カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

信販会社のジャックス カンボジアに進出

2018年01月31日 | 経済
 1月25日、日系大手信販会社のジャックスは、1月17日にカンボジア中央銀行から事業ライセンスを取得したと発表しました。日本国内で培った消費者信用事業のノウハウと、ASEAN 加盟国でのこれまでの事業経験を活かし、開業後は、日系メーカーの二輪を対象とした販売金融サービスを提供していく予定です。早期にカンボジアの二輪販売金融市場での地位を固め、その後は、家電・自動車等へと取扱商品の拡大を目指したいとしています。
 同社では、「カンボジアは2011年以降 7%を超える高い実質GDP成長率を維持しており、中間層の所得水準向上により個人消費が拡大しています。特に二輪・家電等の耐久消費財の需要はさらに高まっていくことが予測され、マーケットの安定的な拡大が期待できます。」としており、ASEAN加盟国の中で4カ国目となるカンボジアへの進出を決めたとのことです。
 また、「長期ビジョン「アジアのコンシューマーファイナンスカンパニーとしてトップブランドを確立する」の実現を目指し、今後も積極的に事業展開してまいります。」としています。

ジャックスの新聞発表
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=85265&code=8584



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プノンペンの水上バス 実現へ

2018年01月30日 | 経済
 1月14日、フン・セン首相は、公共事業運輸省が計画している、プノンペン都と郊外を結ぶ水上バスを今年4月中旬のクメール正月までに開業させることに意欲を示しました。水上バス(英語では、Water Taxiと言っています)は、北はトンレサップ川のプレック・プノブ橋から、南はバサック川のタクマウ市付近まで、プノンペンの東側の水上約25キロの区間で、途中8カ所程度の停留所を結ぶ予定としています。時速30キロ程度の90人乗りの水上バスということで、当初は2隻により運行する計画とのことです。
 事業の実施により、トンレサップ川沿いの国道5号線、バサック川沿いの国道2号線、プノンペン市内のリバーサイド等における渋滞の緩和等に効果があるものと期待されます。また、プノンペンを水上から見ることが可能となり、プノンペンへの観光客誘致にも効果が期待されます。
 他方、プノンペン都によりますと、現在、路線バス9路線に157台の車両が投入され、一日当たりの利用客は、延べ1万2000~1万3000人に達しているとしています。
 プノンペンでは、渋滞が厳しさを増す中で、これまでの自家用車やオートバイに加え、様々な交通モーダル(バス、水上バス、鉄道空港線、高架鉄道等)による公共交通機関の整備が始まっています。公共交通機関をできる限り活用することは、首都の経済活性化の観点からも重要な施策であり、着実な実施が期待されます。
(写真はクメールタイムズより)

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年01月29日 | 一般
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社会保障基金の雇用者負担増加

2018年01月29日 | 経済
 本年1月から、カンボジア国家社会保障基金(NSSF)への雇用者負担分が増加しました。1月からは、給与の3.4%(上限額約8.5ドル)を負担する必要があります。内訳は、労災保険0.8%、健康保険2.6%です。昨年までは、健康保険は、雇用者(企業)負担1.3%、被雇用者(労働者)負担1.3%でしたが、今年から全額雇用者負担としたものです。また、併せて、これまでは8人以上を雇用する企業が国家社会保障基金への加入を義務付けられていましたが、本年からは、1人以上を雇用している全ての企業に加入義務が課されました。
 縫製企業等、安い労賃を理由として投資を行ってきた企業にとって、2018年から最低賃金が11.1%増の170ドルに上昇したことに加えて、社会保障負担も増額となるのは、厳しいとの声も出ています。他方、国際機関等は、カンボジアの社会保障は近隣諸国に比べても負担・便益共に小さく、更なる拡充が必要と提言しています。
 カンボジアの労働者は、まだまだ脆弱であり、病気やケガをするとすぐに貧困層に転落してしまう懸念があります。社会保障の拡充によって、こうしたリスクに少しづつ対応力を強めていく必要性は高いものと見られます。


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イオンマックスバリュエクスプレス バンケンコン店

2018年01月28日 | 生活環境
 イオンの小型スーパー「マックスバリュエクスプレス」のバンケンコン店に行ってみました。小型スーパーとは言いますが、日本のコンビニと同じような規模です。外観は派手に「7:00~22:00」の看板を掲げています。品ぞろえは、日本のコンビニと同様ですが、おにぎりやお弁当、サラダが並んでいるのは、カンボジアでは新鮮に感じます。レジ横には揚げ物のショーウインドーやコーヒーメーカーがあるのも目を引きます。今回は、おにぎり(梅と焼鮭)とミネラルウォーターを買って、イートインで食べてみました。おにぎりは1個1ドル(約110円)で、日本並みの値段ですが、プノンペンでは相当高級に感じます。お昼時でしたが、お客さんは多く、地元の方も外国人も多く見かけました。単身のおじさんにとっては、便利な感じがします。お試しください。

