どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、作品制作ノート&監督トークショー

2018年03月11日 20時10分00秒 | イベント・ライブ
「東京アニメーションフェスティバル2018」におけるアニメ オブ ザ イヤー部門 受賞記念としての公演です。

会場はシネリーブル池袋、映画館で本編1本分の尺(2時間10分)まるまるトーク!(^_^)

ここを訪れたのは昨年5月以来となります。

開演30分ほど前についたのですが、すでに行列になっていました(゜ロ゜)

受付けでスマホに仕込んだQRコードをピッとやり、列に並びます。てっきり指定席なのかと思い込んでいて、直前になって全席自由だと知りちょっと慌ててしましました(^_^;

自分に割り当てられた整理番号は比較的若かったので、Eー9という中央通路側の良い席を確保できました。

スクリーンにはPCの画面が投影され、ステージ上のテーブルにはノートパソコンが...こりゃまさに「ここまで調べた」形式で、今回はその特別編って感じでしたね(*^m^*)

時間となりステージには片渕須直さん、続いて氷川竜介さん...お二人による対談形式のようです。

ご挨拶の後、すぐに対談開始。私にしては珍しくメモと取ったので掻い摘まんで印象にのこったお話しを。


最初に2010年にまとめMAPPA社長の丸山さんに提案した企画書を映し出しながら、キーワードに「機微」が...。

これは企画協力した氷川さんによるものだったと思いますが、氷川さんのお父さんから言われた言葉で「夫婦は危機に陥りやすい。言葉ではなく機微である」をヒントに書かれたらしいです。

戦争の時代でも、人々は今とさほど変わらない生活を営み、すずさんもニコニコしながら炊事したり、掃除したりしている。

こういうことの積み重ねを丹念に表現していくことで、地続き感と自分自身とも関係している物語として考えて言ったと。

メインテーマとしてはこの些細とも言える機微を重ねに積み重ねていって、すずさんを存在感ある実在する人物として構築することにあったと感じました。

そのために原作に描かれている動作も徹底的に追求し、片渕さんや浦谷さんが、布団から起き上がる動作、スケッチする動作、天秤棒を担ぐ動作を連続写真やビデオで繰り返し撮影しては考察する...この映像も見せてくれましたが、とても面白かった...浦谷さんだとアニメーター意識が強くて演出が入って自然じゃないらしいんですね。片渕さん自身もそうじゃなくてこうでしょ?をやって見せていたりとか...正に舞台裏ですね(*^o^*)

そして作画監督で松原秀典さんが参加すると、この人がまた輪をかけて所作にこだわる人で、ちゃぶ台に置かれた箸を手に取るまでの動作、その男女の違い、風呂敷の包み方、担ぎ方などなど、とにかく人物が自然に行っている普通の動作を徹底的に追求しているのです。

本編終盤の空襲シーンで、すずさんが鷺を追いかけて、石段降りて路地を駆け抜けるという場面がありますが、あれもスタッフで現地で実践しているビデオ映像があって感心してしまいました。

対象となる物や場所、それを実感するために何でもやってみるという徹底ぶり!机の上で考えているだけでは出てこないリアリティあふれる映像の秘密を少しだけでも垣間見えた気がしましたね。

テレコム時代の昔話も紹介されていましたけど、当時定期的に行われていたアニメーターテストで、ある時のテーマが「ガード下の飲み屋で酒を飲む中年男」をどう描くかというもの...これって私も小津安二郎さんの演出法でも同じことを聞いたか読んだかしたことあるんですが、酒好きの動作って、コップや杯を手を動かして口元に寄せるんじゃダメなんですよ。逆に口を持って行く動作を表現しないとそれらしくないんですね。

アニメーターは俳優としての能力も備えていなければならない...そのためには実践や経験、そして観察眼だ大事なんです。

で、片渕さんはそういった物事を身体にたたき込んだ上で、シナリオと絵コンテにまとめていくワケですが、これも左脳と右脳のフィードバックになっているとのことで、シナリオの整合性は論理性のある左脳だが、絵コンテとして右脳の自分が描いてみると合わない部分があって、左右二人存在する自分の中でせめぎ合っていると。

