静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

ひびの@人宿町

2016年05月20日 08時08分34秒 | 居酒屋
ひびの@人宿町

 今日は友人から聞いた情報をもとに、新しいお店の開拓です。
場所は昭和通りで「五月庵」さんの向かいあたりですが、私はまったく気が付きませんでした。
実は今夜はもともとたこ八さんに行くつもりでしたが、あいにくの満員だったので急きょ変更したわけです。
最近たこ八さんは混んでますね。



 さて、大通りを歩いていきますとどうやらお店らしいものが見つかりました。
その前には看板が出ていて、営業時間が書いてあります。
月曜火曜が定休日で、11時半開店、20時までの営業ということです。
ちゃんと書いてありますからお酒も飲めそうです。



 入口を見てみると、「おでんやさん」とのれんに書いてあります。
しかしどうしたことか店頭の明かりが点いていません。
これは大丈夫でしょうか。
実は後で聞いたところによりますと、単純に電気のつけ忘れだということでした。

 そうとは知らずに恐る恐るお店に入っていきます。
「いらっしゃいませ」
ちゃんとやっていたようで一安心でした。

 割合に広いお店で、左手になぜかカウンターがあり、ぬいぐるみが一番端の席に座っています。
右側におでんの鍋が置いてあって、それを囲むテーブルに合わせて周りにいすが置いてありました。
一人ですというと、そのおでん前の席を勧められました。
「ビールください」



 出てきたのはサッポロの中瓶でした。
グラスがなかなか出てこないのはご愛敬です。
お店は年配のご夫婦でやられていて、以前はお寿司屋さんだったそうです。
新規開店は今年の2月あたりだそうで、だいぶ前からできていたんですね。



 さて、肝心のおでんですが、初めてですから様子がよくわかりません。
ここはお店の方に任せて、「こんにゃく(80円)」に、「肉(100円)」を鍋から取っていただきました。
からしをチョンと乗せ、ダシ粉も掛けていただきます。

 肉は豚のガツでちょうどいい茹で上がりでした。
串の形が違うのは静岡でよくあるスタイルで、お勘定をこれで計算するんでしょうね。
なお、私が入店した時にはお客さんがお一人だけいて、お土産をお持ち帰りしていました。
その方が帰ったのでお店は私一人だけです。

 暇そうなのであれこれとお話をさせていただきましたが、お寿司は大変なのでおでんぐらいならいいだろうと始めたそうです。
ところが意外にもおでんは難しいらしく、だいぶ苦労したとこぼしていらっしゃいました。
しかし商売っ気のないご主人です。

 でも静岡市内では昼間からのうのうとお酒を飲めるお店が少ないので、私には大歓迎です。
このブログをご覧の皆さんもぜひ応援に行ってやってください。(笑)
しかしもう少し目立つようにしないと、人の通りも少ないですからお客さんには分かりにくいと思いますね。
メニューは少なく、つまみになるのはおでんだけですが、ご主人の見せてくれた「たまごのおすし」が美味しそうでした。

 今日は下調べですから、10分ほどでビールを飲み干してお会計です。
まだ早いですからナカミヤさんでも回っていきましょうか。
すると
「600円です」
千円札を渡してお釣りをもらうことにします。

 そこですぐに気が付きました。
たったの10分ですからまだアルコールは脳細胞に到達していない状況ですね。
「あれ、おでんは二本いただきましたよ」
ご主人が慌ててお皿を確認します。

 「すいません、追加で80円いただきます」
おでんはご主人に取っていただいたのでちゃんとわかっていると思っていましたが、びっくりしましたね。
まだ慣れていない様子がありありと感じられます。

 昼間から飲める面白そうなお店なので、また寄ってみたいと思います。
ごちそうさまでした。





 
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福運来@平和

2016年05月18日 14時25分44秒 | ラーメン(静岡市内)
福運来@平和



 今日のラーメンは初めてのお店です。
静岡市内のお店もだんだん未訪のお店が少なくなってきていて、探すのには苦労しますが、また一つ見つけました。
場所は平和、広い通り沿いにあるお店で、開店からすでに数年たっています。



 11時過ぎにお店に着きましたが駐車している車はなく、私が初めての様子です。
入口のドアには中華系のお店らしく、「千客万来」と大きく書かれてあります。
看板に書かれている「580円ランチ」ですが、これが本日の目当てです。



