ここでオリンピックそのものの是非については議論をしません。あくまでも、当初は2020年に開催される予定であり、今年に延期された東京オリンピックのことです。
COVID-19の感染状況などを考えると、また、日本における対策を考えると、今年の開催は不可能でしょう。仮に可能であるとしても、相当に難しいと言わざるをえません。
オリンピックのスポンサー関係もあって、日本国内のメディアについてはYahoo! Japan Newsなどでニュースを探すしかないのですが、最近の東京五輪組織委員会長の発言には首を傾げざるをえません。いや、この表現では足りないと言えます。国内世論を敵視あるいは愚弄するような発言が繰り返されており、海外メディアからも非難される始末です。今や東京オリンピックVS.日本国民(の過半数?)という構図も見えています。少なくとも、多くの日本国民が東京オリンピックに興味なり関心なりを向ける余裕はないと言えます。
最近よく見ている「一月万冊」というYouTubeのチャンネルでも指摘されていましたが、今回の東京オリンピックには復興五輪という位置づけ(というより名目)が与えられていたのであり、欺瞞に満ちているとしか言いようのないものでしたが、いつの間にか「コロナに打ち勝った証」にもされています。少なくとも現段階では悪い冗談にしか聞こえないでしょう。