カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

地雷・不発弾による被害者 2018年は58人 死者は10名にまで減少

2019年02月28日 | 社会・風土
 カンボジア地雷対策庁(Cambodian Mine Action and Victim Assistance Authority :CMAA)の発表によりますと、2018年の地雷・不発弾による被害者数は、死者10名、負傷48名(うち手足切断12名)と、2017年(死者10名、負傷48名うち手足切断13名)と横ばいでした。1996年には、死者911名、負傷者3409名(うち手足切断443名)に達していましたが、23年間の関係者の努力により、死者数を100分の一にまで減少させたことは高く評価されるものです。
 CMAAは、国家地雷対策戦略(2018年~2025年:National Mine Action Strategy (NMAS) 2018-2025)に沿って、引き続き地雷・不発弾対策及び被害者への支援に取り組んでいくとしています。
 なお、農村部での地雷・不発弾の取り扱いに関する啓蒙活動は、引き続き重要なものと見られます。CMAAでは、今年も2月24日に、バッタンバン州で「第20回国民地雷認知の日」の式典を開催し、啓蒙活動に努めています。

カンボジア地雷対策庁(CMAA)のサイト(英文です)
http://www.cmaa.gov.kh/


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日通 プノンペン経済特区に新倉庫を建設

2019年02月27日 | 経済
 日通は、現地法人のカンボジア日本通運株式会社が、2月20日にプノンペン経済特区で新倉庫建設の地鎮祭を執り行ったと発表しました。新設する倉庫の敷地面積は4万平方メートル、倉庫の面積は約4700平方メートルで、冷凍、冷蔵、定温(常温)に対応可能としています。商品を出荷場所へ集めるピッキングや梱包、検品、店舗別の仕分け作業のほか、通関業務などを一体的に展開する計画です。トラック同士の荷物を積み替えるトラックターミナル機能も設け、クロスボーダートラック輸送を強化するなど、効率的な流通体系の構築を目指としています。2019 年12 月の稼働を目指したいとのことです。
 日系物流会社がカンボジアで自社倉庫を設けるのは初めてであり、申請中のドライポートの認可も日系初となるとしています。
 同社では、「航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流(ジャストインタイム納品)、クロスボーダートラック輸送、空調施設を利用した保管・配送等のあらゆる物流ニーズに応えるため、拠点の新設を決定しました。今後ますますの成長が見込まれるカンボジアおよび東南アジア地域でのロジスティクス機能を強化するとともに、トータルでお客様のニーズにお応えし、「グローバルロジスティクス事業の更なる拡大」に努めます。」としています。
(上の完成予想は、新聞発表より)

日通の新聞発表
https://www.nittsu.co.jp/press/2019/20190221-1.html


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第17回日本カンボジア官民合同会議

2019年02月26日 | 経済
 日本とカンボジアは、日本・カンボジア投資協定に基づき、概ね1年に1~2回の定期協議会を実施しています。2月20日にカンボジア開発評議会で第17回官民合同会議が開催されました。会議には、カンボジア側は、ソク・チェンダ・ソピア首相補佐特命大臣兼カンボジア開発評議会事務総長をヘッドに関係省庁の関係者が参加しました。日本側は、堀之内秀久日本大使をヘッドに、日本人商工会、JETRO、JICA等の関係者多数が参加しました。
 会議では、カンボジアの投資環境を改善するために、日本企業が直面する問題について、政策・法律といった大きな課題から、事務手続きの改善といった個別の課題まで、幅広く取り上げられました。今回の会議では、優先重点案件として、カムコントロール、電力、年功補償手当の3点を中心に議論されました。また、付加価値税還付、前払事業所得税、複数適格投資事業、配当追加税、環境管理計画、通関手続、物流インフラ、原産地証明、最低賃金等についても、討議されました。
 多数の問題があり、すぐには解決できないものもありますが、個別の課題について一つ一つ地道に取り組んで解決していくことが重要と見られます。また、日本側も、問題を指摘するだけでなく、解決案を提示したり、問題に詳しい専門家を派遣する等、カンボジア側と協力して対応する姿勢です。この会議を通じて、これまでもいくつもの問題が解決されてきています。今回は、これまで議題となっていたカムコントロールの国境検査廃止、電力料金の引下げ方針等について大きな前進があったことが報告され、日本側も高く評価しています。こうした地道な取り組みが、カンボジアの投資環境の改善とカンボジアでの日系企業の発展、更には、カンボジア経済の成長と日本・カンボジアの二国間の友好関係の深化に繋がることが大いに期待されます。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年02月25日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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日本政府 カンボジアに円借款供与 灌漑事業に

