カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カフェレストランThe Shop

2009年01月31日 | 経済
 ストリート240には、おしゃれなお店が並んでいます。「The Shop」は、その240通りの中ほどにあるおしゃれなカフェレストランです。オープンな雰囲気で、サラダやサンドイッチなどが楽しめます。お客さんは、いつ行っても西洋系の人が多いです。今回は、日替わりのサラダとフレッシュココナッツシェイクを頼んでみました。さすがに有名店ですので洗練された美味しさです。

The Shop Bakery
39, rue 240 CCN
Tel :023 88 60 12/023 986 964


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縫製業界の動き

2009年01月30日 | 経済
 金融危機とアメリカを中心とする世界経済の落ち込みの動きを、カンボジアの縫製業界はひしひしと受けつつあります。カンボジア縫製製造業協会(GMAC)によりますと、2008年に、GMACの会員数は22社減少(290社→268社)、労働者総数も2万人減(34万人→32万人)となったとのことです。
しかし、2008年アメリカへの輸出は、米国商務省発表で、わずか0.35%減に留まっています(数量は、3.82%増)。なお、カンボジア商業省発表(2008年1月~11月まで)では、縫製品輸出は、2.41%増となっています。
 縫製業は、カンボジアの重要な輸出産業(GDPの約1割)であり、今年の動向が注目されます。
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2008年GDP推計

2009年01月29日 | 経済
 報道によると、カンボジアの昨年の名目GDPは105億ドルとなり、2007年の86億ドルから実質7%以上の伸びを示した模様です。正式な数値は6月ころに国家統計局から発表となります。金融危機の影響は第4四半期に見られたものの、まだ大きくなかったようです。
(写真は発展を続けるシアヌークビル港コンテナターミナルです)
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景気刺激策への転換

2009年01月28日 | 経済
 カンボジアの中央銀行であるNtional Bank of Cambodia (NBC:写真上)は、経済の減速を受けて、預金準備率の引き下げ(16%→12%)と不動産融資規制(総貸付額の15%まで)の撤廃を決定し、2月1日から実施すると発表しました。昨年前半のインフレに対応するため、昨年6月に預金準備率の引き上げ(8%→16%)と不動産融資規制を導入したわけですが、昨年末の物価上昇率が13%台にまで低下してきたことを受けて、景気刺激策に転じつつあります。
 この決定は、カンボジアの金融業界、不動産業界や、IMF等の国際機関からも適切なものとの評価を受けているとのことです。
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中国正月

2009年01月27日 | 社会・風土
 昨日から旧正月です。カンボジアでは「中国正月(Chinese New Year)」と呼ばれています。カンボジアでは正式なお休みでは無いのですが、中国系を中心にお店がお休みとなってしまうため、街は閑散としていて、すっかりお休みモードです。学校や職場も、開店休業のところが多いとのことです。
 カンボジアでは、中華系カンボジア人の数も相当になると言われています。家庭では中国語を話しているというカンボジア人もいます。というわけで、旧正月は大切な行事の一つとなっているようです。
 なお、カンボジアの正式な正月(クメール正月)は4月です。今年は、4月14日から16日がお休みとなっています。
 写真は、街を練り歩いている中国獅子舞です。
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円借款理解促進セミナー

2009年01月26日 | 経済
 日本政府の政府開発援助(ODA)の大きな柱は、低利・超長期の円借款です。カンボジアに対しては、金利は0.01%/年、償還期間は40年だそうです。1月20日に、プノンペンでこの円借款についてのセミナー「Seminar on Japanese ODA Loans – Sharing Asian Experiences for the Effective and Efficient Development of Cambodia」がありました。カンボジア政府関係者を中心に60名ほどが出席し、熱心な議論がなされました。講師は、ベトナム計画投資省の元局長で、長年各国の援助を活用してきたウン博士でした。博士は日本の円借款をベトナムでは外国投資を誘致するために必要なインフラに集中投資した経験をお話くださり、大変素晴らしいプレゼンでした。また、シアヌークビル港湾庁のローキムチュン総裁も、シアヌークビル港の開発に円借款を活用された経験を話してくださいました。
 一人当たりのGDPも2008年には700ドルを突破したと思われるカンボジアでは、外国投資を誘致するためにも大規模インフラの建設が待ったなしで必要であり、日本からの支援、特に円借款の増額が期待されるところです。
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カンボジアに見る「日本」

