4連勝でパリーグ首位をひた走っている福岡ソフトバンクホークス。24日は少ないチャンスを物にして、オリックスに勝利しました。25日も福岡ヤフオクドームでオリックスバファローズと対戦。ソフトバンク・武田翔太VSオリックス・西勇輝の先発で始まった2戦目は、投手戦の展開となりました。
両チームのスタメン
ソフトバンク オリックス
1(右)福田秀平 (三)ヘルマン
2(二)田知季 (左)岩恭平
3(中)柳田悠岐 (遊)安達了一
4(左)内川聖一 (一)中島裕之
5(指)李大浩 (指)糸井嘉男
6(三)松田宣浩 (右)宮祐樹
7(一)中村晃 (二)縞田拓弥
8(遊)今宮健太 (捕)伊藤光
9(捕)谷裕亮 (中)駿太
(投)武田翔太 (投)西勇輝
連敗脱出を狙うホークス先発・武田は、1回にオリックス先頭のヘルマンにヒットを許すと、1死後に安達と中島に四球を与えてしまい、いきなり満塁のピンチを迎えます。しかし、糸井を内角ストレートで見逃し三振を奪うと、宮崎には3球三振に切り取り、無失点で凌ぎます。逆に2回は下位打線を簡単に3者凡退に抑えます。
先制したいホークスは、2回に1死から松田がレフト前ヒットで出塁すると、2死1塁で今宮がオリックス先発・西の3球目のストレートを捉え、打球はライトへ大きく舞い上がり、右翼手・宮崎の頭上を超えてフェンス直撃。この間に1塁走者・松田がホームイン、打った今宮は3塁まで進塁。今宮のタイムリー3塁打でホークスが1点を先制します。
先制点を貰った武田は、3回に岩崎に内野安打を打たれるも、安達を併殺打に打ち取る。4回には先頭の中島に四球を与えたが、糸井を遊撃ゴロ併殺打に仕留めます。5回には四球と犠打で1死2塁と得点圏に走者を背負ったが、後続を抑え、またも無失点。5回までオリックス打線を相手に得点を与えません。
追加点が欲しいホークスは、5回に2死から福田が四球を選ぶも、西の牽制の前にタッチアウト。6回には2アウトから内川とイデホの連打で1,3塁とチャンスを作ったんですが、松田が内野ゴロに倒れて無得点…。
7回、武田が糸井・宮崎・縞田の3人を簡単に退けると、その裏にホークスは1死から今宮のヒット、細川の犠打、福田の代打・吉村裕基の四球で1,2塁のチャンスを迎えるも、高田が空振り三振に倒れて2者残塁。またしても2点目を取ることができません。
次の1点が遠いホークス、8回に2死からイデホが四球を選び、イデホを下げて川島慶三が代走に入る。2死1塁で松田がオリックス2番手・塚原頌平の3球目の直球を振り抜き、レフトフェンス直撃の2塁打!1塁走者・川島が生還し、ホークスに待望の2点目が入ります。
そして9回は守護神・サファテが登板。後半戦4連投をピッチングで3者凡退に抑えてゲームセット。2-0で勝利したホークス、前日に続いてオリックスに連勝です!
◇パ・リーグ 2015年7月25日 (土)
ソフトバンク-オリックス 15回戦
(ソフトバンク11勝4敗、ヤフオクドーム、38,500人)
Bs 000 000 000-0
Sh 010 000 01×-2
▽勝 武田 16試合8勝4敗
▽S サファテ 41試合3勝24S
▽敗 西 14試合4勝4敗
いやぁ~、ホークスは負けません!この日は先発の武田投手が7回までゼロに抑えると、終盤は五十嵐亮太→サファテのリレーでオリックス打線をシャットアウト。打っては今宮選手と松田選手のタイムリーで2点を奪いました。5連勝で貯金26のホークスは、後半戦2カード連続の勝ち越し決定。そして、「鷹の祭典」の昨年からの連勝も11に伸ばしております。
先発の武田投手は、7回まで117球を投げ、被安打3・6奪三振・4四死球・2失点。6月29日の西武戦以来、約1か月ぶりの白星で今季8勝目。この勝利で高卒1年目だった2012年に記録した自己最多の勝利数に並びました。この日は立ち上がりに1死満塁のピンチを切り抜けると、その後もランナーを出しながらも粘りの投球を続け、6回と7回は2イニング連続で3者凡退に抑えました。今回の内容について「納得できない」とコメントしましたが、無失点で勝ち投手になったのは大したもんですよ。
打線の方はチーム全体で7安打。2回に先制タイムリー3塁打を放った今宮選手と、8回に貴重な追加点となるタイムリー2塁打を放った松田選手が、揃って2安打のマルチヒット。今宮選手は22日のロッテ戦から3試合連続ヒット。松田選手は最初の打席でレフト前ヒットを打ち、今宮選手の一打で先制点のホームを踏みました。8回の2塁打はあと少しでホームランかというような当たりでした。前日は2打席連続ゲッツーと精彩を欠きましたが、この日はチームリーダーとしての仕事をしっかり果たしましたね。
5連勝と勢いに乗るホークス、26日は「鷹の祭典」最終日です。予告先発は、ソフトバンクが寺原隼人投手、オリックスは近藤一樹投手が登板します。先発で4勝を挙げている寺原投手、中継ぎに回っても安定感バッチリでした。久しぶりの先発登板で相手打線を寄せ付けないピッチングを見せてもらいたい。「鷹の祭典2015」の最後の試合は、大差をつけて勝てればいいけど…。