カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジア経済2011年10大ニュース

2011年12月31日 | 経済
 今年も大晦日となりました。本年はカンボジア総合研究所とブログ「カンボジア経済」をご愛顧賜り、誠にありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
 カンボジア総合研究所チーフエコノミストの鈴木博の選ぶ「カンボジア経済2011年10大ニュース」です。

第1位 カンボジア経済絶好調
 カンボジア経済のエンジンである輸出、観光が好調でした。建設業も立ち直りつつあります。農業は洪水被害が懸念されます。国際通貨基金では、洪水被害の影響がなければ、7.5%の成長率と見ています。
(写真はカンボジアからの輸出の要であるシアヌークビル港です)

12月12日「国際通貨基金(IMF) IV条協議」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0fdd786e1e663375808de304dd9d2c1e

第2位 日本企業の進出が大幅に増加
 昨年のミネベアに続き、住友電装、矢崎総業といった自動車部品産業の進出が進みました。商工会の会員数も80社を超えるものと見られています。三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行が事務所開設を決定しました。日通、郵船ロジスティクス等の輸送関係の進出も目立ちました。

住友電装
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/cca29756ca9f4e572c78643bd3fd13e3

三井住友銀行
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/04f1aee594cabbf05dac01f097cc47df

三菱東京UFJ銀行
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/5b57b9679a4e97a291c9e058e683ddc8

日通
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/fad92ed632f7ba47f0bc3095c4d880f5

郵船ロジスティクス
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0b9f119f6a1b03d9f2e005b6820432ae


第3位 世界資産プレアビヒア寺院を巡りタイと対立
 世界遺産プレアビヒア寺院周辺の国境をめぐってタイとの対立が続いてきましたが、2月4日から大規模な銃撃戦となりました。しかし、カンボジアの主張を認めた国際司法裁判所の決定、タイのインラック新政権の誕生を経て、ほぼ終息し、12月には両国軍部隊の撤収に合意しています。

2月6日「プレアビヒア遺跡付近でカンボジア軍とタイ軍で銃撃戦」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/3c861f1a1b7419af023b60897cf72016


第4位 10年に一度の洪水 
 カンボジアでも10年に一度の洪水で247名が死亡し、農産物への被害も懸念されています。シェムリアップ中心部も水没していました。

10月5日「カンボジアでも洪水被害広がる」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/91204a7d784bc647c12e97e7b01d5db3


第5位 カンボジア証券取引所がオープン
 7月11日にカンボジア証券取引所(CSX)がオープンしました。最初に上場する予定の政府系3公社の株式新規公開(IPO)が間に合わず、実際の取引開始は、2012年2~3月になるものと見られています。

7月12日「カンボジア証券取引所がオープン」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/5b4551bd7e694294e3422ba9ccd1b967


第6位 カンボジア親善大使に俳優の向井理さんを任命
 日本の外務省は10月3日、日本・カンボジア親善大使に俳優の向井理さんを任命しました。向井さんはNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や、カンボジアでのボランティア活動をテーマにし、今年公開された映画「僕たちは世界を変えることができない。」に出演しています。

10月11日「カンボジア親善大使に俳優の向井理さんを任命」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/06965d31b4584ffb93c541d3118c2b04


第7位 東日本大震災にカンボジアからも心のこもったお見舞い届く
 東日本大震災で被害にあわれた方々に対し、カンボジア政府から義捐金が届けられました。また、フン・セン首相以下全閣僚が大使館に弔問に来られました。一般の方々からもお見舞いや多額の義捐金が届けられました。本当にありがたいことです。

3月14日「大地震にカンボジアからも義捐金」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4a0d9d48073dca3f0aedd1013ff9b93f


第8位 中国の影響力増大
 中国は、カンボジアが来年アセアンの議長国となることもあり、多額の支援、投資をおこなって、カンボジアへの影響力を増大させています。中国銀行、中国工商銀行が支店を開設、中国が投資したカムチャイ水力発電所も完成しました。

10月7日「中国工商銀行もカンボジアに進出へ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1dfa43e502eca320bcd2b8643167f0b5

12月16日「カムチャイ水力発電所が完成」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e5613a137c6475e4b11d2651dcc83f8b


第9位 シアヌークビル空港に定期便
 カンボジア・アンコール航空は、2011年12月14日よりシェムリアップ‐シアヌークビル線の運航を開始しました。シアヌークビルには立派な空港がありながら、これまで定期便がなかったのですが、ついに待ちに待った定期便の就航です。

