静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

ひびの@静岡おでんツアー4軒目

2016年06月03日 07時09分48秒 | 居酒屋
ひびの@静岡おでんツアー4軒目

 「水野商店」さんで昔懐かしい静岡おでんを堪能したご一行は、まだまだいけると本日4軒目のおでん屋さんを目指しました。
先ほどの水野商店さんでもお話させていただきましたが、「静岡おでん」も後継者不足ということでお店が減っています。
昔からおばちゃんが一人でやっているというお店が多かったですから、そこには自然と限界ができてきますね。

 その中でも異色のお店がこの、「ひびの」さんです。
お年を召してから新しくおでん屋さんをやることになったとは、あまり聞いたことのない展開です。
それだけに驚くほど商売気がないのが特徴でもあります。



 その「ひびの」さんは歩いて数分の距離ですから、よもやま話をしているうちにたどり着きました。
この入り口も、もう少し明るくして入りやすくすればいいと思うんですがねえ。
お店に入ると今日は先客がお二人いらっしゃいました。

 とはいえおでん鍋の周りは空いていますからそこに座ってまずはビールの注文です。
するとご主人があたふたしています。
どうやらビールのグラスがそろわないということです。
数はあるんですが同じものがそろわないということでした。



 「構わないから何でも持ってきて」
ほんとに素人らしくていいものです。
グラスもそろってまずは乾杯です。

 おでんの鍋を探しますが、これがまたガラガラでした。
「具が少なくて申し訳ないです」
それにしてもまだ昼下がりだというのに、売るものがないとは不思議なお店です。
そのおでんの中から、「肉(100円)」をいただきました。



 先客は30代ぐらいの男性がお二人で、空になったビールのグラスをお供に会話をされていました。
しばらくするとお店の入り口で声がします。
どうやら新しいお客さんが来たようですが、なんとご主人が困った顔で対応していました。

 結局、「席がない」ということで断ってしまったようです。
カウンターならすべて空いていますし、鍋の周りでも詰めれば大丈夫だと思いますが、分かりません。
おでんもないしどうしようかと思って見つけたのがこれでした。



 前回気になっていた、「たまごのおすし」です。
その正体は卵焼きを具にしたおすしでした。
写真を撮っていると、あ、ガリを忘れた。



 慌ててご主人がお皿をにガリを乗せてくれました。
こちらも撮りなおしです。
開店からだいぶたっているのにまだあたふたしているところが微笑ましいです。

 そんなわけで新しく来るお客さんの邪魔になってはいけないと、ここも20分ほどでお会計をしました。
「今度は間違えないでくださいね」
そういうと、しきりに照れているのがまた可笑しいです。

 これでおでんツアーも4軒が終了、5軒目に進みます。
ごちそうさまでした。
コメント
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