カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

地雷被害者がついにゼロに

2009年12月31日 | 社会・風土
 今年11月は、地雷による死亡者がついに月間ゼロとなりました(地雷・不発弾犠牲者情報システム(CMVIS)発表)。これは、カンボジア和平以降でははじめてのこととなります。
 2009年1月から11月までの死亡者数は、216名であり、2005年・2006年の900名レベルからは大きく減少しました。これも、日本をはじめとする各国の支援を受けてCMACを中心として地雷除去や住民への啓発等を行ってきた結果と思います。
 
CMAC
http://www.cmac.org.kh/

JMAS
http://www.jmas-ngo.jp/

地雷処理 このブログの2009年3月13日版
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/c517df2b41694d4dabad0d3f0519b8d4


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アサヒビールの対カンボジア戦略

2009年12月30日 | 経済
 アサヒビールは、メインのスーパードライを「プレミアムビール」として全世界に浸透させる戦略をとっています。しかし、カンボジアではタイ製のスーパードライが安価に販売されてしまっていました。そこで、アサヒビールはカンボジアで販売するスーパードライを全て日本製に切り替え、価格も高価格帯に変更するという思い切った転換を行いました。これによって、販売数量は減少した模様ですが、スーパードライを高級品として位置づけることを目指すとのことです。
 その一環として、プノンペンのThe Placeで写真のような富裕層を対象とした「ビールテイスティングパーティ」を開催しています。今後の展開が楽しみです。


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ユニクロのカンボジア製990円ジーンズが100万本を突破

2009年12月29日 | 経済
 ユニクロの低価格衣料店「ジーユー」が3月に発売した990円ジーンズの販売本数が100万本を超えたとのことです。
 ジーユーのジーンズは中国製の割安な素材を関税で有利なカンボジアで縫製し、コストを抑えています。発売当初は1年で50万本を売る予定だったそうですが、販売が好調で1カ月後には年100万本に上方修正、それも11月末までに目標に達しました。
  「激安ジーンズ」は、日経ヒット商品番付でも今年の「横綱」に選ばれています。
 カンボジアからの縫製品輸出先は主にアメリカでしたが、日本での販売好調は輸出先の多様化を図りたいカンボジアにとっても非常に良いニュースです。
http://www.gu-japan.com/index.html

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JETROプノンペン事務所開設を決定

2009年12月28日 | 経済
 JETRO(日本貿易振興機構)は、来年3月までにプノンペンに事務所を開設することを決定し、発表しました。
 既に、11月7日の日メコン会議の際のフンセン首相との首脳会談で、鳩山総理はこの決定を伝えていましたが、12月14日にプノンペンで開催されたカンボジア投資セミナーにて正式に発表されました。この決定はまさに日本からカンボジアへの投資増加が期待される中で行われたもので、カンボジアの将来の明るさを感じさせてくれます。
来年3月のJETRO事務所の開設により、日本からカンボジアへの投資や両国間の貿易がますます促進されることが期待されます。


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カンボジアに戻ってまいりました

2009年12月20日 | 一般
 本年7月に日本に帰国したのですが、12月17日からカンボジアに戻ってまいりました。カンボジアと日本企業をWin-Winの関係で繋げる新たな仕事の準備を始めました。
 このブログ「カンボジア経済」でも、プノンペンの現地から、またフレッシュでビビッドな情報を皆様にご提供できるかと思います。
 引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。


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外国人による不動産取得に向けて

2009年12月11日 | 経済
 カンボジアでは、憲法で外国人による土地購入が禁止されています。しかし、外国からの投資を促進するため、マンション等の不動産物件については外国人に保有を認めるべきとの意見も有力で、経済財政省が中心となって議論が進められてきました。
 新聞報道によりますと、12月7日に、外国人によるマンション等の区分保有を認める法律案が政府(閣僚評議会)で承認されたとのことで、今後国会の承認を経て公布される見込みです。
 なお、所有できるのは、マンション等の部屋で、2階以上の部分(1階は土地保有とみなされるため認められないものと思われます)です。なお、国境から30キロ以内の地域は外国人保有が認められない模様です。
 写真は建設が進むCamko City(韓国資本によるプノンペン北側のニュータウン)です。


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カンボジア座談会

2009年12月10日 | 社会・風土
 カンボジア影絵芝居スバエクトムの公演に合わせて、カンボジアに関係の深い方々による公開座談会が開催されました。
 和平のときの大使でいらした今川幸雄大使、アンコール遺跡の専門家でいらっしゃる川瀬生郎先生、カメラマンでポルポト直後にカンボジアに入られた大石芳野さんがパネリストで、ペン・セタリン先生と永六輔さんが司会を勤められました。
 大石さんからは、ポルポト直後の大変な状況のお話、川瀬先生からはリアムケー(ラーマヤーナ)のお話、今川大使からはカンボジアの歴史等のお話があり、大変興味深い中にも、永さんのウイットに富んだ突込みで会場を笑わせる本当に良い雰囲気の座談会でした。
 このような催しはぜひ何度も開催していただきたいと思いました。


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カンボジアの影絵芝居

2009年12月09日 | 社会・風土
 カンボジアの影絵芝居「スバエクトム」のチャリティー公演が11月25日に町田市民フォーラムで開催されました。ペン・セタリン先生が代表の東南アジア文化支援プロジェクト(CAPSEA)の主催です。
 スバエクトムは、精巧な皮製の影絵を使って、「リアムケー」(ラーマヤーナ)のお話を演じるものです。太鼓や笛の音楽と、歌うような語りが雰囲気を盛り上げます。(今回の公演では日本語字幕がついていました)
 まずは、その精巧な影絵にびっくりしました。また、表情豊かな影絵の表現にも感動しました。
 今回の公演では、スバエクトムの歴史や表現方法の解説ワークショップもあって、いろいろな面から楽しむことができました。




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