カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

水草をエタノールに サンウエスパ社がカンボジアで実験進める

2018年10月31日 | 経済
 資源リサイクルを手がける日系のサンウエスパ社は、カンボジアで水草を資源化する実証実験に乗り出しています。国際協力機構(JICA)の補助を得て、カンボジアで最大の湖、トンレサップ湖の水草「ホテイアオイ」からバイオエタノールを製造する研究を始めました。紙をエタノールに変える技術を応用し、水草の細胞壁を溶かしてグルコースに変えて糖化し、エタノールをつくり出すとのことです。これまでに500キロのホテイアオイからエタノールを約260リットル製造する実験に成功したとしています。
 トンレサップ湖では近年、ホテイアオイが大量に繁殖し、漁船のスクリューに巻き付いて故障させる等、問題となっています。このため、同社の取り組みに対するカンボジア側の関心も高いとのことです。今年の夏には、コンポンチュナン州の副知事らが技術開発状況や事業の進捗を聞くために、サンウエスパ社の本社を視察に訪れています。
 同社では、エタノールを漁船の燃料向けとして販売し、現地での資源循環を目指しています。エタノールの製造段階で発生する残さも肥料とすることを検討しているとのことです。資源を有効利用する取り組みとしてJICAに採択されれば、2022年にも事業化できると見込みとしています。
 日本の技術力を、途上国での新規事業に活かす取り組みは重要であり、今後の進展が大いに期待されます。

サンウエスパ社のサイト
http://sunwaspa.com/blog/archive-423


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ポイペトに新空港建設へ

2018年10月30日 | 経済
 新聞報道によりますと、カンボジア民間航空局(SSCA)は、タイとの国境に位置するポイペトに、空港建設を許可したとのことです。カンボジア系事業会社のポイペト・エアポート・インベストメントが、政府から空港の建設許可を取得したとしています。同社は、2007 年にも空港建設許可を取得したとのことですが、世界金融危機の影響で実施が頓挫していました。今回、取得した建設許可では、空港敷地面積は100ヘクタール超で、投資額は約5000万ドル(約56億円)としています。2019年に設計等を完了し、2020 年にも着工して、3~5年後の完成を見込んでいるとのことです。
 ポイペトは、プノンペンから400kmほど離れており、車で行くと8時間ほどかかります。最近、日系のSANCO経済特区、PPSEZ社の経済特区等が稼働して、日系企業の進出も進みつつあります。空港ができることは望ましいものと見られますが、予定通りに実現するかについては、今後とも慎重にウォッチしていく必要があるものと見られます。
(写真は、コンテナトラックで混雑するポイペト国境)

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年10月29日 | 一般
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2018年9月の物価上昇率

2018年10月29日 | 経済
 国家統計庁から発表された2018年9月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.6%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています。その後、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定しています(2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%)。なお、8月と比べると9月は1.0%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、8月の3950リエル/リットルから、9月は4026リエル/リットルに上昇しました。ディーゼルは、8月の3687リエル/リットルから、9月は3732リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、2018年6月末には74ドル/バレルを超え、1年で76%も上昇しました。カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて上昇し、6月には一時4300リエル/リットルまで上昇しました。7月の総選挙も見据えて、カンボジア政府は、石油製品価格の急激な上昇を緩和するために、7月1日に石油製品の特別税の減税を行い、7月末現在でガソリン小売価格は、3950リエル/リットルまで下がりました。しかし、その後は上昇しており、10月には4250リエル/リットルとなっています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2018年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.6%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は3.3%、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)は3.1%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。9月21日撮影)


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素敵なシティリゾート Plantation Urban resort and Spa

2018年10月28日 | 生活環境
 プノンペン中心部にありながら、リゾート感を楽しめるホテル「Plantation」です。場所は、王宮の西側となります。内装は、コロニアル調を活かした造りで、池を囲む回廊やプールも良い感じを出しています。時々、ファッションショーも開催されるということです。お部屋は、ベッドに天蓋が付いていて、女性やカップル向けかもしれません。お客さんは、西洋系の方が多いようでした。