イオンマックスバリュエクスプレス
https://www.facebook.com/aeonmaxvalucambodia/


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ちょっとだけ高級 均一ショップ系のメイソウ

2018年01月27日 | 生活環境
 最近プノンペン市内で増殖中の雑貨屋さん「メイソウ Miniso」です。なぜか、店名のカタカナとアルファベットがあってないのもご愛敬です。中国語では「名創優品」だそうです。ご覧の通り、ロゴはユニクロそっくりですし、店名はダイソーをもじったのかなとも思います。それでも中国や東南アジアを中心に各国に幅広く展開しているとのことです。
 プノンペンでは、ソリアモールのお店に行ってみました。女性向けの品ぞろえで、価格は2~5ドル程度のものが多いです。1.9ドル均一ショップよりは、ちょっとだけ高級な感じを出しています。お客さんは、地元の方が多いようでした。

メイソウ Miniso
https://www.facebook.com/minisocambodian/


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プノンペン港湾公社 業績好調

2018年01月26日 | 経済
 プノンペン港湾公社によりますと、2017年のプノンペン港のコンテナ取扱量は、対前年比14%増の18万4805TEUに達しました。貨物の取扱量は14 %増の275万トンとなりました。売上高は14%増の1877万ドル(約21億円)、純利益は22.5%増の490万ドル(約5億4000万円)でした。
 カンボジアの貿易額・数量は順調に成長してきており、プノンペンからは、プノンペン港で船積みし、メコン河を経由してベトナムのサイゴン港やカイメップ・チーバイ港に運び、大型コンテナ船に積み替えて北米や日本に輸出する経路も活況となっています。
 プノンペン港の設計取扱量は15万TEUとなっており、2017年の実績はこれを上回ってきているため、プノンペン港では、コンテナヤードの拡張を進めています。また、コンテナバースの増設も計画されており、これらの整備の着実な実施が期待されます。


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プノンペンにがんセンター開設

2018年01月25日 | 経済
 1月15日、プノンペンの国立カルメット病院内にカンボジア国立がんセンターが開設されました。式典には、フン・セン首相、マン・ブン・ヘン保健大臣他が参加しました。事業費のうち、3600万ユーロはカンボジア政府が負担し、200万ユーロは国際原子力機関(IAEA)が支援しました。がんセンターでは、核医学や造血幹細胞移植、放射線療法、化学療法、小児がん治療など最先端の医療を提供する計画です。また末期がん患者のためのホスピスも併設されます。
 カンボジアでも生活習慣の変化により、がんが増加しており、毎年1万5000人の患者が増えているということです。これに対し、がんの専門医は、カルメット病院に20名、ソビエト病院に6名の合計26名しかいない状況です。がんセンターでは今後、専門医を育成し、10 年以内に70~100名程度まで増やしたいとしています。
(写真はIAEAの発表より)

IAEAの発表(英文です)
http://ugo.co.ug/iaea-helps-cambodia-set-first-national-cancer-centre/


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カンボジアにおける思考力教育の導入JICA中小企業支援事業に採択

2018年01月24日 | 経済
 1月15日、花まるラボ社は、同社が開発・運営する子ども向け思考力育成アプリ「Think!Think!」を用いたカンボジアにおける提案事業が、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「2017年度第2回 中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」に採択されたと発表しました。
 花まるラボの手がける思考力育成アプリ「Think!Think!」は、Googleによるアプリ表彰を世界/日本にてW受賞し、現在世界50ヶ国以上に40万ユーザーを持つ、急成長中の知育アプリです。カンボジアでは、教育環境の整備、学力の向上が国家の最優先課題となっています。ハン・チュオンナロン教育大臣のリーダーシップで大幅な改善を見せているものの、未だに人材競争力の強化は喫緊の課題です。「Think!Think!」は、カンボジアの抱える教育課題の解決を幼少期の教育からサポートできる可能性があると評価され、今回の採択に至ったとのことです。
 同社では、「当社は「世界中の子どもたちに教育を届け、意欲格差を解消する」ことを目指しています。今回の採択事業は、まさにそのミッションを体現する可能性を持つ事業として、当社の知見や技術を結集して取り組んで参ります。」としています。

花まるラボの発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000012970.html


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三井住友建設など国道5号線改修を受注

2018年01月23日 | 経済
 1月10日、公共事業運輸省は、日本政府が円借款で支援している国道5号線改修工事について、三井住友建設等と契約に調印したと発表しました。今回の対象区間は、プノンペンの北約40Kmのプレク・クダムからプルサット州のトレア・マアム間の135.25Kmとなります。3区間に分けて改修する計画で、2区間を三井住友建設が、残る1区間をハンシン・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが請け負うとしています。事業費は約2億4635万ドル(約273億円)、改修工期は今年2月から4年間の予定です。
 国道5号線は、プノンペン都タイ国境を結ぶ基幹道路で、日本政府はこれまで多額の円借款で支援を続けています。この改修によって、国道5号線の4車線化、主要都市のバイパス建設等が実施されることとなっており、交通の円滑化に大きな効果があるものと期待されます。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年01月22日 | 一般
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アジア開発銀行 カンボジアに1億8000万ドルの借款供与

