カンボジア若手企業家協会のラウンドテーブル

　6月23日にプノンペンのカンボジア日本人材開発センターで、カンボジア若手企業家協会主催で「若い企業家精神とサステナビリティ」と題するラウンドテーブルが開催されました。
　ラウンドテーブルでは、今年11月14日～20日に全世界で同時に開催される「グローバル・アントレプレナーシップ・ウイーク」についての紹介がありました。カンボジアでは若手企業家協会が中心となって、セミナーやエキスポが企画されています。次に、カンボジア総合研究所チーフエコノミストの鈴木博より、カンボジアにおける中小企業開発の重要性と日本の経験についてプレゼンを行いました。この後、若手企業家、起業を目指している参加者から、若い方々が企業家として直面している様々な問題点について意見が出されました。主なものは、人材開発、融資、起業に適した事業等についてでした。人材開発では、「企業家とサラリーマンでは違う教育が必要」との意見がありました。融資では、設備投資向けの低金利・長期融資の必要性や担保の問題が取り上げられました。また、起業を目指す方々からは、事業化の種としてどのようなものがあるか紹介してほしいといった意見もありました。
　平均年齢30歳未満と思われる若い参加者から熱気あふれる議論があり、カンボジアの発展の基礎を見させていただいた気分でした。

若手企業家協会（このブログの2010年7月26日）
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/b99edd9dba77d3cdbf1be82456218a09

ラウンドテーブルの記事（クメール語です）
http://news.sabay.com.kh/articles/111737

グローバル・アントレプレナーシップ・ウイーク（日本版）
http://www.entrepreneurshipweek.jp/


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カンボジアの精米所によるモミの買い付け増加

　カンボジアで生産されているコメは、モミのままベトナムやタイに買われてしまい、両国で精米されるものも相当量あるものとみられています（一説には300万トン／年程度）。このため、カンボジア政府は、カンボジアで精米して付加価値を高めて輸出したいとして、カンボジアの精米所を支援してきています。カンボジア精米協会によると、その成果もあって、2010年～11年の収穫期には、前期比10％増の38万トンのモミをカンボジアの精米所が農民から購入して精米できたとのことです。買い入れに必要な資金の45％程度が政府（農村開発銀行）と民間銀行からのローンで賄われた模様です。カンボジア精米業協会では、今年はすでに会員精米所からヨーロッパ向けに4万トンのコメを輸出できたとしています。


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モーニングスター「新興国情報」に寄稿しています

　日本のＳＢＩホールディングスは、カンボジアでは100％出資の「ＳＢＩプノンペン証券」と、40％出資の「プノンペン商業銀行」を展開しています。
　このＳＢＩホールディングスが出資するモーニングスター社では、ネットを通じた金融情報提供を行っています。今年1月から、アジアやアフリカ諸国の情報を提供する「新興国情報」のサイトが始まりました。カンボジアについては、カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博が毎週月曜日に寄稿いたします。ぜひ一度ご覧ください。無料です。
　6月27日は「南部経済回廊の物流ルートに日本企業が続々参入」です。

http://www.morningstar.co.jp/news/blog/



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シアヌークビル港の貨物取扱量が増加

　今年1月～5月のシアヌークビル港のコンテナ取扱量は前年同期比で8.7％増の91,100TEUとなりました。縫製品の輸出が主な貨物ですが、コメとも木材チップの輸出の伸びが大きかったとしています。中国向けに毎月1万トンの木材チップを輸出しています。
　シアヌークビル港湾公社のローキムチュン総裁は、プノンペンとシアヌークビル港を結ぶ鉄道の早期完成に期待している旨述べています。鉄道は現在リハビリ工事中で、プノンペン～トゥクメアス（カンポット州）間は昨年開通済です。

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

　ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

　メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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東京でカンボジア・フェア

　今週土曜日7月2日午後2時から、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANは、東京の日本アセアンセンターで「カンボジア・フェア　～星への願いをアンコールの子どもたちへ」を開催します。シャンティ国際ボランティア会などのNGOも参加する予定です。
　当日は、カンボジアの伝統舞踏やカンボジア語によるワークショップなどが行われるとのことです。また、カンボジア関連商品の販売も行われます。
　東京周辺でお時間のある方は是非おいで下さい。

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANのサイト
http://www.fwab.jp/

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ジャワカフェ ワットプノン店

　シアヌーク通りにあるJava Caféが、ワットプノンの近くに支店を出しました。経済財政省の裏側になります。インテリアはまだ完全に整っていませんが、壁にかけたたくさんの多くの絵が印象的です。メニューは、本店とほぼ同じです。客層は、本店と同じで西洋系の人が多いようです。静かなお店です。ゆったりとしたいときによさそうな感じです。

経済財政省のちょうど北側になります。写真の白いビルが経済財政省の新庁舎ビルです。


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中堅の中華料理 オールドプレースシーフードレストラン

　プノンペン中心部モニボン通りに面した海鮮系中華料理屋さんです。値段はリーズナブルですが、料理には定評があります。高級でもなく、かといって安い感じでもありません。土曜と日曜は点心もやっていて朝から込み合っています（写真上。小龍包です）。海鮮が得意で、エビを蒸したものや丸ごとの魚料理等がお薦めです。店の前の生簀には、ロブスターやスッポンがいる時もあります。大きな貝も目を引きます。
　英語が通じにくいのですが、英語が得意で日本人の好みもよく知っている店員さんがいますので、その店員さんを捕まえると話が早いです。
　私の大好きなお店の一つです。ぜひおいで下さい。

