国家統計庁から発表された2015年3月の物価上昇率(対前年同月比)は、1.1%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、現在は低いレベルにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%)。なお、2月と比べると3月は0.1%の上昇でした。
2014年6月には100ドルを超えていた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値下がりを続け、2015年1月初旬には40ドル台中盤まで大幅に低下しました。その後かなり戻して、5月には60ドル前後のレベルとなりましたが、7月には40ドル台に逆戻りしています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は対前年同月比で見ると大きく下落しています。3月のガソリン価格は、24.1%の下落、ディーゼルも25.6%の下落となっています。この影響で、交通費も対前年同月比で、10.5%下落しています。なお、ガソリン価格は今後引き続き安定的に推移するものと見られ、物価全般にも良い影響を与えることが期待されます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2015年の物価上昇率について、昨年後半からの石油価格下落を織り込んで、アジア開発銀行は1.6%と、世界銀行は1.5%、国際通貨基金(IMF)は2.6%と予測しています。
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2014年6月には100ドルを超えていた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値下がりを続け、2015年1月初旬には40ドル台中盤まで大幅に低下しました。その後かなり戻して、5月には60ドル前後のレベルとなりましたが、7月には40ドル台に逆戻りしています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は対前年同月比で見ると大きく下落しています。3月のガソリン価格は、24.1%の下落、ディーゼルも25.6%の下落となっています。この影響で、交通費も対前年同月比で、10.5%下落しています。なお、ガソリン価格は今後引き続き安定的に推移するものと見られ、物価全般にも良い影響を与えることが期待されます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2015年の物価上昇率について、昨年後半からの石油価格下落を織り込んで、アジア開発銀行は1.6%と、世界銀行は1.5%、国際通貨基金(IMF)は2.6%と予測しています。
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