Plantation Urban resort and Spa
http://theplantation.asia/

リゾート感あふれるプール。朝食もプールサイドレストランです。


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カンボジア日本人会盆踊り大会2018

2018年10月27日 | 経済
 10月21日に、第14回カンボジア日本人会盆踊り大会が、イオンセンソックシティ(イオン2号店)で開催されました。参加人数は、2000人以上と大変大規模なものです。日本の方だけでなく、カンボジアの若い方々も多数参加して、大変な盛況でした。踊りは、カンボジアの伝統的な踊り、若い方々に人気のステップ、そして日本の盆踊りと、いろいろありました。事前の練習の成果もあって、カンボジアの若い方々も浴衣姿で大変上手に踊っていました。
 会場には、日本人会の皆さんのご協力で夜店が多数開かれました。「猛虎会」のお好み焼き・焼きそば、「東海賢人会」のみそ串カツ、補習校のPopok等々美味しいものがたくさんありました。また、今年の目玉イベントは、マグロの解体ショーでした。大きなマグロが解体され、その場でお刺身が楽しめました。
 みんなで盛り上げるこのようなお祭りは、本当に楽しいものです。

カンボジア日本人会
http://www.jacam.cc/
https://www.facebook.com/Jacambodia/

大変盛り上がったマグロの解体ショー



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対ロシア債務問題 解決へ

2018年10月26日 | 経済
 新聞報道によりますと、カンボジア政府は、ロシアに対する債務約15億ドル(約1680億円)を「投資」に変更することにつき、ロシア政府と合意したとのことです。カンボジア政府は、ロシアと米国に内戦時代に借り入れた債務を有していますが、フン・セン首相はこの両国に対する債務は「汚れた借金」であるとして返済を拒んできました。カンボジア政府は、長年にわたり、両国と交渉を続けてきましたが、今回の合意により、対ロシア債務は事実上の債務帳消しとなる見込みです。なお、この債務の金額は、カンボジア公的債務統計では、両国合計で6億2005万ドルとなっていますが、これは元本だけの金額で、金利・延滞利息等が含まれていないものです。
 このロシアとの合意で、残るは対米国債務だけとなります。この借金をしたのは、アメリカに支援されたロンノル政権(1970年~75年)です。クーデターで政権を奪ったロンノル将軍は、政権維持のためにアメリカから支援を受けましたが、その使途や目的には疑問が投げかけられています。元本総額は3憶1700万ドル(約360億円)とされ、利息等を含めると5億ドル程度となっているものと見られます。アメリカ上院でも、キャンセルしてはどうかとの声もあり、米国との交渉も早期に進展することが望まれます。


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トリドール カンボジアで人材育成

2018年10月25日 | 経済
 10月16日、丸亀製麺などを展開するトリドールホールディングスは、プノンペンに外食産業の幹部候補生を育てる「マルガメビジネススクール」を開校しました。第1期生の20人は3カ月間、コストや人材の管理などに関する知識を学ぶこととなっています。トリドールが同様の学校を海外で設立するのは初めてとのことです。場所は、王立プノンペン大学内のカンボジア日本人材開発センター(CJCC)内です。
 3カ月コースでは、自社店舗を含むカンボジアの人気飲食店を訪問し、消費者に支持される理由などを議論する実習にも力を入れるとしています。受講料は月100ドル(約1万1000 円)ですが、カンボジアでは、有料の講習は珍しいと見られます。複数の日本人講師などが週3日講義を行うとのことです。
 カンボジアでも、第三次産業の成長は著しいものがあります。日本のサービス産業のノウハウを活用して、カンボジアの経済発展に資する取り組みは、日本とカンボジアにWin-Winの関係をもたらすものと期待されます。
(写真は、丸亀製麺プノンペン1号店)

ブログ「カンボジア経済」2015年12月26日「うどんの丸亀製麺がプノンペンに進出」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0b3dcefa152152c51c4ac0145dffc62d


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カンボジアの休日2019

2018年10月24日 | 経済
 来年2019年の祝祭日です(2018年10月16日付政令第478号)。2019年の休日数は、28日です。祝日が日曜と重なる場合は、翌平日が振替休日となります。
 なお、旧正月(2019年は2月5日(火))は休日とされていませんが、前後併せて休業とする企業・職場が多くなっています。

