ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

神奈川県東部は震度4

2022年03月16日 23時44分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

 先程、23時36分頃に地震がありました。神奈川県東部は震度4でしたが、宮城県の登米市と蔵王町、福島県の相馬市、南相馬市および国見町で震度6強を観測しています。

 東日本大震災の余震かもしれませんが、それにしても大きかったので驚きました。しかも結構長く揺れました。

 津波に注意です。

 

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インターネットの広告で見たのだけれど……déjà vu

2022年03月16日 19時40分00秒 | 受験・学校

 最近、インターネットの広告で「9―3÷1/3+1=?」の正答率が低いという趣旨を見ました(「1/3」は「3分の1」のことです。以下も同様です)。

 既視感(déjà vu)に囚われていましたが、何のことはない、このブログに書いていました。2014年2月4日12時54分20秒付の「誤報か嘘であって欲しい報道」です。

 再び取り上げたのは、この数式に示されている計算の規則が理解されていなければ、税法の解釈などできる訳がないからです。実際、2022年3月4日1時16分15秒付の「メモ:『AとBとの合計額』の読み方」において記したことは、計算の規則をしっかりと身につけていることが前提でもあるのです。

 「誤報か嘘であって欲しい報道」において数式の話を取り上げた際には、小学生で学ぶはずである加減乗除の規則を知らない(または覚えていない)日本人が多いのだろうかと思っていました。念のために記しておくと、足し算・引き算と掛け算・割り算が混合している場合、括弧がなければ掛け算・割り算を先に行うのが鉄則です。上の数式の場合は「3÷1/3」を先に計算します。

 しかし、広告をたどって読んでみると、加減乗除の規則ではなく、分数の割り算がわからないという人が多いのではないかと思われました。この数式の正答は1なのですが、9という解答が多かったらしいことが書かれていたからです。最初、何処をどのように計算すれば9という答えが出るのかと思ったのですが、どうやら、3÷1/3の意味がわからないままに計算して1と計算したのでしょう。そして、9−1+1=9ということで答えを出したのでしょう。そうでなければ、9という答えは出てきません。

 分数の割り算については、私の記憶をたどった限りで記せば小学校で学んだはずです。今もそうでしょう。分数の割り算は、割る数の逆数を掛けて算出するのです。たとえば、1/2÷1/3=1/2×3/1=1/2×3=2/3、となります。ちなみに、1/2×1/3=1/6です。

 最初に示した数式の場合は、3÷1/3=3×3/1=3×3=9、となります。どうして3÷1/3の答えが1になるのかわかりませんが、掛け算と割り算を混同しているのでしょうか。

 仮に、加減乗除の規則を知らずに頭から順に計算すれば、9−3=6、6÷1/3=6×3=18、18+1=19、ということになります。但し、この19という答えを出すには、(9ー3)÷1/3+1=19という数式にしなければなりません。括弧を使わなければならない、ということです。ちなみに、分数の割り算のやり方がわからないと、加減乗除の規則を知らずに頭から順に計算した場合としても9という答えが出るかもしれませんし、5という答えが出るかもしれません。いずれにしてもおかしな答えです。

 これから、私も大学のクラス授業でこうした計算問題を就職対策として取り上げなければならないのでしょうか。計算が滅茶苦茶というのは、2021年度の法学特殊講義2Bでも散見されました。

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