10月26日「シェムリアップ シアヌークビルについに定期便就航」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/91a0a3e4d22f7c9f6b76f0ad6359c6bc


第10位 タレントの猫ひろしさん カンボジア国籍を取得して五輪出場を目指す
 11月9日、マラソンでロンドン五輪出場を目指しているタレントの猫ひろしさんが、カンボジア国籍を取得したと所属事務所が発表しました。 11月16日には、インドネシアのパレンバンでのロンドン五輪カンボジア代表選考会を兼ねた東南アジア大会男子マラソンで「カンボジア国1位」を確保しましたが、五輪切符は同国オリンピック委員会が最終決定することとなります。

11月20日「タレントの猫ひろしさん カンボジア国籍を取得して五輪出場を目指す」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/fa865d77d469123e096bfaa857676de6
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シアヌークビルで露天風呂

2011年12月30日 | 生活環境
 シアヌークビルの高級リゾートホテル、インディペンデンスホテルに露天風呂が登場しました。今年完成したばかりのスパ「Jouvence SPA」(ジュバンスとはフランス語で「若返り」の意味です。写真上)に、半露天のジャグジーができました。冷たい水と温かいお湯の2種類です。朝一番で試してみましたが、さわやかな感じで癒されました。一度お試しください。

インディペンデンスホテルのサイト(英文です)
http://www.independencehotel.net/spa.php

話題の「露天風呂」。オープンエア―のジャグジーでさわやかな雰囲気です。


新設のスパは、リゾート感覚に溢れています。


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工場見学 クメールブリューワリー

2011年12月29日 | 経済
 今年11月から売り出したカンボジアビールを製造しているクメールブリューワリーの工場を訪問する機会がありました。プノンペンの南約10キロのところにある新工場はとにかくきれいで清潔でした(写真上)。同社では、ここを「(汚れているイメージの強い)工場とは呼びたくない。ブリューワリーと呼んでほしい」としています。
チップモン財閥が経営するこの会社は、ファミリーの末っ子のPeter Leang氏(31歳)が副社長として取り仕切っています。海外に留学した経験もある同氏は、ビール業界に参入するにあたってベルリンに8か月滞在し、ビールの基礎から学んだとのことです。ただ、現在財閥を率いる同氏のお母さん(Oknha Pheap Heak)は、1982年、リヤカーでスクラップを集める仕事からスタートしたとのことで、同氏も貧乏で苦労した時代も長かったようです。
 工場の機器も技術者もドイツのジーマン等、また、ホップを含めてほとんどの原料もドイツ等ヨーロッパからの輸入ですが、「カンボジアの、カンボジアによる、カンボジアのためのビール」をキーワードとして、カンボジアテーストのビールを目指したいとしています。
 工場見学の最後は、お決まりの出来立てのビールの試飲です。ビールはやはりフレッシュさが大事で、工場で飲むビールは本当に美味しいです。

クメールブリューワリーのサイト
http://www.khmerbrewery.com/index.php

このブログの2011年11月13日「カンボジアに新しいビールメーカーが参入」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/877b3759fe9fcc0048728efaf7a2b423

ガラスを多用した工場は大変きれいで清潔です。


検査設備・体制も充実しています。


ビール工場見学のお楽しみ。出来立てビールの試飲です。本当に「美味いっ!」。



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カンボジア、タイが軍部隊撤収で合意

2011年12月28日 | 社会・風土
 12月22日、カンボジア、タイ両国政府は、世界遺産「プレアビヒア寺院」周辺地域に配置する両国軍部隊を撤収させることで合意したと発表しました。カンボジアのティア・バン、タイのユタサック・サシプラパ両国防相がカンボジアの首都プノンペンで21日会談し、合意しました。バン国防相は会談後の会見で、両国軍の撤収は国際司法裁判所(ICJ)が今年7月に下した判決を尊重するものと述べました。国防相はまた、ICJの判決に応じて寺院周辺に暫定的な非武装地帯を設置し、その管理規定を協議するため両国は実務者会合を開くとしています。軍撤収は出来るだけ早い時期に実施し、ASEAN議長国インドネシアの停戦監視団が監視任務に就く予定とのことです。
 今年2月から激化した両国対立が終息することは、両国にとっても周辺諸国にとっても大変喜ばしいことです。

