とり田むら支店@新宿
四ツ谷の「のんき」さんからのんびりと歩いて新宿方面に向かいます。
ただいまの時間は午後4時過ぎです。
新宿ならお店はたくさんありますから大丈夫です。
しかしどこにしようかな。
歩いていてふと目に留まったのがこの古いちょうちんでした。
「鳥田むら」
そういえば聞いたことがある名前だと、思わず暖簾をくぐります。
かなり昔に見た記事では、「鳥煮込み」が美味しいというような記憶がありました。
「いらっしゃいませ」
東南アジア系と思われる若いアルバイト君たちが迎えてくれます。
それほど広くはないお店ですが、意外に店員さんが多いです。
一人だというと、カウンター席に案内されました。
すでに中年男性の先客が二人いらして、私は空いている端席に座ります。
「ホッピーと煮込みをお願いします」
たぶん日本語はそれほど堪能ではないだろうと、普段よりはゆっくりとした言葉で告げました。
あっという間にお通しが出てきました。
とり皮を刻んでポン酢を掛けたもので、なかなか美味しかったです。
お客さんはグループ客が多く、年齢層は若めでした。
そして出てきたドリンクですが、一口飲んでびっくりです。
どう見てもこれはホッピーの味ではありません。
色が付いているからチューハイとも違うようですが、不思議です。
どうやら私の発音が悪かったようで、まあ仕方だないか。
煮込みが出てきました。
とり皮の煮込みで、良い出汁が出ています。
うん、この煮込みは気に入りました。
ボリュームもあって、これはいいつまみになりますね。
しかし先程のお店でシロたれを4本も欲張ってしまったため、お腹は一杯です。
何か焼き鳥も食べておきたいところですが、メニューを見ると「一人6本から」と書いてあるではないですか。
まさか小指の先程のものが出てくるわけではないでしょうか、これはかなりの量ですね。
とても食べられないし、気になった「とり雑炊」というやつも食べたいから悩みます。
ホッピーもどきが空いて、お酒のお代わりです。
「日本酒をぬる燗でお願いします」
今度は聞き間違えられないようにと、さらにゆっくり丁寧に伝えます。
すると驚く出来事が起こりました。
そのバイト君が同僚に向かって、「ヌルカン」「ヌルカン」と連呼したわけです。
それを聞いたバイト君も、面白がって「ヌルカン」「ヌルカン」
店内はヌルカンの声がこだましていました。
こちらのお店ではぬるかんを注文されるお客さんは珍しいんでしょうか。
それとも私がおかしいのか。
それを注意しないご主人もどうかと思いますが、初めてのお店だし、まあ新宿だから仕方がないかと思って我慢しています。
しかしそこでまたまたびっくりしたことが起こりました。
店長さんらしい男性から声がかかって、なにやら言うことには
焼き鳥を必ず6本以上食べないといけない。
ということです。
それならそれで、お店に入ったときにしっかりと言うべきです。
後で振り返ると、例のバイト君がごちゃごちゃ言ったような気もしますが、頼りない発音で流されても初めての客にはわかりません。
せめて、煮込みを出す前には確認するのが常識でしょう。
まあそれでも大人ですから、ローカルルールは守ります。
思いついて
「じゃあお土産でもいいでしょうか」
「お土産は10本以上からになっています」
考えていると向こうも馬鹿らしくなったようで
「野菜コースはいかがですか」
「じゃあそれで」
日本酒よりも先に野菜焼きが出てきました。
あれ、5本しかない。
ということはもう1本注文しないといけないのか。
しかも焼き鳥は1種類2本以上とあったから、あと二本ですか。
何か食欲が一気に落ちました。
遅れて出てきたぬる燗をのんびりと手酌でいただきます。
お隣さんは健啖家らしく、締めの鳥雑炊を注文されていました。
真横で見ているとこれがまた実に美味しそうで羨ましいです。
私も締めに注文しようか。
いや、それではとても食べきれない。
大体焼き鳥も注文しないけちな客に、締めの雑炊なんて贅沢だ。
そんな思案が頭を駆け巡ります。
そこで15分。
お酒が空いたので、もう1杯同じぬる燗を追加しました。
さすがに今度は、「ヌルカンコール」はなかったです。
正直もう1回あったらぶちきれる所でしたが、良かった良かった。
しかし困ったのは出てきた野菜です。
まあ見るだけでもつまみとしての役割は果たしたと思います。
貧乏人ではないという証明のために、(いやこういうことを考える時点で心が貧乏です)手を付けないことにしました。
味が良くても接客が悪いお店はいけませんね。
三杯目のお酒を飲み干してお会計です。
表示の価格に税金が付いて、3480円でした。
まあ、新宿だからぼったくりバーよりは何十倍もましです。