2009年01月20日 | 社会・風土
 カンボジア各地を旅していると思わぬところで、日本に出会います。上の写真はコンポンチュナン州のかなり田舎ですが、子供が着ている服のプリントが「クレヨンしんちゃん」です。また、下の写真は、バッタンバン州のMoung Russei駅前で見つけたタイ製のお菓子ですが、なぜか「味の王者」とか「ネッテ」(意味不明)とか、日本語で書いてあります。


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女性起業家ワークショップ

2009年01月19日 | 経済
 世銀グループの国際金融公社(IFC)が主催した「女性起業家ワークショップ」が1月12日にプノンペンで開催されました。会場には50名以上の女性起業家やNGO、国際機関等の関係者が集まり、熱心な議論がなされました。お菓子や麺のメーカー、高級レストラン、旅行会社等の様々な職種の会社の社長さんが集まり、カンボジアにもこんなに元気な女性起業家がいたのだと、改めて再確認しました。カンボジア女性省や経済財政省の関係者からのプレゼンも大変興味深いものでした。
 カンボジアには「女性省」があり、女性の地位向上のための様々な政策を実施しています。日本もジェンダー専門家の派遣等で、女性省の活動を支援しているそうです。
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インフレが終息へ

2009年01月17日 | 経済
 今週発表された統計によると、2008年12月の消費者物価上昇率(対前年同期比)は、13.46%となりました。6月には22%にまで上昇した物価上昇率は、石油等の国際価格の急低下、景気の減速等により、予想を上回る速度で終息しつつあります。2008年12月の消費者物価指数は、2008年11月に比べると、1ヶ月で1.47%低下(!)しています。上昇が激しかった食料品も11月から12月にかけては、2.23%の低下となっています。動きの激しいガソリン価格は、既に3000リエル/リットルの大台を切り、2900リエル前後となっています。これは2008年6月のピーク時の半値以下の水準です。
昨年前半は、カンボジア経済にとって最も大きなリスクが高インフレであったことを思うと隔世の感があり、経済の動きの速さには、いつもながら驚かされます。
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低温注意報

2009年01月16日 | 社会・風土
 カンボジアは、今年はまれに見る涼しい年です。プノンペンでは、最高気温が28度、最低気温が18度程度の日が続いています。在住の私たちにとっては、すごしやすいなぁで済みますが、カンボジアではまだまだ貧困層の数も多いわけで、半そでのTシャツしか持っていない人たちにとっては大変です。最低気温が17度を下回ると「低温注意報」が出るとのことです(なお、東京では、低温注意報が出るのは、マイナス7度です)。
 プノンペンでは、バイクに乗る人が多いこともあって、東京の真冬並みの格好で外出している人たちを見かけます。若い女性の間では、毛皮のボアの付いたフード付の半コートが流行っているようです(もっとも、ボトムはミニスカートだったり短パンだったりしますので、寒さ対策ばかりと言うことでもないようですが)。

プノンペンの天気予報
http://weather.jp.msn.com/local.aspx?wealocations=wc:CBXX0001
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コーヒー豆屋さん「シンヴェンヨー(新栄裕)」

2009年01月15日 | 生活環境
 プノンペンでは、コーヒー豆の量り売りをしているところは少ないのですが、このお店では、カンボジア産(ロバスタ)に加えて近隣諸国のコーヒー豆も購入できます。お店は、ニューマーケットの南西側、すぐ近くです。奥には、コーヒー豆の袋が積み上げられており、秤もあって、良い雰囲気を出しています(写真上)。茶葉もベトナム等のものを揃えています。購入すると、お店の袋(大:1kg、小:500g)に詰めてくれます。どうも大量に買うお客さん(喫茶店等)用のお店のようなのですが、私たちが行っても快く対応してくれるのがうれしいです。