 「いらっしゃいませ」
やはり一番客でした。
席はすべて四人掛けのテーブル席ですから、見晴らしのいい窓際に座りました。
空のコップに冷水の入ったジャーが出ます。



 メニューを見ると、ちゃんとこのランチメニューが書かれてありました。
5種類のラーメンにおかずが1品、ライスに、「揚げ物」と「漬物」さらに「フルーツかサラダ」がついて税抜き580円は格安のランチです。
私はこの中から、「台湾ラーメン」と「ニラレバ炒め」を選びました。
店員の女性は中華系の方で、厨房との連絡ももちろん中国語です。

 もうすっかり静岡市に定着した感のある、「赤い中華」系のお店で、内容もほぼ同じですが、たまに食べたくなるコストパフォーマンスです。
手酌でお冷を飲みながら待っていると、数分後に出来上がってきました。
「おまちどうさまです」



 出てきたセットはなかなかのボリュームですね。
まずは、台湾ラーメンですが、どんぶりが軽めなので少し頼りないです。
しかしメインのレバニラ炒めはなかなか良いボリュームです。
それにご飯と小皿が三枚付いていました。



 まずは台湾ラーメンです。
モヤシとピリ辛のひき肉を乗せたラーメンですが、これが大外れでした。
私はラーメンにまずいという言葉を書くことはめったにありませんが、これは正直言って書く言葉が出ませんでした。
したがってこれの感想はなしです。



 しかしそれを補って余りあるのが、メインの「ニラレバ炒め」です。
薄切りのレバーがかなりたっぷり入っていてしかも炒めの具合がいい。
考えるに料理人はたぶんこちらがメインだと思って作っているんでしょうね。
ラーメンのほうはお飾りぐらいの気分なので、味はどうでもいいんです。



 そしておまけについている小皿の三品の意味にはあとで気付きました。
左から、大根の漬物5片、缶詰のナシにミカン、フライドポテト三本です。
初めに見たときこれは何だろうかと思いました。



 しばらくしてお食事の途中で気が付きました。
そういえばメニューにはしっかりと書いてありました。
なるほどどうだったのか。



 まずは、「揚げ物」がこのフライドポテト。

 そして、「漬物」は間違いなくこれ。



 最後に、「フルーツかサラダ」がこれでした。

 なるほど看板に嘘偽りはありません。
個人的な感想では、わざわざ付けなくてもいいかと思いますが、枯れ木も山の賑わいですか。
なおご飯はお代わりができるそうですが、私はこれだけでも持て余し気味でした。

 さて、最初は私だけでしたがそのうちにお客さんがぞろぞろと入ってきてお店は賑わってきました。
ほぼすべてが男性ですが、高校生もいましたし、若いご夫婦もいました。
これからお昼にかけてはさらに賑わうことになるんでしょう。

 さて、私はといいますと、久しぶりにレバニラ炒め定食をがっつり食べた気分でした。
中華の食堂でその「レバニラ定食」を注文したら、おまけでスープにラーメンが入っていた。
そう考えると、税抜き580円というのは結構お得なお値段でした。
お腹も大満足です。

 食べたときはそれほど感じませんでしたが、しっかり辛味も利かせてあったようで、ほんのり汗が出てきました。
お冷を飲み干してお会計です。
消費税がついて正味で626円でした。

 お酒がもう少し安めでさらに近場だったら使い出があるんですが、このタイプのお店は通り沿いにあるんでなかなか行けません。
同じタイプのお店について全般的に感じるのはラーメンがいまいちな点でしょうか。
麺もスープも、もう一つ足りない感じがします。

 ごちそうさまでした。

 
 
 
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だんまや水産@久しぶりです

2016年05月18日 07時20分17秒 | 居酒屋
だんまや水産@ひさしぶりです



 最近の日曜日は飲み会が続いています。
今週も5時から街中にやってきました。
入った先はおなじみ、「だんまや水産」さんです。
お決まりの、「飲み食べ放題コース3240円」を楽しみましょう。