1月1日 火曜 インターナショナルニューイヤー International New Year
1月7日 月曜 虐殺政権からの解放の日 Victory over Genocide Day 
2月19日 火曜 万仏節 Meakkha Bochea
3月8日 金曜 国際女性の日 International Women's Day
4月14日~16日 日曜~火曜 カンボジア正月 Khmer New Year
5月1日 水曜 国際労働者の日 International Labor Day
5月13日~15日 月曜~水曜 シハモニ国王誕生日 King Norodom Sihamoni's Birthday
5月18日 土曜 仏誕節 Visaka Bochea
5月20日 月曜 追悼の日 National Day of Remembrance
5月22日 水曜 王室始耕祭 Royal Ploughing Ceremony
6月1日 土曜 国際子供の日 International Children's Day
6月18日 火曜 モニク前王妃誕生日 Queen Norodom Monineath Sihanouk’s Birthday
9月24日 火曜 憲法記念日 Constitution Day
9月27日~29日 金曜~日曜 プチュンバン Pchum Ben Day
(9月30日 月曜 振替休日)
10月15日 火曜 シアヌーク前国王追悼記念日 Commemoration Day of King's Father
10月23日 水曜 パリ平和条約記念日 Paris Peace Agreements Day
10月29日 火曜 シハモニ国王即位記念日 King Norodom Sihamoni Coronation Day
11月9日 金曜 独立記念日 Independence Day
11月10日~12日 日曜~火曜 水祭り Water Festival
(11月13日 水曜 振替休日)
12月10日 火曜 国際人権の日 International Human Rights Day

(写真は、2017年の水祭り)

10月29日追記
国際労働者の日と国王誕生日の曜日が誤っておりましたので、修正しました。申し訳ありません。


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国際競争力レポート2018 カンボジアは110位

2018年10月23日 | 経済
 世界経済フォーラム(ダボス会議の主催団体。本部スイス)は、10月17日に「国際競争力レポート2018」を発表しました。2018年度版のレポートでは、第四次産業革命におけるグローバル経済のダイナミクスを完全に捉えるため、これまでとは異なる評価方法となっています。国際競争力指標4.0の枠組みは、生産性に係る主要な12種類の推進力の評価で構築されています。柱項目は、制度、インフラ、技術成熟度、マクロ経済環境、保険、教育と訓練、製品市場、労働市場、金融制度、市場規模、ビジネスの洗練度、そしてイノベーションに分類されています。更に、これらの項目は、計98の指標から構成されています。
 カンボジアは、2018年は140か国中110位と、2017年の109位(新評価基準ベース)から順位を下げました。今年から評価基準を変更しているので単純比較はできませんが、旧評価基準では、2017年94位、2016年89位、2015年90位、2014年95位、2013年は88位、2012年85位、2011年97位、2010年109位でした。
 調査対象は、今年は140か国・地域でした。周辺国は、マレーシア25位(前年23位)、タイ38位(32位)、インドネシア45位(36位)、フィリピン56位(56位)、ベトナム77位(55位)等となっています。1位は米国(前年はスイス)で、日本は5位(9位)でした。
 カンボジアを柱項目でみると、得点が高いのは、労働市場(65位)、マクロ経済環境(74位)、製品市場(88位)、金融制度(92位)等でした。得点が低いのは、ビジネスの洗練度(128位)、制度(126位)、技術成熟度(121位)等でした。ただ、得点が低い中でも、指標別で見ると、銀行の最低資本金規制(14位)、銀行の不良債権比率(35位)、起業家文化(77位)等の良いところもありました。
(写真は、建設ラッシュのプノンペン市内)

世界経済フォーラムの発表(和文)
https://weforum.ent.box.com/s/242zci7aqurx8d6zfid2l543qar4smpz


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年10月22日 | 一般
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IMF 世界経済見通し2018秋 カンボジアは成長続くと予測

2018年10月22日 | 経済
 10月9日、国際通貨基金(IMF)は、世界経済見通し(WEO)2018年10月版を発表しました。世界経済の成長率が鈍化している中ですが、カンボジアは高度成長が続くと予測しています。2018年7.0%(前回6.9%)、2019年6.8%、2020年6.5%と好調が続くとしています。また、2021年以降も、2023年まで6.0%~6.3%の成長が続くと予測しており、中期的にも好調な成長が続くとしています。一人当たりGDPも、2013年に1000ドルを突破して1011ドルとなり、2018年は1485ドル、2023年にはついに2000ドルを突破して2098ドルに達すると見ています。物価上昇率は、低位安定を予測しており、2018年3.3%(前回3.3%)、2019年3.3%と見込んでいます。輸出も順調な増加を見込んでおり、2018年12.9%増、2019年10.6%増と見込んでいます。こうした輸出増等により国際収支も改善すると見ていて、経常収支の赤字(対GDP比)も2018年10.8%、2019年10.6%、2020年9.9%と安定的に推移し、2023年には7.0%にまで低下すると予測しています。