四ツ谷の「のんき」さんからのんびりと歩いて新宿方面に向かいます。
ただいまの時間は午後4時過ぎです。
新宿ならお店はたくさんありますから大丈夫です。
しかしどこにしようかな。
歩いていてふと目に留まったのがこの古いちょうちんでした。
「鳥田むら」
そういえば聞いたことがある名前だと、思わず暖簾をくぐります。
かなり昔に見た記事では、「鳥煮込み」が美味しいというような記憶がありました。
「いらっしゃいませ」
東南アジア系と思われる若いアルバイト君たちが迎えてくれます。
それほど広くはないお店ですが、意外に店員さんが多いです。
一人だというと、カウンター席に案内されました。
すでに中年男性の先客が二人いらして、私は空いている端席に座ります。
「ホッピーと煮込みをお願いします」
たぶん日本語はそれほど堪能ではないだろうと、普段よりはゆっくりとした言葉で告げました。
あっという間にお通しが出てきました。
とり皮を刻んでポン酢を掛けたもので、なかなか美味しかったです。
お客さんはグループ客が多く、年齢層は若めでした。
そして出てきたドリンクですが、一口飲んでびっくりです。
どう見てもこれはホッピーの味ではありません。
色が付いているからチューハイとも違うようですが、不思議です。
どうやら私の発音が悪かったようで、まあ仕方だないか。
煮込みが出てきました。
とり皮の煮込みで、良い出汁が出ています。
うん、この煮込みは気に入りました。
ボリュームもあって、これはいいつまみになりますね。
しかし先程のお店でシロたれを4本も欲張ってしまったため、お腹は一杯です。
何か焼き鳥も食べておきたいところですが、メニューを見ると「一人6本から」と書いてあるではないですか。
まさか小指の先程のものが出てくるわけではないでしょうか、これはかなりの量ですね。
とても食べられないし、気になった「とり雑炊」というやつも食べたいから悩みます。
ホッピーもどきが空いて、お酒のお代わりです。
「日本酒をぬる燗でお願いします」
今度は聞き間違えられないようにと、さらにゆっくり丁寧に伝えます。
すると驚く出来事が起こりました。
そのバイト君が同僚に向かって、「ヌルカン」「ヌルカン」と連呼したわけです。
それを聞いたバイト君も、面白がって「ヌルカン」「ヌルカン」
店内はヌルカンの声がこだましていました。
こちらのお店ではぬるかんを注文されるお客さんは珍しいんでしょうか。
それとも私がおかしいのか。
それを注意しないご主人もどうかと思いますが、初めてのお店だし、まあ新宿だから仕方がないかと思って我慢しています。
しかしそこでまたまたびっくりしたことが起こりました。
店長さんらしい男性から声がかかって、なにやら言うことには
焼き鳥を必ず6本以上食べないといけない。
ということです。
それならそれで、お店に入ったときにしっかりと言うべきです。
後で振り返ると、例のバイト君がごちゃごちゃ言ったような気もしますが、頼りない発音で流されても初めての客にはわかりません。
せめて、煮込みを出す前には確認するのが常識でしょう。
まあそれでも大人ですから、ローカルルールは守ります。
思いついて
「じゃあお土産でもいいでしょうか」
「お土産は10本以上からになっています」
考えていると向こうも馬鹿らしくなったようで
「野菜コースはいかがですか」
「じゃあそれで」
日本酒よりも先に野菜焼きが出てきました。
あれ、5本しかない。
ということはもう1本注文しないといけないのか。
しかも焼き鳥は1種類2本以上とあったから、あと二本ですか。
何か食欲が一気に落ちました。
遅れて出てきたぬる燗をのんびりと手酌でいただきます。
お隣さんは健啖家らしく、締めの鳥雑炊を注文されていました。
真横で見ているとこれがまた実に美味しそうで羨ましいです。
私も締めに注文しようか。
いや、それではとても食べきれない。
大体焼き鳥も注文しないけちな客に、締めの雑炊なんて贅沢だ。
そんな思案が頭を駆け巡ります。
そこで15分。
お酒が空いたので、もう1杯同じぬる燗を追加しました。
さすがに今度は、「ヌルカンコール」はなかったです。
正直もう1回あったらぶちきれる所でしたが、良かった良かった。
しかし困ったのは出てきた野菜です。
まあ見るだけでもつまみとしての役割は果たしたと思います。
貧乏人ではないという証明のために、(いやこういうことを考える時点で心が貧乏です)手を付けないことにしました。
味が良くても接客が悪いお店はいけませんね。
三杯目のお酒を飲み干してお会計です。
表示の価格に税金が付いて、3480円でした。
まあ、新宿だからぼったくりバーよりは何十倍もましです。