は後半25分、大野忍に代えて、オーストラリア戦で決勝点を奪った岩渕真奈がピッチに入る。その岩渕は、27分に左サイドを突破すると、28分にはドリブルで相手DFをかわしてシュートまで持って行く。
後半33分、イングランドは左サイドでラファティのクロスがゴールに向かうが、ボールはクロスバーに当たった。これにはGK海堀も肝を冷やした。後半40分、イングランドのFKをGK海堀がパンチ→DF陣がクリアして勝ち越しを阻止。このまま1-1のまま90分が終わり、延長戦に入るかと思われたアディショナルタイム。日本はDFからのパスを受けた川澄が、右サイドでドリブルからアーリー気味のクロスを入れる。これをイングランドDFバセットが足を出してクリアするが、ボールはポストに当たってからゴール枠内へ。主審がゴールと認定し、日本が相手のオウンゴールで勝ち越し!この1点が決勝点となり、2-1で日本が勝利し、決勝に駒を進めました!




決勝進出へ負けられない一戦は、後半終了間際にドラマが待っていました!相手選手のオウンゴールにより、日本がイングランドを下しました。川澄選手のクロスも上手かったんですが、バセット選手が本当にかわいそうでした。入った主観に落ち込み、試合が終わった時は号泣。バセット選手もDFとして精一杯プレーしたけど、運が悪かったとしか言わざるを得ません…。今はショックから立ち直れず精神的に辛い状態だろうけど、3位決定戦で頑張ってほしいと思います。うまく気持ちを切り替えられるかな…。
今回の試合は相手に主導権を握られながらも、PK&オウンゴールというラッキーな形で勝利しました。海堀選手がファインセーブでピンチを防げば、後半からピッチに入った岩渕選手がドリブルで相手を翻弄。これまでの試合で一番苦しい試合でしたが、苦手としていたイングランドから初勝利。W杯連覇に王手をかけました。
さあ、泣いても笑っても次が決勝戦。相手は前回の準優勝国で、ロンドン五輪金メダルのアメリカ代表です。国際大会の決勝で顔を合わせるのは今回で3回目。2011年はPK戦の末日本が勝利。翌年のロンドン五輪はアメリカが勝ちました。決勝での直接対決は1勝1敗の五分。3度目の対決も激しい試合になりそうな予感がします。連覇するためには、先制点が必要。日本は6試合全て先制点を挙げていますからね。
準々決勝、準決勝とミラクルを起こしたなでしこジャパン。次のアメリカ戦も苦しい試合になるかもしれませんが、奇跡を起こすことができるでしょうか?最後のW杯となる澤穂希選手、スイス戦で骨折した安藤梢選手のためにも、アメリカに勝てるといいですね…。運命の頂上決戦は、日本時間7月6日午前8時にキックオフ。連覇目指して頑張れ、なでしこジャパン!





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