たまたま、田園都市線の電車の中で読んだ記事です。
https://president.jp/articles/-/26144
これが本当であるとすれば、考えさせられます。「こんなことでよいものか?」と。
たまたま、田園都市線の電車の中で読んだ記事です。
https://president.jp/articles/-/26144
これが本当であるとすれば、考えさせられます。「こんなことでよいものか?」と。
管理人の権限を利用して、お知らせです。
地方自治総合研究所から刊行されている雑誌「自治総研」の最新号(2018年8月号。通巻478号)が刊行されました。
この中に、私の「地方税法等の一部を改正する法律 (平成30年3月31日法律第3号)」が掲載されています(33~54頁)。お読みいただければ幸いです。
また、この雑誌は、地方自治総合研究所のサイトでもPDFファイルで見ることができますので、御覧いただけば幸いです。
今日、フィリアホールでの「奥泉光×矢野沙織カルテット 『ビビビ・ビ・バップな午後〜ジャズと小説と電脳空間』」を見るために青葉台へ行きました。ブックファーストに寄ってみたら、Harbor Business Online編『枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社刊)がありました。
これは、今年の7月20日、枝野幸男議員による内閣不信任決議案「趣旨弁明演説」の全文を、おそらくはほぼそのまま収録したものです。2時間43分にも及んだというのは、少なくとも記録が残っている中(1972年以降)では最長であるとのことで、このことも驚くべき話ですが、それ以上に驚くべきなのは、長大な原稿を読み上げるのではなく、真のレジュメというべきか、主張したいことを箇条書きにしただけの、数枚のメモに基づいていたという事実です。
さらに大きく、いや最も大きく驚くべきことは、日本の国会における演説の全部が、このように単行本(ブックレットほどの薄いものですが)として刊行されたことです。
イギリス、アメリカ、フランスではありそうな話です。ブックレットよりは少し厚めのものですが、私は、大学院生時代、あのリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー(Richard von Weizsäcker)の演説集(ドイツ語)を購入し、何人かの自主ゼミで読みました。有名な「荒れ野の40年」も収録されていたからです(そうです、敢えてドイツ語で引用するとWer aber vor der Vergangenheit die Augen verschliest, wird blind für die Gegenwart.という文章が登場する、あの演説です)。勿論、ヴァイツゼッカーの演説集は日本語訳でも刊行されています。
しかし、日本で、これまで国会における演説が単行本になったことがあったのでしょうか。後で何本かがまとめられて刊行されることはあるかもしれませんが、時間もそれ程経過していないのに一本の演説が一冊の本になるということは、おそらく例がなかったことでしょう。
購入して、帰りの電車の中で読んでいました。2時間43分という時間が必要であった。このように評価してよいものです。過剰でも不足でもなく、複数にわたりながら根本では共通するような諸問題を手際よく、しかも深く取り上げ、批判しているところには感心しました。変な喩えになって申し訳ないのですが、何処をどのように切っても鮮血が吹き上がってくるような印象すら受けます。
先頃閉会した第196回国会については、憲政史上最悪の国会(議会)であるという評価も少なくありません。枝野氏自身も演説においてこのように評価しています(本書における田中信一郎准教授の解説も必読です)。実際に、3月以降、具体的なことは記しませんが文書やデータの改竄が当たり前のようになされ、隠される、はぐらかされる、など、無茶苦茶としか表現しようがない実情が明らかにされました。作成してから1年以内に廃棄するのであれば、何のために日誌を作っているのかわかりませんし、最初から作らないほうが合理的です。今の日本の状況からすれば、今の政権がどうして情報公開法は直ちに廃止する法律案を提出しないのかがわからないくらいです(これは私の考えであって、枝野氏はこのようなことを言っておりません。あしからず)。文書も情報もいい加減に扱われ、とにかく捨てられる。それが日本です。また、7月の西日本豪雨については、初動対応が遅れたという批判もやむをえないところでしょう(このことは枝野演説も触れています)。枝野氏は、あの赤坂●●亭(敢えて詳しく書く必要もないでしょう)についてもしっかりと言及した上で、初動対応などについて批判しています。