 まずは席について、生ビールでスタートです。
中ジョッキというよりは小ジョッキですが、飲み放題ですからまったく問題ありません。
おつまみをどんどん注文します。



 まずはお刺身の盛り合わせです。
一皿が二人前だそうですが、これを二皿いただきました。
まぐろにイカ、サーモンに桜エビと鯵、思ったよりも良い盛り付けです。



 枝豆は定番です。



 しめさばもやってきました。
薬味はショウガですね。



 海鮮サラダです。
これもいいボリュームがありました。



 焼き鳥の盛り合わせです。
鶏肉、砂肝、ネギ、手羽先、そしてつくねです。
軟骨の入ったつくねが美味しかったですね。



 ドリンク二杯目は生絞りレモンサワーです。
アルコールは薄めですが、量で稼げますから大丈夫です。
プレーンのチューハイがあれば申し分なしですが、まあいいでしょう。

 すぐに飲み干して、ハイボールにしました。
どこのお店でもハイボールは安定していますから、最近は注文しやすくなりました。





 焼き物を二皿です。
ホッケにサバ、大振りで食べ買いがあります。
脂がのっていて美味しかったです。



 てんぷらの盛り合わせです。
最近油ものが苦手になった私は1本でパスです。



 イカ焼きです。



 ここでハイボールのお代わり。
4杯目ですが、これで時間は中間地点になりました。
お店は前よりも空いていて快適でした。
やはり平日よりもお休みの日のほうがゆったりできるようです。



 だし巻き卵です。
これも定番で安心できます。



 漬物も恋しくなって、キュウリにナスの1本漬けです。
結構塩気が強いですが、つまみとしてはいいものです。
店員さんの対応も早く、以前よりも改善されていますね。



 ここで日本酒のぬる燗に変えました。
店員さんはもちろん日本人ですから、ちゃんとしたものが出てきました。
なお、面倒なので2合徳利にしていただきました。
どうしても最後は日本酒になりますね。



 お子様なので、「バターコーン」です。
量が多いので一人では持て余しますが、三人いるのでちょうどいいぐらいの量になりました。
コーンはたまに食べると美味しいですね。



 もやし炒めもやってきました。
さりげなく野菜を入れておくところなど、年季を感じますね。
これもいい味付けでした。



 ここでラストオーダーの声がかかりました。
追加でお刺身盛り合わせを1人前いただきます。
なるほど先ほどのものとはしっかりボリュームが違っています。
ミニサイズのお刺身でした。



 ナスも追加です。



 そして締めのお寿司です。
これで二人前です。
おなじみの小ぶりのお寿司で、締めにはちょうどいい量でした。



 のどが渇いたのでスープ代わりにハイボールも追加しました。
これで2時間の宴会は無事終了です。
なかなか良いコストパフォーマンスですね。
料金も安いですから、ありきたりの飲み放題コースよりはよっぽど満足できます。



 ごちそうさまでした。


 
 
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一番鶏@週末は

2016年05月17日 07時15分01秒 | 居酒屋
一番鶏@週末は



 金曜日夜の晩酌は最近お気に入りの、「一番鶏」さんです。
今夜も赤ちょうちんに誘われてお店の前にやってきました。
引き戸を開けて中に入ります。

 「いらっしゃいませ」
今夜は混みあっていて、奥の座敷席はほぼ満杯でした。
それでもカウンターはお二人だけで空いていました。
私は右端の席に座りました。



 まずはいつも通りに瓶ビールです。
銘柄はサッポロの金星、静岡市内では珍しい取り揃えです。
最初の1杯ののど越しは最高ですね。



 お通しは毎回同じキャベツです。
今夜は少し小盛になったようですが、私にはこれでも多いぐらいでした。
生キャベツにごま油と塩昆布、この取り合わせを初めて考えたやつは大したものです。
ソースでいただくよりもよっぽど気が利いています。



 焼き物は、「つくね」と「鳥かわ」にしました。
もちろんたれでいただきます。
これは正面から焼きたてが出てきました。
一味をかけていただきますが、鳥皮もなかなかいけますね。

 今夜は団体さんが入っているのでお店はかなり賑やかでした。
それでもうるさいというほどではなく、のんびりとくつろげます。
そうこうしているうちにお目当ての手羽先がやってきました。



 「熱いですからお気をつけください」
相変わらずいい照りですね。
香ばしく焼けた手羽先はしょうゆ味が利いていて、まさに病みつきになる美味しさです。



 そうなると当然ながら瓶ビールのお代わりです。
手羽先があるとビールが進むので、危うく三本目を注文しそうになりました。
さて、そのときお隣のお客さんはなんと、「ガリガリ君サワー」の注文でした。
あれ、そんなものも出してるんだ。

