The Child in Time
Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)
Previous → The Child in Time その10
Next → The Child in Time その12
リビングでスティーヴンとテルマはワインを飲んでいます。
S:君たちの関係はどうなってるの?テルマ。今も彼の妻?
T:そうよ、私は彼の妻なの。だからここにいるのよ。
S:耐えてるんだ。
T:待ってるのよ。それが私に望んでいる事だといつも自分に言い聞かせてる。
今の彼は時間から外れているの。それだけ。
S:正気を失っているわけではなく?
T:もっと現実的にみてよ。
私たち、見た目は老けたけど実際にはどのくらい大人になった?
あなたが書いた本を読んだわよ。
S:彼は大人だ。才能があって洗練された男だ。
T:彼に戻ってきて欲しいのね。
チャールズは部屋でひとり考え込み、そして髭を剃ります。
スティーブンは空いたグラスをもってテルマとキッチンに行きます。
T:もう少しいたらいいのに、彼もがっかりするわ。
S:大丈夫、すぐに立ち直るよ。
・・・・・・・ごめん。僕は本当に嫌な奴だな。
T:それがあなただし。
スティーヴンは苦笑します。
S:君の言う通り、僕は彼に戻ってほしいんだ。自分を哀れんでいるんだよ。
だから君の言う通りだ。ガキなんだ、僕は。伝染したんだよ。
苦笑するテルマ。
スティーヴンはもう一度謝りテルマをハグします。
S:僕は森で彼をちょっといじめてしまったんだ。彼に謝らないと。
T:あなたも大人になったわね。
チャールズの部屋の前。
S:チャールズ?チャールズ?
ドアの向こうから「忙しいんだ。」とチャールズの声がします。
スティーヴンはドアの前に立つと一気に話します。
S:チャールズ、聞いてくれ。すまなかった。
隠れ家にいるときに、君は行方不明の子どもの捜索の話をしてたけど
ぼくはケイトの事ばかり考えてしまっていた・・・・なぞらえているんだと思ったんだ。
部屋のドアが開きチャールズが顔を出します。
C:そんなことはしない。
S:わかってる。僕が間違ってた。ごめん。
C:いいんだ。
S:入ってもいい?
チャールズは少し考えてから言います。
C:君を裏切った。
S:え?そんな事してないよ。
C:したんだ。君はわかってるはず。
S:ばかばかしい。
C:俺は辞職せざるを得なかった。
・・・・・・・君はケイトが見つかると思ってる?
S:ああ、そう願ってるよ。絶対に見つかると信じているんだ。
C:彼女は成長しているはずだ。
S:うん。
C:もし10年以内に見つけたら彼女は少女だな。
S:うん、でも彼女はケイトのままだ。僕の娘だ。
C:君は彼女を公園に連れて行き滑り台やブランコで遊ぶ・・・失ったものを取り戻したくて。
例えじゃない、わかる?
S:ああ、わかる。これからも理解していくつもりだ。
チャールズは笑顔を見せます。
C:来てくれてありがとな、スティーヴン。君は親友だ。
ドアを閉めようとするチャールズを止めるスティーヴン。
C:何?
スティーヴンは何かを言おうとしますがやめます。
S:おやすみ。
C:おやすみ。
閉じられたドアの前でしばらく立ったまま動かないスティーヴン。
翌朝。
翌朝、タクシーに乗り帰路につくスティーヴン。
森の中から見守るチャールズ、そして家の中ではけわしい表情のテルマがいます。
タクシーの中でずっと考え込んでいるスティーヴン。
子どもたちの横断のためタクシーが止まります。
横断する子どもたちを見ているスティーヴンはひとりの少女に目が留まります。
S:止めてくれ。
運:何だって?
S:車を止めてくれ!!
運:それは無理だ、ここはRed Routeなんだよ。
S:いいから止めてくれ!
スティーヴンは無理やり車を止めると少女を追いかけ学校に走ります。
続きます。
スティーヴンとチャールズの会話は後々重要になってくるような気がするので、
かなり考えて訳してみたものの、結局あまりよくわからずでした。
行間みたいなものがさっぱり読み取れていないのも原因だと思います。
原作の設定ではテルマはチャールズよりかなり年上で、
チャールズはスティーヴンより6つ年上なのでテルマとスティーヴンはかなり年齢差があります。
ドラマ上ではわかりませんがそれでもテルマの落ち着きが少し年齢を感じますね。
そして少女を追いかけるスティーヴン・・・・切ないわ。
Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)
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リビングでスティーヴンとテルマはワインを飲んでいます。
S:君たちの関係はどうなってるの?テルマ。今も彼の妻?