そして、国会議員が職務として何を行うべきなのか、立法府、立法機関の役割とは何かを、枝野演説は明言しています。ここは私が安易に引用してはならないところですので、演説そのものをお読み下さい。
政治的な立場、思想上の相違などを問わず、一度は読んでみるべき演説です。
管理人の権限を利用して、おしらせです。
公益財団法人地方自治総合研究所の「地方自治関連立法動向第5集 第193常会〜第195特別会」が、6月に発行されました。
この中に、私の「地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律(平成29年3月31日法律第2号)」が掲載されています(193〜225頁。月刊自治総研には掲載されていません。http://www.jichisoken.jp/publication/researchpaper/125/No.125_193-225.pdf)。
御一読をいただければ幸いです。
今日、久しぶりに青葉台へ行き、ブックファーストで何となく見ていたら、ドイツの国旗かと思うようなデザインの、薄い本がありました。大東社会保障推進協議会・大阪社会保障推進協議会編『介護保険「卒業」がもたらす悲劇』(2018年4月、日本機関紙出版センター)です。
念のためお断りしておきますが、大東社会保障推進協議会は大阪府大東市にある組織です。大東文化大学に大東社会保障推進協議会という組織はありません。
以前から、介護保険料は実質的に税金と変わらないのではないかと思っていました。保険という割にはリターンがあまりに少ないからです。それにしても、この本に書かれている某市(と書いてもすぐにわかってしまいますが)の実態はひどいもので、姥捨て山よりもはるかに惨い話ということになります。悪い言葉で言えば打っ手繰りと変わりません。
管理人の権限を利用して、おしらせです。
清文社から、石村耕治編「税金のすべてがわかる現代税法入門塾」〔第9版〕が発売されます(http://www.skattsei.co.jp/search/063858.html)。
私は、この本の第7版から執筆者の一員に加わっています。勿論、この第9版も、です。
御一読をいただければ幸いです。
なお、この本は、私が月曜日に担当する講義「税法A」、「税法B」、「法学特殊講義2A」および「法学特殊講義2B」の教科書としております。
全然関係ないのですが、3月下旬に営業運転を開始した東京急行電鉄6020系6121F(大井町線急行溝の口行き)です。4月10日の朝、高津駅(DT09)で撮影しました。
管理人の権限を利用して、おしらせです。
日本評論社から『新・判例解説Watch』22号が刊行されました。
この中に、私の「任意組合の持分の譲渡による所得」が掲載されています。
御一読をいただければ幸いです。
独和辞典を参照すると、das Reichを「帝国」と訳しているものがあります。うちにある『アクセス独和辞典』〔第3版〕(三修社)がそうです。他にもあります。
完全な誤りではないのですが、正しくありません。
どの独和辞典か忘れましたが、der Reichspräsidentに「帝国大統領」という訳語をあてているものがありました。こんな馬鹿な話はありません。大統領制を採用する国が皇帝を戴く訳がないのです。
die Reichsbahnを「帝国鉄道」と訳したら、もっとわからなくなります。何故なら、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の国有鉄道もDeutsche Reichsbahnと称していたのです。
『独和大辞典(コンパクト版)』〔第2版〕(小学館)は、「(諸領域を統合する上位の統治体としての)国、国家、邦」という訳語をあてています。これが正しいと言えます。Das Deutsche Reichというと、1871年から1918年までのドイツ帝国のみならず、1919年から1933年までのヴァイマール共和国、さらには1933年から1945年までのナチス政権期も指します。いずれの時期であっても、ドイツの正式な国名はdas Deutsche Reichであった訳です。
管理人の権限を利用して、おしらせです。
ぎょうせいから、日本財政法学会編『地方財務判例質疑応答集』(加除式)が刊行されました(https://shop.gyosei.jp/products/detail/9558)。
私も担当させていただきました。
加除式である故に特殊で、一般の書店や図書館では購入または参照が難しいかもしれませんが、御一読を賜れば幸いです。
日本経済新聞朝刊の広告で知り、12月22日に青葉台で買ってきました。
山形富夫『税務の基礎からエッセンスまで 主要地方税ハンドブック』(2017年12月、清文社)
国税と異なり、地方税については入門書などがあまりありません。その意味でもおすすめです。