今回は散策中に見かけた野草花達です。
お詫び:最初ナルコユリとしてホウチャクソウの写真を載せてしまいましたので、正しい写真を追加し、
ホウチャクソウとして訂正しました。(19/5/13)
▼ナルコユリ(鳴子百合)
キジカクシ(ユリ)科アマドコロ属、多年草、花期:5月~6月、山林や草原に生える。
葉は披針形、葉の腋から出る花柄は枝分かれし、その先に緑白色で長さ2cm程の花を3~5個垂らす。
花筒は先の方が色濃く緑色を帯びる。
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▼ホウチャクソウ〈宝鐸草) *
ユリ科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、山地や丘陵の林内に普通に生える。
茎は高さ30~60cm、上部で枝分かれし、葉は長楕円形、花は枝の先に1~3個付けて垂れ下がる。
白色で先端が少し緑を帯びる。
▼ユウゲショウ(夕化粧) 別名:アカバナユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属、多年草、南米原産、花期:5月~9月、
名の由来は午後遅くに開花して艶っぽい花色を持つことからですが、実際は昼間でも開花が見られる。
上部の葉腋に径約1cmの淡紅色の花をつけ。
花弁は丸く紅色の脈が目立つ。雄しべは8個で葯は白色、花の下に子房がある。
▼オオヘビイチゴ(大蛇苺) 別名:タチロウゲ(立狼牙)
バラ科キジムシロ属、多年草、花期:4月~5月、
小葉は5個~7個で長さ3~20mmの、茎の上部に8~12mmの黄色い5弁の花、集散花序を多数付ける。
キジムシロなど似た花が多いが、葉の形が一番合っているようなのでオオヘビイチゴとしたが、自信がない。
▼ヤセウツボ(痩靭)
ハマウツボ科ハマウツボ属、寄生植物、地中海沿岸原産、花期:4月~5月、
マメ科、セリ科、キク科など様々な植物に寄生する。
葉は鱗片状に退化していて植物体に葉緑素はなく、褐色の腺毛が密生しています。
▼タツナミソウ(立浪草)
シソ科タツナミソウ属、多年草、東アジア原産、花期:4月~5月、タツナミソウもいくつかの種類がある。
北斎などに描かれる波頭に似ているというのが名前の由来。他のシソ科の花も同じ形が多いが、これは花が上向きにならぶ。
▼クサノオウ(瘡の王、草の黄)
ケシ科クサノオウ属、越年草、花期:4月~7月、日当たりの良い草地、林縁などに生える。
花は鮮黄色で直径約2cm。多数の雄しべの間に体をくねらせた青虫のような雌しべがある。
毛の多い2個の萼片は開花と同時に落ちる。さく果は長さ3〜4cmの細長い円柱形。
全体に縮れた毛が多いので、白っぽく見える。
茎や葉を切断すると中から黄色い汁をだすところからきていた。実はこの黄色い汁こそ毒であり薬である
名前の由来は諸説があるが、
「瘡(くさ)の王」であるという説。瘡とは皮膚病の総称。皮膚病を直すという意味からきているという。
▼ユキザサ(雪笹)
ユリ(ジカクシ)科マイズルソウ(ユキザサ)属、多年草、山地の林の下に生える。
名前の由来は、花が雪の結晶のようで、葉がササの葉に似ているところから、茎は高さ20〜50cm,
5〜10個の葉を左右2列につける。葉は長楕円形で長さ6〜15cm,多少の毛がある。
茎頂に白色で径約6mmの花を円錐状に開く。
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