シナリオ→絵コンテ→シナリオ...これを何度も繰り返して行って作品としての形を作っていくとのことでした。確かに文字と絵では脳内の使う部分が違うでしょうし、せめぎ合いが生じることでしょうね。このバランスも大事なんだと思います。

その上に、これまでの舞台挨拶でも仰ってますが、とにかく画面の隅々まであらゆる時代の事象を網羅しているので文字によるシナリオでは表現できないことも多々生じてしまう...実写映画の場合もこの問題はあって、小津安二郎さんのシナリオも絵コンテが付け加えられていて、俳優の配置や配色までも描かれていたり...これは絵を描くことでしか伝えられないことです。

そしてなんとか半年かけて初稿をまとめたところ、2時間に収まらないことがわかり、どうにかしようと考え、TVアニメなんかでよくやる各カット2コマずつ削ってみようとか考えてもみたが、それではすずさん始め、人物の機微が表現できず...最終的にはプロデューサーの提案でリンさんのエピソードをバッサリ切り落とすことに至ったと。すずさんの家事労働シーンを削るという案もあったが、それでは作品として成り立たない...やるならリンさんしかないと。

最初は抵抗も感じたが、大事なその部分を抜くことで、後々ファンの間で要望も生まれるかもと密かに期待...まぁそれが図星となり、ビジネス的にも成功したから長尺(ロング)版の実現に繋がったワケですけどね(^_^)

お話しと並行していろんな画像・資料もチョイチョイ見せてくれて、楽しかったです。

太平洋戦争に突入しているのに、もんぺどころか丈の短いスカートを履く若い女の子、細かいところでは上下水道を絵に表現するためにマンホールマニアの方に協力を依頼、昔からのマンホールにも色んな歴史が織り込まれている...東京だけでも見ていくと、時代の変遷も感じる。「東京都」のマークが色々なんですよね。

長尺版の資料もチラッと表示...屋根に干された二組の布団やリンドウ柄の茶碗!

こりゃもう19年10月は確実に作品に織り込まれる予告みたいなもんですよね\(^o^)/

長尺版で円太郎さんの職場でエンジンをテスト・開発しているシーンも入れ込みたいと着想したが、根拠となる資料がどうしても見つからず、わからないものは描かない主義で、ここは頓挫しているようです。

なんとなくエンジン始動テストとか、「紅の豚」とかでも思いついたりしますけど、開発の過程となるとベールに包まれて表に出てこない部分だし、「風立ちぬ」でも近いシーンはあったりもするけど、氷川さんも「あれ、アニメスタジオですよね?」と突っ込んでいたように、かなり曖昧なんですよね(^_^;

その他にも「マイマイ新子と千年の魔法」で出てくる小学校は伝説のアニメーター・金田伊功さんの母校で、当時アヒル係をやっていて、その小屋にあたる部分も痕跡っぽいのを画面に出していたとか、雨の表現を数値で考察して描き分けを考えていたとか天こ盛りの濃ゆ〜いマニアックな話しのオンパレードで、すごく楽しいヒトトキを過ごせました(*^m^*)

そして終了予定時間も近づき、そろそろ来るかな...と思っていたところで氷川さん「時間があまりないのですが、何か質問のある方...」

瞬間サッと挙手、今回は質問できました(^_^)

「『この世界の片隅に』を最初に観たとき、とてもテンポが早い作品だなと思ったのですが、これは全体と短くするために各カットを2コマずつ削るという考えの名残みたいなものから来ているのでしょうか?」というもの。

お答えとしては(例によってテンションアップしてしまい、もちろんメモなんか取る余裕もないので、こういう感じのことを仰っていたという概略ですが...(^_^;)、こうの史代さんの原作は四コマ漫画的なオチのある構成となっており、それが一定のリズムになっていて、独特のテンポを生み出す結果になっているのではないか。2コマ削りはやってなくて、機微や生活動作を重視するために、むしろ各カットともに4〜6コマくらいずつ増やしているとのことでした。

いつもですが、丁寧に、時によく考え言葉を選びながら真摯に質問に答える姿勢に感激です...本当に嬉しいし、ますます惚れちゃうんですわ(^_^)

残念ながら時間もアッと言う間に過ぎて、ここで終了となりました。

片渕さんのお話しは毎回面白くて時間がいくらあっても足りませんねぇ...。

そして最後のフォトセッションだけ、観客にも撮影が許されました。

今回も大満足!片渕さん、氷川さん、本当にありがとうございました!