T:そうよ、私は彼の妻なの。だからここにいるのよ。
S:耐えてるんだ。
T:待ってるのよ。それが私に望んでいる事だといつも自分に言い聞かせてる。
今の彼は時間から外れているの。それだけ。
S:正気を失っているわけではなく?
T:もっと現実的にみてよ。
私たち、見た目は老けたけど実際にはどのくらい大人になった?
あなたが書いた本を読んだわよ。
S:彼は大人だ。才能があって洗練された男だ。
T:彼に戻ってきて欲しいのね。
チャールズは部屋でひとり考え込み、そして髭を剃ります。
スティーブンは空いたグラスをもってテルマとキッチンに行きます。
T:もう少しいたらいいのに、彼もがっかりするわ。
S:大丈夫、すぐに立ち直るよ。
・・・・・・・ごめん。僕は本当に嫌な奴だな。
T:それがあなただし。
スティーヴンは苦笑します。
S:君の言う通り、僕は彼に戻ってほしいんだ。自分を哀れんでいるんだよ。
だから君の言う通りだ。ガキなんだ、僕は。伝染したんだよ。
苦笑するテルマ。
スティーヴンはもう一度謝りテルマをハグします。
S:僕は森で彼をちょっといじめてしまったんだ。彼に謝らないと。
T:あなたも大人になったわね。
チャールズの部屋の前。
S:チャールズ?チャールズ?
ドアの向こうから「忙しいんだ。」とチャールズの声がします。
スティーヴンはドアの前に立つと一気に話します。
S:チャールズ、聞いてくれ。すまなかった。
隠れ家にいるときに、君は行方不明の子どもの捜索の話をしてたけど
ぼくはケイトの事ばかり考えてしまっていた・・・・なぞらえているんだと思ったんだ。
部屋のドアが開きチャールズが顔を出します。
C:そんなことはしない。
S:わかってる。僕が間違ってた。ごめん。
C:いいんだ。
S:入ってもいい?
チャールズは少し考えてから言います。
C:君を裏切った。
S:え?そんな事してないよ。
C:したんだ。君はわかってるはず。
S:ばかばかしい。
C:俺は辞職せざるを得なかった。
・・・・・・・君はケイトが見つかると思ってる?
S:ああ、そう願ってるよ。絶対に見つかると信じているんだ。
C:彼女は成長しているはずだ。
S:うん。
C:もし10年以内に見つけたら彼女は少女だな。
S:うん、でも彼女はケイトのままだ。僕の娘だ。
C:君は彼女を公園に連れて行き滑り台やブランコで遊ぶ・・・失ったものを取り戻したくて。
例えじゃない、わかる?
S:ああ、わかる。これからも理解していくつもりだ。
チャールズは笑顔を見せます。
C:来てくれてありがとな、スティーヴン。君は親友だ。
ドアを閉めようとするチャールズを止めるスティーヴン。
C:何?
スティーヴンは何かを言おうとしますがやめます。
S:おやすみ。
C:おやすみ。
閉じられたドアの前でしばらく立ったまま動かないスティーヴン。
翌朝。
翌朝、タクシーに乗り帰路につくスティーヴン。
森の中から見守るチャールズ、そして家の中ではけわしい表情のテルマがいます。
タクシーの中でずっと考え込んでいるスティーヴン。
子どもたちの横断のためタクシーが止まります。
横断する子どもたちを見ているスティーヴンはひとりの少女に目が留まります。
S:止めてくれ。
運:何だって?
S:車を止めてくれ!!
運:それは無理だ、ここはRed Routeなんだよ。
S:いいから止めてくれ!
スティーヴンは無理やり車を止めると少女を追いかけ学校に走ります。
続きます。
スティーヴンとチャールズの会話は後々重要になってくるような気がするので、
かなり考えて訳してみたものの、結局あまりよくわからずでした。
行間みたいなものがさっぱり読み取れていないのも原因だと思います。
原作の設定ではテルマはチャールズよりかなり年上で、
チャールズはスティーヴンより6つ年上なのでテルマとスティーヴンはかなり年齢差があります。
ドラマ上ではわかりませんがそれでもテルマの落ち着きが少し年齢を感じますね。
そして少女を追いかけるスティーヴン・・・・切ないわ。