


後半戦2カード連続で勝ち越した福岡ソフトバンクホークスは、28日から東北楽天ゴールデンイーグルスとの2連戦。28日の初戦は、秋田県立野球場(あきたこまちスタジアム)で熱戦が繰り広げられました。この日の先発投手は、ソフトバンクが中田賢一、楽天はエース・則本昂大が登板しました。
両チームのスタメン
ソフトバンク 東北楽天
1(一)明石健志 (中)聖澤諒
2(二)本多雄一 (指)伊志嶺忠
3(中)柳田悠岐 (右)松井稼頭央
4(左)内川聖一 (一)サンチェス
5(指)李大浩 (二)後藤光尊
6(三)松田宣浩 (捕)嶋基宏
7(右)中村晃 (三)小斉祐輔
8(遊)今宮健太 (遊)山浩司
9(捕)細川亨 (左)森山周
(投)中田賢一 (投)則本昂大
ホークス先発・中田は、初回に1死から伊志嶺にライト前ヒットを許すと、3番・松井稼頭央にセンター前ヒットを浴びる。松井稼選手はこれで日本通算2000本安打達成です(MLB通算615安打、日米通算で2615安打)。連打を浴びた中田は、2死後に後藤に死球を与えて満塁とされたが、嶋をライトフライに打ち取り、初回のピンチを0点で切り抜けます。
中田は2回に山崎のヒット、森山の2塁打で1死2,3塁のピンチを招くが、楽天の1,2番を退けて無失点。3回にも松井とサンチェスに連打を浴び、無死2,3塁と3たびピンチ。しかし、後藤と嶋をセカンドフライに打ち取り、小斉を空振り三振に切り取り、またもや無失点で凌ぎました。
ホークス打線は楽天先発・則本の前に3回まで0点に抑えられていましたが、4回に2死1塁の場面で、今宮が則本の5球目のスライダーを捉え、右中間を破る2塁打。1塁走者・中村が一気に生還し、ホークスが1点を先取します。なおも2死2塁で、途中出場・鶴岡慎也が3球目の直球を合わせ、ライト前にポトリと落ちるタイムリーヒットで1点を追加。2死からの連続タイムリーヒットで2点を奪いました。
5回、先頭の本多が内野安打で出塁すると、相手の悪送球の間に2塁に進む。続く柳田が則本の3球目のスライダーを叩き、レフトへ上がった打球はぐんぐん伸びてスタンドイン!柳田のレフトへの2ラン本塁打で、ホークスが4-0とリードを拡げます。
序盤から苦しいピッチングが続きながらも、楽天打線を無失点に抑えている中田は、5回に1死から後藤にヒットを浴びますが、嶋を併殺打に打ち取りまたも0点。6回には小斉、山崎、森山の下位打線3人を全て三振に仕留めてみせます。
ホークス4点リードの8回、ホークスは1死から松田が楽天2番手・クルーズからレフトへの2塁打を放つと、中村の内野安打で、1,3塁と追加点のチャンスを作る。そして今宮の遊撃ゴロの間に松田が生還して5点目。その裏、中田が楽天4番・サンチェスにレフトへのソロ本塁打を浴びて1点を失う。中田は8回まで投げ切り、9回は2番手・五十嵐亮太が締めて試合終了。ホークスが5-1で楽天に快勝しました。
試合結果 2015年7月28日 (火)
楽天VSソフトバンク 12回戦
(ソフトバンク8勝3敗1分 秋田◇観衆19459人)
H 000 220 010 5
E 000 000 010 1
勝利投手 [ソ] 中田(6勝3敗)
敗戦投手 [楽] 則本(6勝8敗)
本塁打 [ソ] 柳田 19号(5回表2ラン)
[楽] サンチェス 7号(8回裏ソロ)
秋田での楽天戦は、先発の中田投手が初回から再三ピンチを作りながらも7回まで無失点に抑え、打っては今宮選手の先制打、柳田選手の2ラン本塁打なと、楽天のエース・則本投手から4点を奪いました。2連戦の初戦を制し、貯金も再び「26」。2位・日本ハムがオリックスに敗れたため、またもや6.0ゲーム差に開きました。日曜日のオリックス戦で負けても、次の試合には勝っちゃうホークス。6月の広島戦での連敗を最後に1か月以上も連敗がありません。今年のホークスは良い意味でヤバいわ。優勝マジック?いつか点灯するし、消えてもまた点くから…。
先発の中田投手は、8回まで130球を投げ、被安打11・9奪三振・2四死球・1失点という内容。先週は故郷・北九州で凱旋登板するはずが、その直前にグラウンド不良で中止。あれから1週間後、自身にとって1か月ぶりの勝ち星を挙げました。この日は初回の2死満塁を皮切りに、4回まで毎回得点圏に走者を背負うも、相手の得点を許さず。その粘りのピッチングが味方の攻撃に繋がったのかも。ヒット11本も浴びたのに、失点は8回のサンチェス選手のホームランのみ。よく踏ん張ったわ。
打線の方はチーム全体で10安打。2ケタ安打は本当に久しぶりですね。今宮選手は4回の第2打席で先制のタイムリー2塁打を打てば、8回には内野ゴロで打点を挙げ、1試合2打点をマークしました。これで22日のロッテ戦から5試合連続ヒット。打率は.210とまだ低調だけど、最近調子良いですな。5回に19号本塁打を放った柳田選手は、自身初の20本塁打にリーチ。逆方向(レフト~左中間)へのホームランは、今年10本目くらいか?
あと、途中出場の鶴岡捕手、4回にタイムリーを打つなど2安打1打点。先発の細川捕手が初回の守備の前に下がり、急遽マスクを被ることになりましたが、打撃で貢献しました。その細川選手、一部情報によると右肩に違和感を感じているとのこと。重症じゃなければいいが、正捕手離脱となればチームにとって痛手かもしれない。
29日は盛岡市の「岩手県営野球場」で行われ、予告先発は楽天・戸村建次VSソフトバンク・スタンリッジとなっています。スタンリッジが得意の地方球場で投げるから、水曜日の試合も勝てるかもな。楽天に連勝して3カード連続勝ち越しとなるか?




