静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

戎@西荻窪

2017年01月09日 07時29分53秒 | 居酒屋
戎@西荻窪

 激辛ラーメンでしっかり温まった後は、池袋のさるお店でお買い物です。
これも無事に済ませて池袋の駅まで戻りました。
今回のメインは中央線沿いですから、新宿経由で中央線に乗りました。
各駅停車でのんびり進み、午後1時過ぎに降りた駅は「西荻窪」です。

 飲み歩きツアーの1軒目はおなじみの「戎」さんに決めました。
こちらのお店はすでに数回来ていますが、なかなか渋いですよ。
お店は駅のすぐそばでわかりやすいです。
焼き台を囲むコの字型のカウンターは程よく空いていて、ゆったりと座れました。

 先客は4名、いずれも一人客の年配男性で、常連さんばかりです。
こちらのブースに一人だけいる店員さんは焼き物に取り掛かっていて忙しそうです。
何もリアクションがありませんが、そこで焦ってはいけません。
20年も通った常連さんなら、入ると同時に「煮込みとチューハイ」なんて叫べますが、ここはゆったりと構えておきます。

 しばらくして何とか注文ができました。
「瓶ビールください」
「銘柄は?」
「キリンでお願いします」



 本日1杯目はキリンでした。
出てきたところで、「煮込み豆腐(250円)」も注文しておきます。
この煮込みが結構なボリュームでした。



 豚のシロやガツが主体の煮込みで、その下には豆腐が隠れています。
これで250円は格安ですし、しかも味が良い。
しかし以前よりは煮込みが若めだと感じて気が付きました。
そうか、戎さん今年は今日が仕事始めでしたか。

 注ぎ足しではなく初物だと思うと、何となく嬉しく感じました。
これがまた一味によく合いますね。
店員さんが何かやっているなと思ったら、七輪に炭火を入れて焼き台の前に座っているお客さんの横に持っていきました。

 「これで暖まって」
お店は開けっ放しなので私の座っている席でも結構肌寒いです。
それなのに外の席では風も吹きますし寒いことこの上ないでしょうから、これはいい気配りでした。
お客さんもにっこり微笑んでいます。

 その店員さんが変わったものを焼き台に乗っけています。
白い棒状のものですが、これが結構大きいです。
これは果たして何者なのかと、気になりました。

 すると私のお隣にいたお客さんも同じ考えだったようで、代わりに聞いてくださいました。
「それなんだい?」
「下仁田ネギ焼きです」
なるほどそんなメニューもあったんだ。

 ただ今のお客さんは私を含めて7人ですが、皆さん飲むペースが速いですね。
寒さのせいもあるでしょうが、「熱燗」がよく出ていました。
スポーツ新聞を読んだり、本を片手にしたり、あるいは煙草をくわえながら、めいめい静かにお酒をたしなんでいらっしゃいます。
私はこういう居酒屋の雰囲気が好きですね。



 何とかビールが空いて二杯目は、「トリスハイボール(190円)」にしました。
これもまた安いお値段です。
おつまみの追加で、「レバー」をタレで二本焼いてもらいました。
これも「初焼きトン」ですね。



 こちらのお店は意外にメニューが豊富で、美味しそうなものがたくさんあります。
中でも気になったのが、前のお客さんが注文された「煮込みこんにゃく」でした。
次回はこれを必ず食べようと思います。

 さて、こちらのお店にはアルコールの制限があるようです。
お隣のお客さんが、もう1杯出してくれと頼んでいましたが、店員さんはしっかり断っていました。
裏メニュー(?)で「ライトのチューハイ」なるものがあるようでしたが、詳しいことはよくわかりませんのであてにしないでください。

 そういう常連さんとのやり取りもまた居酒屋探訪の楽しいところです。
私はトリハイを空けてお会計です。
こちらのお店では注文を受けるごとにその単価をメモ用紙に書いていて、最後にそれを合計するやり方でした。
店員さんはすべての単価をしっかりと覚えているわけですから、これはなかなかのものですね。



 1時間ほどの滞在でお支払いは1160円でした。
どうもごちそうさまでした。




 
コメント
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