資源リサイクルを手がける日系のサンウエスパ社は、カンボジアで水草を資源化する実証実験に乗り出しています。国際協力機構(JICA)の補助を得て、カンボジアで最大の湖、トンレサップ湖の水草「ホテイアオイ」からバイオエタノールを製造する研究を始めました。紙をエタノールに変える技術を応用し、水草の細胞壁を溶かしてグルコースに変えて糖化し、エタノールをつくり出すとのことです。これまでに500キロのホテイアオイからエタノールを約260リットル製造する実験に成功したとしています。
トンレサップ湖では近年、ホテイアオイが大量に繁殖し、漁船のスクリューに巻き付いて故障させる等、問題となっています。このため、同社の取り組みに対するカンボジア側の関心も高いとのことです。今年の夏には、コンポンチュナン州の副知事らが技術開発状況や事業の進捗を聞くために、サンウエスパ社の本社を視察に訪れています。
同社では、エタノールを漁船の燃料向けとして販売し、現地での資源循環を目指しています。エタノールの製造段階で発生する残さも肥料とすることを検討しているとのことです。資源を有効利用する取り組みとしてJICAに採択されれば、2022年にも事業化できると見込みとしています。
日本の技術力を、途上国での新規事業に活かす取り組みは重要であり、今後の進展が大いに期待されます。
サンウエスパ社のサイト
http://sunwaspa.com/blog/archive-423
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トンレサップ湖では近年、ホテイアオイが大量に繁殖し、漁船のスクリューに巻き付いて故障させる等、問題となっています。このため、同社の取り組みに対するカンボジア側の関心も高いとのことです。今年の夏には、コンポンチュナン州の副知事らが技術開発状況や事業の進捗を聞くために、サンウエスパ社の本社を視察に訪れています。
同社では、エタノールを漁船の燃料向けとして販売し、現地での資源循環を目指しています。エタノールの製造段階で発生する残さも肥料とすることを検討しているとのことです。資源を有効利用する取り組みとしてJICAに採択されれば、2022年にも事業化できると見込みとしています。
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