カンボジア経済

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民間によるインフラ開発 プレックプノブ橋完成

2010年09月28日 | 経済
 プノンペン北部に新しい橋「プレックプノブ橋」が9月20日に完成・開通しました。上院議員でもあり、LYPグループの総帥でもある、リーヨンパット氏が投資を行ったものです。30年のBOT (Build, Operate and Transfer)スキームで、通行料金と近辺の開発によって収益を得るものです。ちなみに料金は、バイクは無料ですが、一般乗用車で1.35ドル、バス4ドル、トラック(10トン以上)で8ドルと、かなりの高額です。なお、プノンペン市はこの橋の完成を受けて、大型バスとトラックの日本橋通過を禁止する意向です。
 橋は、国道5号線と外郭環状線の交差点からトンレサップ川を渡り、片側2車線の新道を経て国道6号線に連結しています。この完成により、プノンペン北方約20キロの地点で、国道6号線と国労5号線がバイパスで連結され、更に外郭環状線により、プノンペン空港の先で国道4号線にも繋がることになります。
 早速現場を訪問してみました(9月22日)。道路は片側2車線のコンクリート舗装で高速走行に耐えられると思われます。道路の両側はまだ湿地帯で、一部で大規模な埋め立て造成工事が行われていました。この種のインフラの効果は発展途上の段階では非常に大きいものがありますので、この地域が大きく発展することが期待されます。
 
国道6号線からの分岐点。プノンペンから約20キロ


料金所です。プチュンバンが終わる10月15日まではフンセン首相の鶴の一声で無料です。


料金表です。乗用車1.35ドル、バス(24席~45席)4ドル、トラック(10トン以上)8ドルとなっています。


片側2車線、コンクリート舗装の高速設計です。但し、途中にロータリーがあるので注意してください。


道路の両側では、埋め立て、造成工事が進められています。数年後には景色が全く変わっているかもしれません。



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