日曜日っていろんな意味で出にくくて、今回もちょっと無理しての参加だったけど、それだけの価値はあまりあるほどの贅沢で有意義なものとなりました(^_^)



この世界の片隅に、59回目鑑賞

2018年03月10日 21時50分00秒 | アニメ
立川シネマ・fスタジオで、すずさんに会うのは去年の4月以来です(^_^)

3週間で三部作の特集上映...結局全作通ってしまいましたわ(^_^;

片渕さんの舞台挨拶ってこともあり、早々に全席完売に...

足かけ三年という驚異のロングラン、これも長年の努力の成果!しっかり実っております(*^o^*)

ロビーには複製原画が展示。

本日の席は真ん中よりもチョイ後方...でもそんなに遠くには感じませんでした(^_^)

さて久しぶりのfスタ極音上映は如何なるものだったのか...支配人さんの上映前挨拶によれば音響のチューニングは昨年と同じもので変えてないとの事でした。

で、一通り観て(聴いて)の感想としてはですね「アレ?こんなに低音出てたっけ?」でした。

粒立ちの良さとサラウンド感は相変わらす極音効果で、他の映画館で感じられない個性は健在。

コトリンゴさんが歌うOP「悲しくてやりきれない」とED「たんぽぽ」で、ボーカルが多重で広がりを感じさせる音響効果はここだけでしか味わえません。

どのシーンでどんな音(日常生活でちょっとしたものだったと思います)だったか忘れてしまいましたが、今回もこんな音が含まれていたのかという発見もありました(^_^)

で、大きな違いを感じたのは上述のように低音域です。

決して爆音のような盛ったものではなく、ジワジワと静かに響いてくるような低音なんです。

初の呉空襲、灰ヶ峰山頂の高角砲2連発って強く印象に残るシーンですが、その砲撃音が...なんと言えば良いか...重さに加えて余韻が後からゆっくり伝わってくる感じなんです(わかりにくい表現ですみません(^_^;)。

それと今回こんな感じだったっけ?と思ったのは、夜間の空襲シーン。

サンさんと径子さんが軒下から夜空を見上げているシーンですが、ズズズ〜〜と静かにゆっくりとハコの天井に広がってくるように伝わってきて、まさに恐怖を感じる響きだった...。

この感じは今までどこの映画館でも感じた事のない音でした。

チューニングに変更ないとすれば、ブラッシュアップされたソース側に微妙な違いがあるのかもしれません。映像だけではなく音声もブラッシュアップされ、結果としてクオリティが上がったのかも。

いや〜そういう可能性も含めて、これこそが立川シネマシティがこだわる「極上音響」というものなんだろうなと、ちょっと実感した次第です(^_^)

11ヶ月ぶりのfスタでしたが、その後多種多様な映画館や上映会を巡ったこともあって、改めて上質な音響を再び味わえ、堪能させていただきましたよ(*^o^*)

aスタbスタで一度爆音も聴いてみたいもんだと思ってはいましたけど、これはこれで良いのかもしれません。

上映終了と同時に暖かい拍手に包まれ、続けて片渕須直さんの舞台挨拶に。

今回の司会はラストということで(?)、宣伝プロデューサー・山本さんで、本日午前にテアトル新宿でも行われた舞台挨拶と同じ組み合わせです(^_^)

片渕さんのお話しは、極上音響上映にちなんで、音効についての話が中心となりました。

柴崎憲治さんという実写映画も手がける音効技師に依頼したところ、期待以上に画面の隅から隅まで音をつけてくれたと。

なんと蝶の羽ばたきや蟻の足音まで含まれているそうです(^_^;