 ご主人との会話を流れ聞くと、どうやらガリガリ君をケースで仕入れているということですから当たりくじもしっかりあるようです。
このサワーは昔一度だけ注文したことがありますが、まあ話題だけにしたほうがいいです。
ここでお会計ですが、今回も前回の訪問とほぼ同じ内容になってしまいました。
違いはレバーが鳥皮になっただけですから、お値段は全く同じ2056円です。

 たまにはほかのおつまみも食べたいところですが、手羽先だけは欠かせないのでこうなってしまいます。
今回も美味しい手羽先で大満足でした。
赤ちょうちんにご挨拶してお店を後にしました。



 ごちそうさまでした。


 
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頂好@石田

2016年05月16日 07時12分43秒 | ラーメン(静岡市内)
頂好@石田

 石田の頂好さんが閉店される。
そんな情報を得て、久しぶりにやってきました。
あの美味しいタンメンの食べおさめです。



 開店時間の午前11時を少し過ぎた時間にお店に着きました。
自転車を止めてお店に入ります。
中に入りますとお客さんはおらず、どうやら私が一番客のようです。
広いお店ですが、私はカウンターの一番奥に座りました。

 すぐにお冷が出て、「タンメン(700円)」を注文します。
お店は年配のおばちゃんがお二人で、片方が調理専門です。
まずは麺を鍋に放り込みました。
こちらは独特の太麺ですから茹で上がりには時間がかかるようで、しばらく時間調整です。

 数分待ってから具材の調理に取り掛かります。
まずはニンニクをひと欠け、包丁の背で叩き潰します。
パーンと小気味よい音が厨房に響きました。

 鍋に油を入れて強火で加熱し、そこににんにくを入れて炒めます。
香りが出たところで、野菜の投入。
キャベツ、ニンジン、モヤシ、きくらげ玉ねぎなどなどです。
種類別に分けてあるのが面白いです。

 炒まったところでスープを投入です。
お玉に1杯半ほどを入れて煮込みます。
そこに塩や調味料にコショーを入れて味付けします。
もう何十年もやっているんでしょうが、流れるような手さばきが美しいです。

 しばらく煮込んで、最後に味見します。
今回は少し濃かったようで、スープを少し足しました。
最終にごま油を回しかけて完成です。



 茹で上がった麺をどんぶりに入れ、そこにスープを入れてタンメン完成。
私の前に顔を見せてくれました。
これはなかなか美味しそうなタンメンですね。



 見ての通りで野菜が盛りだくさんに乗っています。
中でもキャベツは適度にゆでられていて、シャキシャキ感がしっかり残っています。
隠れてはいますが豚のコマ肉もしっかり確認できました。
今回はコショーなしでそのまま食べ始めます。



 まずはスープが美味しいです。
これはしっかりとだしを取っている成果でしょうが、さすがは老舗で少しも手抜きはありません。
なお、麺は独特の平打ち太麺で、結構な腰があります。
まさに食べ応えのある麺ですね。

 そしてスープは熱々ですから、食べるのには結構時間がかかります。
これは美味いや。
久しぶりの頂好のタンメンですが、期待を裏切らない伝統の味でした。
しかし意外にもお客さんはまだ来ません。

 私の後で入ってきたのは、若い男性の一人客でした。
注文はタンメンにライス、そして餃子というデラックスなものでした。
私には到底食べられる量ではありませんが、いい食欲ですね。
なお、餃子は注文を受けてからその分を包んで作ります。

 そこで面白いことが起こりました。
おばちゃんはなかなかタンメンを作り始めません。
そこでお客さんに言うのには
「今日はまだ肉屋さんが来てないんでしばらく待ってね」

 (なんだ、なんだ)
「肉がないと味がよくないからもう少し待ってね」
私のタンメンには確か肉が入っていましたから、それで最後だったわけでしょうか。
これは良かったような悪かったような。

 それでも数分して、お肉屋さんがやってきました。
そこから肉片を切り出して無事タンメンが完成しました。
コントを見ているような楽しい気分のやり取りでしたから、心も体も大満足です。

 何しろ熱々のタンメンでしたから私にしてはかなり長い時間がかかりましたが、無事食べ終わってお会計です。
思えば、「珍龍」さんもすでに閉店されましたから、静岡で美味しいタンメンを出すお店はもうなくなってしまいます。
汗をふきふき帰路に着きます。

 ごちそうさまでした。 
 
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