2019年02月25日 | 経済
 2月20日、プノンペンにおいて堀之内秀久駐カンボジア大使とプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣との間で、「トンレサップ西部流域灌漑施設改修計画(第二期)」の円借款の供与(供与限度額35億9900万円)に関する交換公文が署名されました。
 カンボジアでは、労働人口の27%が農業に従事し、農業はGDPの23%を占め、貧困人口の大部分が居住する地方農村部の主要生計手段となっています。トンレサップ湖周辺地域は、年間降水量が多く、高い水資源ポテンシャルを有していますが、十分に機能していないものが多く、天水依存型の営農となっており、生産性が低く、灌漑施設の復旧・改善が喫緊の課題となっています。本事業では、トンレサップ湖西部の3州6地区の農村部貧困地域において、灌漑排水施設の改修・整備、農民水利組合の設立・強化及び営農指導を行うことにより、対象地区の灌漑面積が約20倍、米の生産高は約3倍となり、この地区の農民の生計向上に寄与することが期待されるとしています。
 なお、トンレサップ西部流域灌漑施設の改修については、2011年に約43億円を限度とする円借款を供与済ですが、その後の大幅な為替変動などにより工事費が増大したため、追加的に必要となった資金を供与することとしたものです。借款の条件は、金利0.01%/年、償還期間40年(10年の据置期間を含む。)という大変譲許的なものです。
 また、無償資金協力「港湾近代化のための電子情報処理システム整備計画」(限度額13億4000万円)に関する交換公文の署名も行われました。プノンペン港とシアヌークビル港において入出港に係る手続きの合理化を図るため、港湾管理者等に対する申請・届出等の電子情報処理に必要なシステムの構築を行うとのことです。
(写真は、JICAが支援しているプルサット州での灌漑事業のパイロットサイト)

外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000328.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000327.html

ブログ「カンボジア経済」2011年8月25日「灌漑事業に円借款43億円 日本政府が支援」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/25ff4114ba0dc55931f145e0ea7c3d9a


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沖縄バル ゆいかじ

2019年02月24日 | 生活環境
 プノンペン中心部、イオンモールそばの沖縄バル「ゆいかじ」です。沖縄出身の若いご夫婦が切り盛りしています。場所は、ロシア大使館前の路地を入ったところです。お店の内装は、いい感じで沖縄感があります。掘りごたつの部屋もあって落ち着きます。料理は、ゴーヤチャンプルー、島らっきょう、ラフテー、海ブドウ等、沖縄にいたことがない私でも知っている沖縄料理に加えて、各種揃っています。飲み物も、たくさんの種類の泡盛があって、色々な飲み口が味わえます。お料理は、お酒に合うものも多く、色々頼んでしまいました。最後は、沖縄そばやソーキそばで〆られます。お客さんは、日本の方が多いようでした。お値段は大変リーズナブルです。飲んで食べて、一人20ドルほどでした。お勧めです。ぜひお試しください。