2018年01月22日 | 経済
 1月9日、アジア開発銀行は、3案件、総額1億8000万ドル(約200億円)の借款契約に調印したと発表しました。3案件は、道路ネットワーク改善事業(7000万ドル:約78億円)、地方上水衛生事業(借款5000万ドル:約56億円及び無償1000万ドル:約11億円)、トンレサップ貧困削減・小農家開発事業(5000万ドル:約56憶円)です。
 道路ネットワーク改善事業は、プレイベン州、シェムリアップ州、スヴァイリエン州の3州で全天候型の道路147Kmを整備するものです。地方上水衛生事業は、バッタンバン州、コンポンチャム州、シェムリアップ州、シアヌークビル州で、上下水道の整備を行うもので、合計20万9000人が裨益するとしています。トンレサップ貧困削減・小農家開発事業は、バンテアイミエンチェイ州、コンポンチャム州、コンポントム州、シェムリアップ州、トゥボンクム州の小規模農家のために農業生産性の向上とトンレサップ地域の経済多様化を支援するものです。
 カンボジアの人権問題等を理由に欧米諸国が援助を絞り始めている中で、アジア開発銀行が大規模な支援を実施することとなります。今後の動向も注目したいと思います。

アジア開発銀行の新聞発表(英文です)
https://www.adb.org/news/adb-provides-support-three-infrastructure-projects-cambodia



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ソリヤモール 改装完了

2018年01月21日 | 生活環境
 プノンペン中心部、セントラルマーケットのすぐ近くにある「ソリヤ・センター・ポイント」が改装を終え、新装オープンしました。ソリヤモールは、近代的なモールとして建設され、人気でしたが、イオンモール等の新しいモールに押され気味で、今回全面的に改装したものです。内装は、近代的なデパートの雰囲気となり、4階には、おしゃれな街角を再現したゾーンもあります。1階には、スターバックス、カフェアマゾン、ペッパーランチ等の人気の飲食店を並べました。上層階は、内容はあまり変わっていませんが、垢ぬけた感じもします。無くなっているかと思った海賊版DVD屋さんもまだまだ健在です。セントラルマーケットとの比較も楽しいので、観光コースとしてはいいかもしれません。

街角を再現したフロア。頑張ってます。


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ちょっとおしゃれな食料品店とカフェ MU Gourmet

2018年01月20日 | 生活環境
 プノンペン中心部、パストゥール通りと228通りの交差点にあるお洒落な食料品店&カフェの「MU Gourmet」です。小さなホワイトハウスのような白い一軒家です。メインの食料品店は、コールドカットやチーズを豊富に取り揃えています。輸入品の食料品も数多く取り揃えています。欧州商工会議所のメンバーということで、ヨーロッパ系のお客様が多いようです。併設されているカフェは、こじんまりしていますが、なかなか美味しい料理を出してくれます。ランチは、2種類ほどのスペシャルもあります。美味しいチーズを使ったラクレットもなかなかでした。裏には、プールもあったりして、いい感じを出しています。お勧めです。お試しください。

MU Gourmet
https://www.facebook.com/mugoumet/

カプレーゼとラクレット。美味しいです。



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中国の李克強首相カンボジア訪問 大盤振る舞い続く(その2)

2018年01月19日 | 経済
 1月11日、中国の李克強首相とフン・セン首相が会談し、総額18億人民元(約308億円)規模の覚書計19件を交わしました。覚書の中で、大型インフラ案件としては、南西・東部での第2期送電線整備計画への融資、国道3号線のプノンペン・カンポット間の改良、プノンペン・シアヌークビル間高速道路事業への融資、新プノンペン国際空港の建設に向けた枠組み協力、通信衛星に関する枠組み協力、シアヌークビル近郊のストゥンハウSEZ開発等が目立ちます。
 プノンペン・シアヌークビル間高速道路は、延長190Km、事業費20億ドルと見込まれます。中国企業によるBOT( Build-Operate-Transfer)方式で建設・運営される計画です。新プノンペン空港は、プノンペンの南、カンダール州に建設される計画で、広さ2600ヘクタール、総額15億ドルとなる見込みです。こちらは、カンボジアのOCIC社がメインとなる計画です。資金は、中国開発銀行等の融資が11億ドル、OCIC社が2億8000万ドル、投資会社自己資金1億2000万ドルとなる見込みです。
 ともに超大型の事業ですが、民間資金による開発となるため、金融コストが大きくなり、通行料金や空港使用料に跳ね返る懸念もあります。また、空港については、5年以内に着工するとしており、予定通り実現するかについても不確実性が感じられます。
 中国頼みのインフラ建設では、これまでも品質や工期、コスト等に問題が見られた事業もあるため、カンボジア政府による十分な監督が必要なものと見られます。


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