今回は、「待合室」に第330回として2009年9月28日から10月5日まで掲載した記事の再掲載です。内容は、一部を修正しましたが、基本的に当時のままですので、御注意ください。
唐津城址から海はすぐそばです。そこで、天守閣に入る前に、城址からの眺めを楽しむこととしました。
糸島半島から西のほうには、いくつもの島があります。唐津城址からも見えます。上の写真は、ほぼ東のほう、福岡方面を撮影してみたものです。遠くのほうにかすんで見えるのは福岡県のどの辺りでしょうか。糸島半島かもしれません。
面白い形をした山だと思い、撮影してみました。台形のように見えますし、子どもが作った砂山のようにも見えます。
手元に佐賀県の地図がないので、仕方がなく、福岡県の道路地図を見ました。詳しくはないのですが、唐津周辺も載っています。それによると、高島のようです。
天守閣入口の近くに、大木があります。関東であれば、杉、松などというところが普通でしょう。しかし、九州の場合は、東京などでは見られない種類の大木があります。この大きさといい、幹の外見といい、樹齢はかなりのものであると思われますが、案内板があるので見ることとしましょう。
九州ではよく名前を聞くホルトノキでした。樹齢300年を超えているといいますから、少なくとも江戸時代からここに生きているということになります。
このホルトノキですが、 日本語らしく記せばホルトの木となります。モガシという別名もあります。ホルトノキ科の常緑高木であって、樹皮を染料として使うとのことです。ホルトはポルトガルのことです。昔はホルトガルともいい、その略がホルトです。ホルトノキは西日本に自生するそうで、東日本ではあまり知られていないのですが、小笠原諸島には近い仲間としてシマホルトノキがあるとのことです。なお、ホルトノキはオリーブの別名でもあります。
方角を変えました。唐津市は、川の河口に開けた街で、左側は国鉄旧東唐津駅の場所です。現在の東唐津駅は南へ何キロメートルか移動しておりますので、奥のほうに見える橋が筑肥線でしょう。
また方角を変えました。私が唐津城の天守閣を目指して歩いた道路が、下に通っています。手前の右側は唐津東高校です。この川はかなりの急なカーブを描き、海に出ようとしています。