沖縄バル ゆいかじ
https://web.facebook.com/okinawa.bar.yuikaji/

ゴーヤチャンプルー(5ドル)、島らっきょう(3ドル)、海ブドウ(3.5ドル)。手前は、泡盛3種飲み比べです。



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日本カンボジア絆フェスティバル2019

2019年02月23日 | 社会・風土
 「日本カンボジア絆フェスティバル」が、今年も2月21日(木)から24日(日)までカンボジア日本人材開発センター(CJCC)で開催されました。様々な企画が盛りだくさんで、いろいろな日本に触れることのできるイベントです。今年のテーマは「Experience Together」。会場には、真っ赤な鳥居もできていて盛り上がります。
 今年の目玉は、民謡ガールズのコンサート、フレンドシップ・クラッシック・コンサート、コスプレショー等です。また、折り紙、生け花、習字といった日本文化紹介や、身近なわたあめ等の日本食の体験等のイベントもあります。
 いろいろなお店も出ています。テレビで紹介されて、日本では売り切れ状態のクラタペッパーもお店を出しています。また、今年は、フィギュアやアニメグッズ等のお店が多いのが目を惹きました。
 この他にも、様々なイベントや展示が盛りだくさんで、楽しめました。日曜日までの開催です。ぜひお出で下さい。

日本カンボジア絆フェスティバルのサイト
https://web.facebook.com/events/2290905697847988/

フィギュアやアニメグッズもいろいろありました。



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民間にも年金導入へ 社会保障基金法案

2019年02月22日 | 経済
 カンボジア経済財政省のグオン・ソッカ次官によりますと、カンボジア政府は民間労働者にも年金制度を導入する方向で検討を進めており、関連法のドラフトが完成したとしています。今後、労働省等の関連省庁、雇用者、労働組合等との折衝を行い、閣僚評議会での承認を受けた上で国会に提出する見込みです。カンボジア政府としては、2018年初頭からの導入を目指していましたが、雇用者等からの反発もあって、検討が遅れていました。
 国家社会保障基金では、現在、労災保険(0.8%:雇用者負担)、健康保険(2.6%:雇用者負担)を導入済で、雇用者負担は給与の3.4%となっています(上限あり)。これに加えられる年金制度は、現在の案では、給与の7%(雇用者負担3.5%+被雇用者負担3.5%)となっています。このため、雇用者負担分が給与の6.9%に上昇する可能性があります。雇用者側は、最低賃金の上昇に加えての雇用者負担の急増について不満を持っているものと見られます。
 カンボジアの労働者は、脆弱な状況に置かれており、病気やけがで貧困層に逆戻りする可能性が高いと言われています。社会保障の拡充によって、労働者の生活の安定を図る必要は高いものがあり、早い段階での制度導入が期待されます。
(写真は、発展を続けるプノンペン市内)


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カンボジア 定年後のロングステイ先として世界12位

2019年02月21日 | 経済
 海外移住情報を提供する米国のインターナショナル・リビングが発表した2019年年次世界退職後指数(2019 Annual Global Retirement Index)によりますと、カンボジアは、退職後に住みたい国として第12位となりました。特に、生活費の項目では、第1位となりました。この指数は、各国のビザ・住居、保健、気候、生活費の4項目を評価したものです。総合第1位はパナマで、2位コスタリカ、3位メキシコ等となっており、米国人から見た住みやすさとなっているようです。生活費では、カンボジアは指数100点で第1位、第2位ベトナム(99点)、第3位タイ(94点)となっています。
 日本では、一般財団法人ロングステイ財団がランキングを発表しています。こちらは、1位マレーシア、2位タイ、3位ハワイとなっています。
 カンボジアは日本人からすると住みやすい国の一つです。指数には含まれていませんが、何と言っても「親日」であることがありがたいです。また、生活費は、ピンキリですが、食生活は豊かなものになると思います。気候は、年中夏ですが、寒いのが苦手な方には最適です。数年前までは医療関係に心配がありましたが、現在はサンライズ病院等日系の病院ができ。日本の先生や看護師さんもいらっしゃいます。海外移住というと大変そうですが、冬の間だけの「ロングステイ」もお勧めです。
(写真は、プノンペン近郊のゴルフ場)

インターナショナル・リビング 
https://internationalliving.com/the-best-places-to-retire/

ロングステイ財団 「ロングステイ希望国・地域2017 トップ10」
http://www.longstay.or.jp/releaselist/entry-3023.html