Sin Veng Yo
住所 3 Eo, St. 217
電話 023 724 350


カンボジア、ベトナム、ラオス等のコーヒー豆が並んでいます。


お店の袋(大:1kg、小:500g)に詰めてくれます。

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カンボジア鉄道の旅 大変な線路

2009年01月06日 | 社会・風土
 バッタンバン~プルサットの区間は、ポルポト時代・内戦時代に相当に破壊されたところもあって、大変な状況でした。ジャングルクルーズ列車と言ってもいいような感じです。鉄橋も破壊されているところがあり、レールを組んだ仮設橋も多数あります。線路の状態も左右・上下のうねりや、レールとレールを繋いでいるジョイント部分が10センチ以上もあいているところもありました。枕木に脱線の跡がくっきり残っている場所もあり、大変な状況でした。

ジャングルクルーズです。


バッタンバン駅構内。どこが線路なんだか・・・。


くねくねの線路をバンブートレインが軽快に走り去って行きます。


上下左右にくねくねの線路がどこまでも続きます。ジョイント部分が離れているところも多数ありました。


レールを組み合わせただけの仮設鉄橋です。


レールを3本ずつ渡した上に走行用の線路を引いています。こんな仮設橋もありました。


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カンボジア鉄道の旅 貨物列車

2009年01月05日 | 社会・風土
 今回の鉄道の旅で一度だけ貨物列車とすれ違いました。大型のディーセル機関車(BB1050型 1051号機)が20両以上のボギー貨車を牽引していました。前日の午前11時にプノンペンを出たこの列車は、24時間近くをかけて、200キロを走破して私たちのモーターカーとすれ違いました。貨車の屋根の上に乗っている人たちもいました。貨物は、木材や生活用品等のようでした。あの大変な線路を走ってきたのかと思うと、可哀想でもあり、頑張ってるなとも思わせてくれます。

大型のデーセル機関車(B+B)がボギー貨車を20両ほど牽いていました。


貨車の上に乗っている人たちもいます。

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カンボジア鉄道の旅 バンブートレイン

2009年01月04日 | 社会・風土
 バンブートレインとは、鉄道沿線住民手作りのエンジン付トロッコです。カンボジア国鉄は、週に1~2便しか列車を運行していませんので、いつも空いている線路を沿線住民が活用しています。
 車輪は、元国鉄のトロッコや工事用車両のもののようで、ボールベアリングの入った立派なものです。その上に木や竹等を使って軽量に作られた荷台をのせ、小型のエンジンを積んでベルトドライブで走らせています。見たところ時速30キロは出るようで、線路がほぼ平坦なこともあって軽快に走っていました。積荷は、旅客、木材、生活物資等々でした。
 バンブートレインは、国鉄の列車や他のバンブートレインに会うと、車体を持ち上げてはずし、車輪をどかして簡単に線路から下ろすことができるようになっています(車輪は結構重いのですが)。ただ、普通大量の荷物を積んでいるので、荷物も降ろさないといけないのですが、カンボジアの人たちは、嫌がることも無く線路を空けてくれていました。
 (なお、バッタンバン近辺では、観光客も乗せているようですが、線路状態が悪いので、原則としてお奨めできません。ご利用の際は、くれぐれもご注意ください。)

バンブートレイン:簡単な構造です。


線路を空けてくれています。その1:バイク等の荷物を降ろします。


その2:二人で荷台を持ち上げて、はずします。


その3:車輪をどかせて出来上がり。

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カンボジア鉄道の旅 線路は続くよどこまでも

2009年01月03日 | 社会・風土

(新年になりましたが、昨年からの続きです。2008年12月27日・28日・29日版もご覧ください。)

 カンボジア国鉄北線は、1929年に建設が開始され1942年に完成しました。現在の線路もほとんどが当時のレールや枕木を使っています。枕木は驚くべきことに当時の鋳鋼製です。土に埋まってしまったようなところ(写真上)や、道床が流されてしまったところもありますが、数年前にアジア開発銀行の支援を受けて一部だけ改修して新しいバラストが入っているところもありました(写真下)。現在、アジア開発銀行の支援を受けて全面改修事業が開始されているところです。シンガポールから中国までを繋ぐ鉄道の一部となることも期待されている北線の改修が待たれます。

すっかり土と砂利で埋まってしまった踏み切り。調査団が調査を行っています。


昔の蒸気機関車用の設備(給水塔、アッシュピット等)も残っていました。


新しいバラストが入った部分もあります。

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