魚がし魚膳＠紺屋町

魚がし魚膳＠紺屋町

　明日からは非常事態宣言に切り換わるという、８月１９日の午前１１時です。
休業されるお店も多くなっていますが、宣言が出たことによってさらにこれが伸びていくことになるでしょう。
今日は街中でのランチタイムです。
なんと開店前のラーメン屋さんには数人ですが、若い方が並んでいました。



　その中を歩いて気になっていたお店に向かいました。
紺屋町の通り沿いにあるお店で、「魚がし魚膳」さんです。
お魚がメインの居酒屋さんですが、もちろんお酒は出せません。
お店の正面に掲示があるように、８月末までお酒の提供は停止です。



　今日はランチタイムの定食をいただこうとお店にやってきました。
けっこう年季の入ったお店で、ドアも面白い形をしていますね。
それを開けると意外に広いお店が目に入りました。
「いらっしゃいませ」

　入口でアルコール消毒をして、奥のカウンター席に座りました。
一番乗りだと思っていたら、なんと先客が一組いました。
中年男性の二人連れで、ネクタイからご近所のサラリーマンでしょうか。
まずは冷茶におしぼりが出されて、注文を告げます。



　前にはお食事のメニューがありますが、今回注文したのはこれではありません。
入口に大きく書いてあった、サービスメニューです。
「チキンカツ定食お願いします」
「はい、チキンカツね」



　前の看板にはこのチキンカツ定食が５００円と書いてあったのでそれに引かれました。
今どき繁華街のランチで５００円とは格安ですね。
メニューの価格を見るとほとんどが千円ぐらいですから格差がよくわかります。
店員さんは男性がお二人だと思っていたら奥の厨房にもう一人女性がいらっしゃいました。



　「おまちどうさまです」
私は二番手なので、先客の二人組が先かと思っていたら、こちらが先に出てきて驚きました。
たぶんあちらさんはお魚関係なので時間が掛かるんでしょう。
ともかく早く出て来るのはいいことです。



　まずはメインのチキンカツです。
薄めのカツが三枚で、キャベツにレモンがそえてありました。
卓上にある中濃ソースを掛けていただきます。
そしてご飯とお味噌汁というセットでした。



　サクサクっとした揚げ具合で、なかなか美味しいチキンカツでした。
お客さんは常連さんが多いようで、私の後から来たお客さんと店員さんが和やかに世間話をされていました。
ご飯は少し柔らかめで、ここは残念。
まあ定食ですから無難なところですか。



　お味噌汁は平凡で、可もなし不可もなし。
お昼時の忙しい時間にはこういう早く出て来るメニューが最適ですね。
私が食べている時、ようやく先客さんの定食が出てきました。
ああ、やっぱりお魚だな。



　卓上にはおかかのしっとりしたふりかけのようなものが置いてありました。
これは普通の味でしたが、良いサービスです。
美味しく食べ終わって、さてお会計です。
伝票を差し出すと、やはり５００円で一安心します。



　いつの日かお酒が解禁になったら、今度は飲みで使ってみたいですが、それはいつになるやら。
この後で気になるお店をいくつか回ってきましたが、休業がほとんどでした。
今度はいつ来れるかなあ。
ごちそうさまでした。