だからこそ、音響の優れたところでその音が感じ取れてくると。

すずさんの住む灰ヶ峰中腹に行ってみると呉という山々に囲まれてスリバチのような地形で、救急車とか麓の街のあらゆる音が聞こえてくるらしいんですね。

この話を聞いた時、この書き込みを思い出しました。

山の方から伝わってきたラッパの音に気づくすずさんと晴海さん。

でもそれは山々に囲まれたための集音効果で、実は港の方から伝わってきているのだとワンテンポおいて知覚するワケです。

このリアクションは凄いなと思ったわけですが、片渕さんもロケハンで現地にいったからこそ実感できて、それを演出として含ませている。

ホントにちょっとした動作なんですが、色んな意味合いが含まれている秀逸なシーンだと思います(^_^)

舞台挨拶の予定は本日で一区切りなのだとか...おそらく今後も追加の要請はありでしょうけど、こんなタイミングに立ち会えることが出来て、ちょっと嬉しかったですね(^_^)

「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」そして「この世界の片隅に」25年かけて作り続けてきたことに意味があった、やってきて良かったと感慨深い表情で語られていました。

次回作もこれまでの作品が引いてくれたレールの上となるものだし、何かどこかが繋がっているものになるとのことです。MAPPA創立10周年となる2021年までに記念作をと丸山さんに言われているそうですが、「この世界の片隅に」ロング版もありますしねぇ(^_^...期待しつつもジックリ待ちたいと思います。

そういえば明日も引き続き「アニメ オブ ザ イヤー部門 受賞記念 『この世界の片隅に』作品制作ノート&監督トークショー」というイベントが池袋であるんです(^_^)

本編上映はなく、2時間10分の予定時間で作品世界を語り尽くすみたいな?

なんとなくロフトの「ここまで調べた」シリーズとイメージが重なりますが、どんな内容になるか楽しみです(^_^)



3月9日(金)のつぶやき

2018年03月10日 06時22分10秒 | イベント・ライブ

こうの史代さん、最新作!(*^o^*)

2018年03月09日 19時50分00秒 | 
タイトルは「はるかなる日々」。

20ページの読み切り作品です。

本日発売の「週刊漫画ゴラク」に...相変わらずエロスと暴力満載の濃ゆ〜い雑誌に掲載ですねぇ(^_^;


あぁ...なんだかもう...無条件に喜びを感じます...(*´д`*)

日の鳥」という東日本大震災の被災地域を巡るスケッチ&エッセイ作がありますが、どうやら作品世界が繋がってるストーリーみたいです。

人間の可笑しさ、愚かさ...そして切なさが凝縮されていて、相変わらずうまいなぁ!(^_^)

こうのさん独自の反復とズレ表現、ますますキレがよく冴えています。

ラストはとても旨に沁みました...でもそれだけで終わらせないのが、こうのさんの面白さです!

作画も相変わらずスクリーントーンを使わず、全て手描きで表現...なので他の掲載作をパラパラっとするだけで良い意味での異質感あって、これだとすぐに判るという(^_^;

「この世界の片隅に」でこうのさんという作家を知った人は多いと思いますが、その世界ともどこか繋がってる感じもしますし、ファンなら必読ですね(^_^)

そして...

なんと驚きの新連載だそうです!

その名も「百人一首」で、「キュートな主人公の日常を和歌の上の句5文字+下の句7文字で描いたら...」という...どういう物なのか想像つきませんが、「ギガタウン」的なものなのかな???