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交通安全ワークショップ 日本の経験をカンボジアに

2019年02月20日 | 経済
 2月14日、カンボジア交通安全委員会主催の交通安全ワークショップが、公共事業運輸省で開催されました。現在のカンボジアでは、交通事故は喫緊の課題となりつつあります。カンボジア政府では。警察を管轄する内務省、公共事業運輸省をはじめとした関係省庁の参加を得て、国家道路安全委員会(National Road Safety Committee:NRSC) を立ち上げ、省庁横断的に交通事故状況のモニタリングと交通安全対策の検討を開始しています。
 今回のワークショップでは、NRSCから交通事故の現状と対策、日本の専門家から交通事故対策の日本の経験、日本政府が円借款や技術協力で支援したベトナムの交通事故対策の経験等が説明されました。
 日本、ベトナム共に自動車台数が急増する時代に、交通事故死亡者数が急増し社会問題となって、本格的な取り組みを行うことにより、交通事故の減少につなげた経験が紹介されました。日本では、1967年に最悪の1万6765人が死亡しましたが、その後の取り組みにより、2018年には3532人にまで減少しました。対策は、4Eと言われる、ハードの整備(Engineering)、法規制(Enforcement)、教育・指導(Education)、救急救命対策(Emergency)を組み合わせることが重要と指摘しました。
 カンボジアの2018年の交通事故死亡者数は、1761人で、毎日平均5人の命が失われていることとなります。自動車の台数等を考えると、日本の100倍の死亡率であるとも言われています。こうした状況で、カンボジアの交通事故対策に日本が協力することは大変重要であり、今後の継続的支援が期待されます。


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海外建設協会 海外駐在員セミナー 国際建設契約の知識と実践

2019年02月19日 | 経済
 2月13日、海外建設協会は、日系企業の海外勤務者を対象にした実務的、実践的なテーマによる海外研修セミナーをプノンペン・サンウェイホテルで開催しました。今回のテーマは「国際建設契約(FIDIC契約MDB)の知識と実践」で、建設契約の解釈、運用、実践について、説明しました。具体的には、契約法、契約図書と契約管理、クレイムと紛争解決、変更と査定、遅延・工期延長・延滞金、支払・工事中断・契約解除について、事例研究に交えながら詳細な説明がなされました。
 海外での建設契約については、これまでの様々な経験を踏まえて、標準契約フォーム等が作成・改善されています。日本政府の円借款でも、土木工事については、FIDIC契約約款(MDB版)を標準入札書類に採用しています。過去の問題や、その解決について知識や情報を得ておくことは、今後の問題発生の防止や、紛争の解決にとって重要です。こうした観点から、このようなセミナーは大変有益なものであり、ノウハウを蓄積している海外建設協会の取り組みが大いに期待されます。
(写真は、日本の円借款で工事が進む国道5号線)

海外建設協会のサイト
http://www.ocaji.or.jp/


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年02月18日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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EU カンボジアへの特恵関税制度の資格停止手続に着手

