Jパワー(旧電源開発)、中国電力、エコ・アセットの3社は、カンボジアでの石炭火力発電所の建設について、プレF/S調査を進めています。経済産業省の「2012年度インフラ・システム輸出促進調査等事業(円借款・民活インフラ案件形成等調査)」として採択され、9月から調査を開始したものです。
カンボジアの電力事情は、消費量(約2514GWh)の6割を輸入に頼っています。ベトナム(1155GWh 46%)とタイ(385GWh 15%)からの輸入が主なものです。カンボジアの国内発電所は小規模なディーゼル発電を主体としています。このため、供給の不安定性と高い電力料金という問題を抱えています。今回の調査ではこれらの問題を一気に解決するため、一基当たり350MWから500MWという大型の発電機を3基から4基まとめて建設するという計画です。場所はシアヌークビル周辺が有力とされています。輸入石炭を原料とする大型の石炭発電所は、日本が持つ最新の技術を利用すれば、発電コストも安く、環境への負荷も小さくて済みます。また、1号機と送電線や石炭用の港湾等は、円借款等のODAで建設し、2号機以降は民間活力(BOT方式等)で建設するPPP(Public Private Partnership)を活用することも提案しています。2020年台に予測される電力不足への対策に必要不可欠であるともしています。
この計画は、実現すれば、電力料金の劇的な低下と、安定的な電力供給を一気に達成可能です。カンボジアの電力セクターを改善し、日本企業等の直接投資を呼び込むという観点からも、大変素晴らしい案件です。調査の完成と、案件の実現が大いに期待されます。
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カンボジアの電力事情は、消費量(約2514GWh)の6割を輸入に頼っています。ベトナム(1155GWh 46%)とタイ(385GWh 15%)からの輸入が主なものです。カンボジアの国内発電所は小規模なディーゼル発電を主体としています。このため、供給の不安定性と高い電力料金という問題を抱えています。今回の調査ではこれらの問題を一気に解決するため、一基当たり350MWから500MWという大型の発電機を3基から4基まとめて建設するという計画です。場所はシアヌークビル周辺が有力とされています。輸入石炭を原料とする大型の石炭発電所は、日本が持つ最新の技術を利用すれば、発電コストも安く、環境への負荷も小さくて済みます。また、1号機と送電線や石炭用の港湾等は、円借款等のODAで建設し、2号機以降は民間活力(BOT方式等)で建設するPPP(Public Private Partnership)を活用することも提案しています。2020年台に予測される電力不足への対策に必要不可欠であるともしています。
この計画は、実現すれば、電力料金の劇的な低下と、安定的な電力供給を一気に達成可能です。カンボジアの電力セクターを改善し、日本企業等の直接投資を呼び込むという観点からも、大変素晴らしい案件です。調査の完成と、案件の実現が大いに期待されます。
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