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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ジュラシック・ワールド/炎の王国

2018-07-18 22:25:51 | 映画+SFファンタジー
Jurassic World: Fallen Kingdom

Directed by J. A. Bayona
Produced by Frank Marshall Patrick Crowley Belén Atienza
Written by Derek Connolly Colin Trevorrow
Based on Characters by Michael Crichton

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』最新予告

前作と今作のネタバレを含みますのでご注意ください。




早速行ってきました。
金曜日に公開からの3連休なので3日前から売り出す前売りを日付が変わったと同時に
ごるちゃんにゲットしてもらいました。
しかも日比谷です。ありがとう、ごるちゃん。
おかげで映画部4人、とても良い席で3Dなジュラシックワールドを堪能できました。

観終わった最初の感想はみんな「オーウェン、かっこいい」でした。
全員一致でGOODを出すなんて滅多にありません。
確かにクリプラはかっこいいです。マッチョな部分もOKです。
今回はさらにパワーアップしていたオーウェン。並みの軍人ではありませんでしたよ。


さて内容ですが、
1を観ていなくても大丈夫なつくりにはなっていました。
でも、所々に小ネタがあるのでやっぱり1とジュラシックパークを観ておいた方が楽しさ100倍違います。

1でクレアはヒールのまま逃げまくったのも話題になっていたせいか
クレア登場時はヒールから映されていましたし、島に着いた時も靴からでした。
さすがに今回はちゃんとブーツ。

それにしてもまたしても謎の副題。なぜ「炎の王国」なのか・・・かっこいいから?
確かにパークがあるイスラ・ヌブラル島は噴火により壊滅しますが
でもそれは冒頭の「起」の部分なだけでメインは別にあります。
原題の「Fallen Kingdom」って結構重要な伏線になっていると思うのだけど。

と、文句ばかり言っていますが上手い副題をつけろと言われると無理なんですけどね。
王国の崩壊とかではダメだったのかな。

この話はまたあとで触れるとして。



冒頭は前作で崩壊したパークがあるイスラ・ヌブラル島。
Tレックスとブルー、そしてモササウルスの共闘で海に沈めたインドミナスの骨を
謎の集団が回収しますがその時に恐竜に襲われ海のゲートが開放されてしまいます。
これはラストの伏線となります。


イスラ・ヌブラル島では火山が活動し恐竜たちは絶滅寸前。
前作から一転して恐竜保護グループDPGを設立したクレアは恐竜たちを救出する方法を模索し
政府に支援を要望するが拒否されましたが、パークを設立したハモンドのビジネスパートナー、
ロックウッド財団のベンジャミン・ロックウッドは経営者ミルズを通して支援を申し出ます。

ミルズさんはどこかで見たような気がしますが気のせいかも。

さらにラプトルのブルーを捜索してほしいと頼まれクレアはオーウェンに会いにいきます。


オーウェンは一度は断るものの、ラプトル4姉妹の成長記録を見ていたオーウェンは
結局承諾し獣医のジアやフランクリンたちと島に行きます。


成長記録の一部がこれです。
ヤバいですよ、かわいすぎて永遠に見ていられます。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』本編映像”子供の頃のヴェロキラプトル 4姉妹”



前作のラプトルたちとオーウェンの関係は油断すると食べられちゃうような
もう少し緊張感がありましたが今作の仲良しっぷりはどうしたことか・・・
やはりTレックスたちと共闘してやっつけた時に距離感が縮まったのかな。

島にはミルズが雇った傭兵たちがいました。


恐竜それぞれに埋め込んである追跡チップを頼りにブルーを捜索します。
ほどなくオーウェンの目の前に現れたブルー。


オーウェンはよくブルーに「Girl」と呼びかけるんですよね。
オーウェンに限らずみんな「彼女」と呼んでいるし「clever girl」と言ってるし。
もちろんみんな女子なんですけど特にラプトルは「Girl」なのが私の萌えポイントなんです(病気)


オーウェンはゆっくりと手を伸ばしブルーに触れようとします。


その瞬間ミルズの傭兵、ウィートリーらがブルーに麻酔銃を撃ちさらに銃で撃たれてしまいます。
撃つとは思いましたけどね。
でも、久しぶりの再会なんだから邪魔しないで!って心の中で叫びました。

ミルズの目的は保護ではなく恐竜たちをオークションにかけ稼ぐことでした。
ブルーは捕らえられオーウェンも麻酔銃を撃たれクレアたちと危うく島に取り残されそうになりながらも
何とか傭兵の船に乗り脱出しますが取り残された恐竜たちは炎に巻かれて死んでしまいます。

オーウェンたちは船の中でジアと再会します。


獣医のジアは懸命にブルーの治療をしていますが輸血が必要になり
オーウェンとクレアは麻酔で眠らされているTレックスの血をとりブルーに輸血し一命をとりとめます。



ロックウッド邸ではベンジャミンの孫娘、メイジーがミルズの秘密の研究所の存在を知ります。

ロックウッド邸とメイジー。


そっと忍び込むと目に入ったのはオーウェンが小さいブルーたち4姉妹を調教している動画でした。
恐竜好きのメイジーはじっと観ています。そこにミルズと密売人のエヴァーソルが入ってきます。
エヴァーソルはトビー・ジョーンズです。この手の役をやらせたら世界一だと思います。