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カンボジアで民法施行

2011年12月27日 | 経済
 ポル・ポト政権時代にすべての法律が廃止されたカンボジアで、民法が制定され、12月21日から施行されました。12月21日、新しい民法が施行されることを記念して、首都プノンペンでソク・アン副首相、カンボジア政府要人や日本側関係者を含む数百人が出席する祝賀式典が開催されました。
 カンボジアでは、1970年代のポル・ポト政権時代に、それまでの法制度が事実上廃止され、1993年に新憲法が制定されたあとも刑法や民法といった基本法典がありませんでした。このため、先進国や国際機関の支援で新しい法律の整備が始まり、2009年にフランスの支援で刑法が施行されたのに続いて、日本の支援で作られた民法がようやく施行されることになりました。
 日本は、カンボジアに法律家や法務省の職員を派遣し、12年かけて、法律の条文作りやカンボジア人の法律家の養成を行ってきました。カンボジアでは、日本を含む海外からの企業の進出が相次いでおり、今後はこの民法を活用して円滑な取引が可能になることが期待されます。


JICAのサイト
http://www.jica.go.jp/topics/2011/20111222_01.html

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2011年12月26日 | 一般
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日カンボジア外相電話会談 円借款72億円を事前通報

2011年12月26日 | 経済
 12月23日、玄葉光一郎外務大臣は、カンボジアのハオ・ナムホン副首相兼外務国際協力大臣との間で電話会談を行いました。年末に玄葉大臣がカンボジアを訪問する予定でしたが、北朝鮮関連で日本を長期間離れることは難しいとして、カンボジア訪問を延期としたため電話会談を行ったものです。
 この電話会談で、カンボジアの開発努力を引き続き支援すること、その一環としてシェムリアップ上水道拡張計画のため円借款(供与限度額71.61億円)の供与を決定したことや、国道一号線の仕上げとなる第4期の実施について検討中であることが伝えられました。
 ハオ・ナムホン副首相兼外務国際協力大臣からは、日本の支援に感謝するとともに、玄葉大臣の早期のカンボジア訪問を期待すると述べられたとのことです。

外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20111223_222725.html



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カンボジアのクリスマス プレゼントをあげないと、、、

2011年12月25日 | 社会・風土
 カンボジアではクリスマスはまだ一般化していませんが、プノンペン、特に若い層ではバレンタインデーと同様に重要なイベントになりつつあります。大学生の間では、クリスマスにプレゼントを贈ることが定着しつつあり、「去年はプレゼントをくれなかったので彼と別れました。」、「クラスのみんながプレゼントを抱えているのに自分だけもらってなくてとても寂しかった。」等の声が寄せられています。カンボジアでも、男の子たちは大変なようです。
 (写真は、12月24日のソリアデパートです。クリスマスの盛り上がりには若干欠けるようです。)


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第6回カンボジア輸出入・一州一品展示会

2011年12月24日 | 経済
 12月15日~18日にプノンペン・ダイヤモンドアイランドで、第6回輸出入および一州一品展示会が開催されました。カンボジア商業省の主催によるカンボジア最大のトレードショーで、大変盛大なものでした。(写真はアンコールビールの華やかなブース)
 日本、韓国、タイ、ベトナム等の各国のブースと、カンボジア産品のブース、さらにカンボジアの各州の特産品のブースが並びました。日本からは19社が参加し、会場の中央部を使って強くアピールしていました。今年はヤクルトも出展され、人気を集めていました。
 この展示会は回を追うごとに拡大しており、日本企業との関係強化に更に貢献することが期待されます。


このブログの2010年12月19日「輸出入及び一州一品展示会」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/b8e61461e9d481db0034b8e436318fc9

各州のブースでは特産品が展示されました。写真はコッコン州です。



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カンボジアの中小企業の生産性向上と競争力強化に向けて

2011年12月23日 | 経済
 12月13日~16日にカンボジア鉱工業エネルギー省の工業総局の年次会合(2011~2012)がプノンペンの同省で開催されました。今年は「製造業セクターの構造改革と工業生産性と競争力向上のための工業総局アクションプラン2012」と題して、主に中小企業の生産性向上と競争力強化に向けた政策について討議されました。
 カンボジア総合研究所の鈴木博チーフエコノミストも第1セッション「中小企業の金融へのアクセスとインセンティブに関する政策」にパネリストとして参加し、日本やアジア各国の中小企業金融の経験と成功事例を説明し、カンボジアにおける中小企業金融の導入への期待を表明しました。
 年次会合では、中小企業のクラスター化、生産性向上のための技能開発、企業統治の改善と政策の透明性強化等についても討議されました。