国際通貨基金(IMF) 世界経済見通し2018年10月版(和文新聞発表)
https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2018/09/24/world-economic-outlook-october-2018


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ステーキが美味しい ATLAS Grill House

2018年10月21日 | 生活環境
 プノンペン南部、123通りにできたステーキを中心としたアメリカン料理の「ATLAS Grill House」です。場所は、バーアルケミーの隣です。開閉式の屋根があって、屋根を開けると開放的な雰囲気です。オーナーやシェフは米国出身とのことで、料理はアメリカンです。今回は、お勧めのTey’s Black Angus Bushman’s Steak (200グラム:10.5ドル)と、ATLAS Citrus Salada(8.95ドル)を頼みましたが、ボリュームがすごくて、二人で食べてもおなか一杯でした。ステーキのサイドメニューとして、クリーミー・コールスローを頼んでみたのですが、なぜか懐かしい味で美味しかったです。カンボジアビールも1パイント(473cc)で2.75ドルと嬉しい価格設定です。ワインも各種取り揃えています。お客さんは、西洋系の方が多いようでした。リーズナブルな価格で、オープンな雰囲気で食事が楽しめます。お試しください。

ATLAS Grill House
https://web.facebook.com/atlasgrillhouse/

200グラムとは思えない大きなステーキ。ミディアム・レアで柔らかく仕上がっていました。


ステーキだけでなく、ペッパーミルも巨大でした。店員さんは、フィリピンからの方だそうです。



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お洒落なバー INTEGRITE

2018年10月20日 | 生活環境
 プノンペン南部ロシアンマーケットのすぐ近くにできたお洒落なバー「INTEGRITE」です。場所は、ロシアンマーケットの東200メートルくらいのところです。店名は「アンテグリッテ」と読むようです。ブルネイの方がオーナーだそうです。階段を上がるとテラス席があったり、日本がモチーフの個室があったりと、おしゃれな内装です。家具類のセンスも抜群です。今回は、バータイムに伺ったので、様々なカクテルも楽しめました。カフェタイムには、美味しいランチもあるそうです。お客さんは、西洋系の方が多いようでした。雰囲気も良いので、二次会等でちょっと一杯というのも良さそうです。お勧めです。お試しください。

INTEGRITE
http://www.integritephnompenh.com/

2階のVIP個室。なぜか日本の屏風絵が壁紙になってます。


カクテルもいろいろでした。




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2019年の最低賃金 182ドルで決着

2018年10月19日 | 経済
 2019年1月1日から適用されるカンボジアの最低賃金は、182ドル/月で決着しました。現在は170ドルで、7.1%の上昇となります。最近の最低賃金の上昇は、2012年61ドルから2013年80ドル(31.1%増)、2014年100ドル(25.0%増)、2015年128ドル(28.0%増)と急激なものがありましたが、労働諮問委員会で客観的基準を使用し始めた2016年は140ドル(9.4%増)、2017年153ドル(9.3%増)、2017年170ドル(11・1%増)と上昇幅が落ち着いてきています。2019年は、選挙も終わり、客観的基準に沿った想定の範囲内の概ね妥当な金額となったものと見られます。
 最低賃金は、政府、雇用者、労働組合の3者の代表28名が参加する労働諮問委員会で討議されてきました。雇用者側・政府側は177ドル、労働者側は189ドルを要求していましたが、10月4日の会議で投票が行われ、政府案の177ドル(4.1%増)が多数を得て、労働大臣に答申されました(28名中26名賛成、2名棄権)。この結果を受けて、フン・セン首相は、毎度おなじみの鶴の一声で5ドル増額を加えることを決定し、最終的に182ドルで決着しました。
 内需振興のためにも、最低賃金の引き上げは必要不可欠ですが、急激な上昇は外国投資家の懸念となっていました。カンボジア政府では、最低賃金の検討に当って、労働生産性上昇率や物価上昇率等の客観的基準を2016年の最低賃金から使用し始めており、雇用者側も労働者側も納得感が高い決定方式が次第に定着しつつあります。ベトナムよりも高くなっているとの声もありますが、社会保険料や手当等を含めた実支払額では、カンボジアの方がまだまだ低いのが実情です。しかし、当面、労働集約型産業に頼る必要があるカンボジアとしては、周辺国との外資誘致競争に負けないよう、周辺諸国の賃金レベルも配慮する必要が高まっていると見られます。


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