ミルズたちはインドミナスとラプトルを掛け合わせたインドラプトルの話をしています。
ブルーたちがオーウェンの命令を聞くことに目をつけ兵器として売り出そうと考えていました。

メイジーはベンジャミンに事の顛末を話し、
ベンジャミンがミルズに警察に自首するよう言いますがベンジャミンはミルズに殺されてしまいます。
それを知ったメイジーはたったひとりになってしまいました。

ミルズたちの計画を阻止するべくロックウッド邸に侵入するオーウェンたち。
そこでメイシーに会います。
クレアはロックウッド邸で一度メイジーに会っているので声をかけますが
誰を信用していいかわからないメイシー。
でもオーウェンのラプトルとの交流を動画で見ていたメイジーなのでオーウェンに抱きつきます。
目の前でクレアがずっと話しかけているのにオーウェンに抱きつくなんて将来有望な女子です。


エヴァーソルが呼んだ投資家が次々とロックウッド邸に集まりオークションが始まりました。
しかし途中で恐竜が逃げ出し会場はパニック。
さらにインドラプトルが檻から逃げ出してしまいます。

インドラプトルに追われるメイジー。
ここでミルズからメイジーはベンジャミンの孫ではなく娘のクローンだということが明らかになりますが
でもメイジーは背後からインドラプトルが迫っているのでそれどころではない感じでした。

部屋に入りじっとしているメイジーですが
頭の良いインドラプトルはメイジーの部屋に難なく侵入。
ちょっとエイリアン?


オーウェンが助けに入りますが恐竜には敵わずピンチ。

その時!
解放されたブルーが助けにきました。
これはわかっていた展開ですが、でもいいんです。
ベタだろうとなんだろうとこの場面が見れるだけで満足なんです。


一方、地下ではシアン化水素ガスが充満し檻に入れられた恐竜たちに死が迫ります。
クレアは扉を解放するスイッチを押そうとしますが、オーウェンに説得され思いとどまります。
もし恐竜たちを外に解放したら大変な事になります。

しかしその時メイジーがボタンを押し恐竜たちを解放してしまいます。
自分と同じクローンで、彼らも生きている、とメイジーは言います。

オーウェンはブルーに一緒に安全な場所に行こうと言いますが
ブルーはそのまま森の中に消えていきます。

今回は冒頭からマルコム博士が何度か登場しています。
恐竜が放たれた世界になり、マルコム博士が議会に呼ばれます。
博士は自分が警告してきたことが起きた事、これからは恐竜と共存していく世界になると言います。
そして最後に、このセリフです。

「ようこそ、ジュラシックワールドへ」



かなり端折りましたがこんな感じです。
ストーリーもだいぶ忘れかけているのでマルコム博士のセリフもうろ覚えです。

最後はラスベガスとか動物園とかに恐竜がいるし
冒頭で逃げ出したモササウルスもサーファーであふれている海に登場していました。
これどうするの?と思っていたら続きがあるんですね。3部作だって事を観終わってから知りました。
ともかくまたブルーとオーウェンに会えるだけで嬉しいです。


今回はかなりホラーテイスト多めでエイリアンとかバイオハザードを彷彿させました。
舞台も広いお屋敷とはいえ家の中なので賛否両論あるようでした。

私もやはり1作目のほうが面白く感じました。
オーウェンもクレアもほどよいタフさ加減で強さにリアリティがありましたが
今作はパワーアップしちゃっていて、オーウェンの強さは超人並みだし、
クレアに至っては、サラ・コナーかよ!って突っ込みたくなる場面もありました。

1作目が面白かった最大の理由は何と言ってもオーウェンとラプトル姉妹の共闘、
さらにTレックスまで参戦したあのクライマックスシーンです。
しかもトドメがモササウルスでしょ。
今まで恐竜たちはそれなりに共存してきたのにインドミナスが滅茶苦茶にしたわけで、
同じクローンでもこいつは許せん!みたいな感じですごく良かったです。

でも今回はブルーとオーウェンが仲良しだったのでそれだけで満足しております。
オーウェンのピンチには必ず駆けつけるんだもん。
でも欲を言えば私はラプトルの走りが好きなので次はそこのところをぜひ。


このポスターの「Life finds a way」
これはマルコム博士がジュラシックパークの恐竜たちがみなメスなのに
繁殖していたのが明らかになったときに言ったセリフです。
「命は必ず道を見つける」


ジュラシックパーク、ジュラシックワールドともに一貫して伝わってくるのは
人間の傲慢さと命のコントロールの難しさですよね。

メイジーは次作も出てくるのでしょうか。
クローン技術で生まれた少女と恐竜はどんなラストを迎えるのでしょう。

「Fallen Kingdom」は人間と恐竜、どちらも崩壊したという事なんでしょうね。
冒頭でも触れましたがなぜ「炎の王国」だったのでしょうか。
やっぱりかっこいいから?

どんな結末でもよいですが、ブルーだけは殺さないでー!
そして次回はぜひサム・ニールも出してください。