オールカラーらしいし、とても楽しみです!(^_^)



小津作品にみる、テラスとクモラス

2018年03月08日 19時56分00秒 | 映画
以前Blu-ray版「麦秋」鑑賞の折に、能の演出手法である「テラス」と「クモラス」を感じたことを書きましたが、昨日の鑑賞で強く感じたシーンを思い出しました。

今回の鑑賞でハッとさせられたのは中盤で北鎌倉の紀子宅に友人が遊びに来たシーン。

友人を迎え入れ、にこやかに会話してますが...。

他の友人が来ないことが判り、急激にテンションが下がってしまう紀子。

表情以上にワンカットの違いで急に老け込んだような顔つきになっているんです。

この違い、以前から感じていたはずなんですが、リマスター処理で鮮明になったお陰で、明暗の差が顕著に!

小津さんの底意地の悪さみたいなものも感じとれました。看板女優でさえ容赦ないんです(^_^;

原節子さんの特徴を活かし能面的な「テラス」と「クモラス」を演出に用いた例としては「麦秋」よりも前の作品「晩春」で有名なシーンがありますね。

お父さんと一緒に、正に能を楽しんでいたら...。

お父さんの...もしかしたら再婚相手かもしれない女性・三宅邦子さんが客席にいて、表情が見る見る内に変わり、怒り、悲しみ、そして嫉妬が綯い交ぜになって落ち込んでいく様...。

「麦秋」においては、独身女性の悲哀と、結婚適齢期(当時の感覚のね)が過ぎ去りつつ、若さも失っていきつつある自分...みたいなものを見事過ぎるほど、映像で表現しているんです(゜ロ゜)

隠された視線...今回のリマスターとスクリーン投影によって、浮き彫りにされたという感じがしました(*^o^*)



麦秋、鑑賞

2018年03月07日 22時05分00秒 | 映画
本作を映画館で観るのは、新文芸坐以来二年ぶり二度目となります。

前回はデジタルリマスター版ではなく昔の35ミリフィルムでの上映、それはそれで味わいがありましたが、今回はリマスター版!

4Kデジタル修復とリマスタリングの威力は凄まじかったです〜(*^m^*)

映像ソースは一昨年9月にリリースされたBlu-rayと同じだし、何度も観ているんですが、やはり映画館の大きなスクリーンだとまるで印象が全く違いました。

立川シネマシティ、hスタジオでハコのサイズは小さいほうで98席。

30分前の予約状況はこんなでしたが、最終的には20人以上入っていたと思います。

やはり年齢層高めですが、若い女性もチラホラ...ちょっと嬉しくなりますねぇ(^_^)

スッキリクッキリ鮮明になって印象的だったのは、出演している俳優さんがイメージしていたより遙かに若々しいなぁと感じた事です。

最高齢は高堂国典さん演じる間宮茂吉。奈良の田舎から東京に遊びにきたお爺さんですが、設定年齢は不明だけどイメージ的には80代。

耳も遠いし、どこか惚けているし、従来フィルムの不鮮明さも相まって余計年寄りっぽく見えていたんですが、今回みたら肌もツヤツヤしてるし、思ったほどシワっぽくないし、物凄く若いの!

調べてみたら、公開当時高堂さんの実年齢は64歳前後、そりゃ若いわなぁ(^_^;

その弟・周吉役の菅井一郎さんなんか44歳で、その息子・康一役の笠智衆さんより3歳も若いという(*^o^*)

そんな若さを演技と演出で見事に自然に見せている俳優陣と小津安二郎さんの手腕にあらためて敬服してしまいました...。

原節子さんもそうだけど、友人役の淡島千景さん、そして兄嫁役の三宅邦子さんも弾けるようなピッチピチでクラクラしっぱなしでしたよ(*´д`*)

早起きは苦手で、今も眠いんですけど、無理してでも観ておいて良かったです!

「午前十時の映画祭8」も今月で終了、4月からの「午前十時の映画祭9」がロビーに掲示されていました。

ラインナップをみたら...おおッ!(゜ロ゜)

6月から7月にかけて、黒澤明さん監督作「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」と三連発はないですか\(^o^)/

「七人の侍」は4Kリマスターでの鑑賞を一昨年してますが、「用心棒」「椿三十郎」の2作は初お目見えですね!

こりゃホンマに楽しみじゃ!



3月6日(火)のつぶやき

2018年03月07日 06時27分40秒 | イベント・ライブ