どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

未来のミライ、鑑賞

2018年07月13日 20時30分00秒 | アニメ
試写会ってどんな感じなのか、ちょっと判らなかったので、開場時間(18時)よりも15分くらい前に到着。

会場はユナイテッド・シネマ新座、そのロビーは「未来のミライ」推しで、様々な形で装飾されていました。

作品にも登場するグッピー(?)でタイトルが...なかなかリキ入ってますな(^_^;

で入場方法が判らなかったので、館員さんに聞くと「チケットカウンターに当選ハガキを出して、チケットを発行してください」とのこと。

通常のチケット購入と同じで、空いている席を選んですね。

ちょっと前の方すぎかなと思いつつ、前通路のあるど真ん中をチョイスしました。

18時半、通常上映と同じように予告編を15分くらい見せられて、なぜか映画泥棒なく本編開始。

いよいよ1時間40分の細田守さん最新作の始まりです。

ネタバレはしませんが、本作をこれから楽しみにしている方は以下は読まない方が良いと思います(^_^;






































ダメでした...一言で言えば...やっぱり自分には細田ワールドは合わないんだなぁと実感するばかりで...(´д`)

1時間40分は尺としては短めなのに2時間半くらいに感じました。

それほどクドくて、ストーリーに一貫性も感じられず、いろんなエピソードも一つだけ心の琴線に触れるものがあったものの、ほとんど違和感と馴染めない感のオンパレード。

細田作品をお得意(?)な情報量・密度が過剰なクライマックスもネガティブ過ぎて、早く終わってくれ〜と思うほど苦痛を感じるばかり。

私なりの印象と解釈なんですが、この作品ってもしかしたら1時間にも満たない短編企画だったんじゃないかなと...作っている内にプロデューサーやら製作委員会やらスポンサーから地味だの物足りないだの言われ、あ〜しろこ〜しろと様々なリクエストが来て、どんどん足し付けて行って、あらぬ方向へとネジ曲がり、まとまりのつかないものが出来上がってしまった感じ。

全体的に足し算だらけなんですよ。細田さん...まとめ上げるのに相当な苦悩があったんだろうなとも感じられました。

エピソードで一つだけ引っかかったと書きましたけど、なんとなく想像はできてました。おそらく「この世界の片隅に」に影響は受けているだろうと。

図星でした。今までの細田作品に全くなかった描写はが入っていたからです。

それもちょっとストレート過ぎるくらいのね。でもそのシーンだけ涙が出てしまった..それは「この世界の片隅に」を感じたからだと思います。

それとVCもダメでしたね。まず主役の4歳児・くんちゃんを担当した上白石萌歌さんが大きなミスキャストと感じました。

まったく4歳の男児が発する声に聞こえず、17〜8歳の女性が声色使って無理していて、終始違和感しかありませんでした。普通に女子高生ミライちゃんの声やればいいのにねぇと。

そのミライちゃんを黒木華さんがやったのも何だかよく判らずでねぇ...(´д`)

...ってなことで...そうだなぁ...今までの細田ワールド(『サマーウォーズ』とか『バケモノの子』とか)が面白いと思った人には受け入れられるのかな。

そうじゃなければレンタルとかTV放送待ちでも充分かなと。

個人的に試写会で見せてもらえたのが最大の救いでラッキーだったという感じでしたね(^_^;

同行したカミサンも大体同じような感想でしたし...。

う〜ん...やっぱり映画作品って、足し算だらけのものはダメですね。いかに引き算ができるかが勝負なんだなと感じた次第です...でもそれは世の中に数多いるホンの一握りの人しかできないって事なんでしょう。