2019年02月18日 | 経済
 2月11日、欧州連合(EU)欧州委員会は、特恵関税制度EBAのカンボジアの一時的資格停止に関する手続きに着手したと発表しました。これは、最終手段となる資格停止を直ちに発動するものではなく、まず、6か月間の監視・対話強化期間があり、その後3カ月間のEUでのレポート作成期間を経て、12カ月後までに結論を出すこととなっています。停止が決定された場合は、最終決定後6か月間の過渡期間を経て、18カ月後から特恵関税措置の対象外となります。
 EUでは、昨年以来、カンボジアの民主主義、労働者の権利、土地問題等について、調査を実施し、カンボジア側とも対話を続けてきましたが、包括的な改善が必要だと主張しています。
 これに対し、カンボジア側は昨年の選挙終了後、様々な改善を行ってきたのに対し、特恵関税制度の資格継続の条件が不明確であるとし、また、他にも条件を満たしていない後発開発国があるのにもかかわらず、カンボジアにだけ「厳格な実行」を求めるのは公平ではないとの見解を示し、反発を強めています。
 在カンボジア米国大使館は、カンボジアに対し「経済制裁の発動を回避するため、真の民主主義を取り戻すべきだ」との声明を発表しました。
 他方、カンボジア欧州商工会議所は、遺憾の意を表明し、「パートナーシップだけでなく、EUが過去20 年間にわたって支援してきたカンボジアの社会経済基盤の底上げも危うくする」と警告しました。
 特恵関税制度の資格停止は、カンボジア経済にとって最大とも言ってよい下振れリスクであり、その顕在化は、カンボジアの主力産業である縫製業に大きな打撃を与えかねないものと見られます。また、特恵関税資格を喪失した場合、カンボジアの多くの脆弱な縫製労働者が貧困層に逆戻りする可能性も否定できません。更に、今回の手続着手のニュースだけでも、カンボジアへの海外直接投資を萎縮させる大きな要因となるものとも見られます。これまで順調な成長を続けてきたカンボジアにとって、正念場ともいえる事態に至ったものと考えられ、今後のEUとカンボジア政府との対話とその結果が注目されます。

EUの新聞発表
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-19-882_en.htm?fbclid=IwAR0JvEd3wCEHnDc9TtsshEFHYG3Zo4iDRrvQm1D78xowkoFXSuqJ7tV4OVw


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バレンタインデー2019

2019年02月17日 | 社会・風土
 2月14日のバレンタインデーはカンボジアでも一大イベントです。日本では女性からチョコを贈る日となっていますが、カンボジアでは「A Day for Lovers」として、男性が女性をデートに誘ったり、プレゼントを贈ったりする日として定着しつつあります。街角には、花束やぬいぐるみを売るにわか露店(写真上)がたくさん現れます。街では夜遅くまで、花束を持った女性をバイクの後ろに乗せたカップルがたくさん見かけられました。
 新聞報道によりますとプノンペンの中流階級の若い男性の多くはこの日を「勝負の日」と考えているそうで、「バレンタインデーは1年で最も危ない日」と言われているとのことです。大人側は、この傾向をあまり好ましくは思っていないようで、教育省ではバレンタインデーに関する声明を発表し、学校での適切な指導を行うことを求める等、対策に追われています。
 カンボジアのバレンタインデーは、バブルのころの日本のクリスマスイブを思い出させるような熱気もあり、国内消費拡大には、こういった若者が盛り上がるイベントも重要性が高いと感じさせます。

日本式にチョコをもらうのは、いくつになってもうれしいものです。



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日本人会バーベキュー大会2019

2019年02月16日 | 生活環境
 2月10日に日本人会のバーベキュー大会がありました。プノンペン郊外のジオ・パークで行われ、小さなお子さんや若い方々、お父さんやお母さん、そしておじさんまで多くの方々が集まりました。堀之内大使も参加してくださいました。
 メインは、ソーセージやお肉が大盤振る舞いのバーベキュー、焼きそば等です。ボランティアの方々が汗だくになりながら、美味しく焼いてくれました。高級豚肉の掛川酵母豚も味わうことができました。また、ケンクリニックの奥澤健先生による「低糖質セミナー」や、フライハイの皆さんによるかわいいダンス等もあり、楽しく過ごせました。
 ジオ・パークは、カンボジアに長く在住されている神崎様のご尽力で2009年に開園しました。当時は、草原のような感じでしたが、2009年に植樹した木が10年で大きく育ち、今や緑あふれる素敵な場所となっています。
 このようなイベントは本当に楽しいものです。皆様も日本人会にぜひご参加ください。

カンボジア日本人会のサイト
http://www.jacam.cc/act/home.php

ブログ「カンボジア経済」2009年7月13日「ジオ・パークでの記念植樹」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/33ec2a8d66e3f86de6661b039686e98b

ジオ・パークも10年ですっかり緑に覆われました。上の2009年と比較すると感慨深いものがあります。



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