静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

岩井屋@やっぱりラーメン

2016年04月30日 07時09分25秒 | ラーメン(静岡市内)
岩井屋@やっぱりラーメン

 いよいよゴールデンウィークに突入です。
とはいっても旅行に行く予定はなく、もっぱら飲み歩き専門です。
一日お休みですと真っ昼間から飲めるところがうれしいですね。



 そんな連休の初日にやってきたのは、馬場町の老舗お蕎麦屋さん「岩井屋」さんです。
こちらで久しぶりにラーメンをいただきましょうか。
お店の前には昔懐かしいサンプルがずらりと並んでいます。
この風景だけでも、昭和の風物詩という感じです。



 白いこざっぱりとしたのれんをくぐってお店に入ります。
「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ」
先客はお一人だけで空いていますね。
勧められて4人掛けのテーブル席に座りました。

 「エビスビールください」
こちらでは瓶ビールは中瓶で、税込み450円のキリンと500円のエビスがあります。
まずは食前にビールでのどを潤しておきます。

 「お通しはお付けしますか?」
「お願いします」
こちらのお店は良心的でして、お通しがいらなければ無しで済みます。
でもこのお通しが美味しいんで私は必ずいただくことにしています。



 あっという間にビールとお通しが出てきました。
この辺りは居酒屋さんよりも早いです。
岩井屋さんの素晴らしいところはとにかく仕事がてきぱきとしていることです。
お昼休みの忙しい時に延々と待たされては、お食事も美味しくいただけません。



 突き出しは、コブとちくわの煮ものでした。
これが甘口でまた良い口取りになります。
しかもお値段はたったの100円ですから、これを断るという道理はありません。
苦みのあるエビスビールにはこの甘さがひときわ合いますね。

 さて、そろそろ頃合いは良しとラーメンの追加注文です。
最初にまとめて注文してしまうとラーメンが伸びてしまいますから、ビールをやっつけたあたりで頼むというのが玄人です。



 ところがその玄人をも上回る速さでラーメンが出てきてしまいました。
ものの2分ぐらいでしょうか、久しぶりだったので私が読み違えていました。
慌ててビールの残りを片付けます。



 出てきました「ラーメン(550円)」はおなじみのレンゲが乗っています。
さっそくコショーをかけていただきましょうか。
なかなかいい感じのラーメンですね。



 具にはチャーシューが一枚に、メンマとノリです。
麺は細麺のストレートで、硬めにゆでられています。
歯ごたえがよく、最後まで伸びずに食べられるというのがうれしいです。
博多ラーメンを彷彿とさせるような美味しい麺でした。

 そしてスープが結構な濃さでした。
和風のしょうゆ味ですが、かなり煮込んであるので、コクがあります。
お蕎麦屋さんのラーメンだと思って甘く見ていると、いい意味でしっかり期待を裏切られますよ。
相変わらず旨いラーメンで、感激しました。

 最近は変わったタイプのラーメンも多いですが、こういうシンプルかつ洗練されたラーメンをぜひとも見習っていただきたいものですね。
なお、ほかのお客さんの注文ではお得なセット物がよく出ていました。
安いお値段であれこれと食べられるので、人気があるんでしょうね。

 座敷席に座った小さなお子さん連れのファミリー客は、注文で悩んでいて何度も変更されていました。
幼稚園ぐらいの女の子が、「塩ラーメン」とメニューにないものを主張していて、ママを困らせています。
それを笑顔で対応されている店員さんもなかなか良いですね。
結局三回目の修正で注文が決まりました。

 さて、私はといいますとラーメンもすぐに食べきってしまい、お会計です。
併せて1150円、ご挨拶をしてお店を後にしました。
外に出ると小雨がパラパラと降ってきて焦りましたが、幸いにもすぐにやみましたから安心でした。
これ1杯でお腹もいっぱいになりました。

 ごちそうさまでした。
コメント
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