Old Place Seafood Restaurant (老地方海鮮酒家)
No. 403-405, Preah Monivong (St. 93)
023 303 388

店内は明るくて、いつもお客さんがいっぱいです。個室もたくさんあります。


生簀には、魚やエビやカニがたくさんいて、目を楽しませてくれます。


レストランの外観です。モニボン通りに面しているのですが、いつも車が店の前にたくさん停まっています。



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増大するカンボジアの飼料生産と食肉需要

　独立行政法人の農畜産業振興機構調査情報部のレポート「増大するカンボジアの飼料生産と食肉需要」です。
http://www.alic.go.jp/content/000073306.pdf

　カンボジアでの食肉需要の増加と飼料生産についてのまとまったレポートです。注目すべきは、カンボジア農業セクター向けの海外からの大型投資が続いているとの報告です。
１． 酪農・牛乳生産：スウェーデン、250万ドル
２． 肉牛、酪農：イギリス、2700万ドル
３． 飼料生産：中国・日本、600万ドル
４． 飼料用トウモロコシ生産：韓国、3800万ドル

また、タイのアグリビジネス大手のCP社（Charoen Pokphand）もカンボジアの農業セクターに多くの投資を行っているとのことです。

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カンボジアに製油所建設計画

　カンボジア国家石油機構（CNPA）は、6月15日にカンポット州に石油精製施設を建設するためのフィージビリティ調査実施にChina National Automation Control System Corporationと合意して調印しました。調査結果が良ければ、中国がBOT方式で製油所を建設、運営する計画とのことです。
　調印式で、ソクアン副首相は、「この製油所は年間500万トンの精製能力が期待され、2012年にも建設を開始できる。総コストは6億ドル（約480億円）。」と述べています。カンボジアのガソリン需要は約100万トン／年で、現在は全量輸入に頼っていますが、この製油所が完成すれば、カンボジアの需要を満たすだけでなく、周辺国への輸出も可能となります。

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三菱倉庫がベトナム現地法人設立 カンボジアもネットワークに

　三菱倉庫がベトナムに現地法人を設立します。主な狙いはもちろんベトナム国内の物流ですが、これにあわせて、「また今後の展開として、日越間、中越間やベトナム・ラオス・カンボジアなどインドシナ諸国内の物流ネットワークの構築を積極的に進め、中国及びアジア諸国を中心とした国内外一体のロジスティクス事業の拡充を図ってまいります。」としています。
　ベトナム・ホーチミン～カンボジア・プノンペン～タイ・バンコクを結ぶ南部経済回廊の物流を狙って、最近日本のロジスティクス会社の積極的攻勢が目立っています。

三菱倉庫の新聞発表
http://www.mitsubishi-logistics.co.jp/news/2011/110614.html

日通が南部回廊で陸路輸送サービスを開始
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/6e3446b76ce42e62bd039b805eb7c0a5

このブログの5月16日「郵船ロジスティクスがプノンペンに事務所を開設」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0b9f119f6a1b03d9f2e005b6820432ae


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モーニングスター「新興国情報」に寄稿しています

　ＳＢＩホールディングスが出資するモーニングスター社では、ネットを通じた金融情報提供を行っています。今年1月から、アジアやアフリカ諸国の情報を提供する「新興国情報」のサイトが始まりました。カンボジアについては、カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博が毎週月曜日に寄稿いたします。ぜひ一度ご覧ください。無料です。
　ＳＢＩホールディングスは、カンボジアでは100％出資のＳＢＩプノンペン証券と40％出資のプノンペン商業銀行を展開しています。
　6月20日は「韓国の銀行スキャンダル、カンボジアで220億円使途不明」です。

http://www.morningstar.co.jp/news/blog/


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王子製紙がマレーシアとカンボジアの段ボール工場を買収へ

　王子製紙は、マレーシアの段ボール製造販売大手のハルタ社を買収するため株式公開買付を行うことを発表しました。株式の4割を握るオーナーもすでに合意済とされ、買収は順調に成功する見込みです。ハルタ社はカンボジア・プノンペンにも工場を持っており、この工場も王子製紙傘下に組み込まれることとなります。王子製紙では「Harta Packaging グループが保有するカンボジア事業拠点を当社グループの東南アジア事業拠点の一つに加えることにより、事業エリアの地理的拡大と近隣国の事業拠点との連携強化を図ることができます。」としています
　直接投資というと、自社工場を建設することと思いがちでしたが、このような企業買収もこれからは大きな手段となりそうです。


王子製紙の新聞発表
http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=20110615152523&page_view_selected_=1


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

　ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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煉瓦の価格上昇

　カンボジアで煉瓦の価格が上昇しています。5月には煉瓦価格は32％上昇した模様です。また、5月には1万個当たり350ドル程度であった価格は6月にはさらに上昇し、最近は520ドル前後となっています。2008年前半のバブル時には1300ドルまで上昇したことがありますが、それに次ぐ高値となっています。主要因は、建設業界の好調の始まりとみられています。なお、煉瓦業界では、人手不足が続いており、増加する需要に応じ切れていないとのことですが、値段が上昇するとベトナム等からの輸入も増えると見られており、今後の価格動向は、見極めが難しくなっています。
　写真は建設中のカムコシティです（2010年6月撮影）。高層マンションでも外壁は煉瓦つくりとなっています。

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