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2011年10月の物価上昇率

2011年12月22日 | 経済
 国家統計庁から発表された今年10月の物価上昇率(対前年同月比)は、5.2%の上昇となりました。9月と比べた10月の物価上昇は±0%でした。物価はじわりと上昇を続けていますが、物価上昇のピーク(7月の上昇率は7.1%、8月は6.4%、9月は6.7%)は過ぎつつあると考えられます。周辺諸国と比較しても、物価上昇率はまだそれほど高くありません。ベトナムの物価上昇率(対前年同月比)は、5月19.8%、6月20.8%、7月22.2%、8月23.0%、9月22.4%に達しています。
 10月の物価上昇の理由としては、農産品等の国際マーケットでの価格上昇の影響があります。肉類の価格上昇が目立ち、豚肉は26.4%の上昇です。プノンペンのレギュラーガソリン価格は5000~5400リエルで落ち着いてきています。
 国際通貨基金(IMF)は今年の物価上昇率を5.7%と予測しています。


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北九州市がカンボジアで水ビジネスを更に拡大

2011年12月21日 | 経済
 北九州市は、カンボジアの主要9都市(カンポット、バッタンバン、コンポンチャム、コンポントム、モンドルキリ、プルサット、シアヌークビル、スバイリエン、ケップ)の水道基本計画策定に技術コンサルタントとして参画すると発表しました。北九州市は首都プノンペンと観光都市シェムリアップの水道整備にすでに協力しており、9都市が加わることで北九州市の水道技術がカンボジアのほぼ全土を網羅することになります。12月19日に北橋健治市長がプノンペンでカンボジア鉱工業エネルギー省のスイ・セン大臣と覚書を交わしました。
 計画が実施されれば数百億円規模の設備投資が生まれる見込みで、海外での水ビジネスを目指す北九州市は地場を中心とした企業の受注拡大につなげたいとしています。


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ミネベアがカンボジアで新工場をオープン 工場拡張を早くも決定

2011年12月20日 | 経済
 12月17日にプノンペン経済特区で、ミネベアの新工場開所式が開催されました。式典でフン・セン首相は、「縫製品の輸出を中心としてきたカンボジアの経済発展の道筋を多様化するミネベアのような企業を歓迎する。ミネベアが更に日本企業の投資を呼び寄せる触媒となることを期待している。」と述べました。新工場は延床面積2万8000平方メートル、既に1200名を雇用し最終的には5000人規模を予定しています。
 新聞報道によりますと、ミネベアは、プノンペンで完成したばかりのこの工場敷地内に更に第2棟工場を30億円を投資して建設することを早くも決定したとのことです。タイの洪水の影響により、サプライチェーンを切断された企業や拠点を移動した企業等からの需要の高まりに対応するためとしています。ミネベアもHDD関連部品を生産するタイのロジャナとナワナコンの2工場が被災しましたが、2012年1月には操業を再開できる見通しです。しかし、完成品を含む既存工場の能力では外部需要を賄えないため、部品生産や組み立てを請け負う専門工場を新設したいとのことです。

ミネベアの新聞発表
http://www.minebea.co.jp/press/2011/1186483_4117.html

このブログの2011年5月26日「ミネベアがプノンペン経済特区で起工式」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/72114f22e7f32df9f4a3f2fd24024d12

このブログの2010年10月29日「ミネベアがカンボジアに進出決定」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/66c7ced552c776038c2a0ff3af55d5a7

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2011年12月19日 | 一般
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世界汚職ランキング2011

2011年12月19日 | 経済
 トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は、毎年、腐敗度認識指数を発表しています。カンボジアの今年の指数は2.1点(10点満点)で、順位は183か国中164位でした(昨年は154位)。
 腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)は、トランスペアレンシー・インターナショナルが、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものです。ビジネスマンや専門家へのアンケート調査を基にしています。今年の1位はニュージーランド(9.5点)、日本は14位(8.0点)でした。

トランスペアレンシー・インターナショナルのサイト(英文です)
http://cpi.transparency.org/cpi2011/

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