プノンペン初の立体交差

　プノンペン南部、国道１号線のモニボン橋のたもとの交差点にプノンペン初の立体交差が完成し、6月23日にフンセン首相をお迎えして開通式が行われました。ここは国道1号線と国道2号線が分岐する交差点で、これまではロータリーとなっていましたが、混雑が激しいため立体交差が建設されたものです。総工費は6億円とされています。プノンペンもこれから渋滞対策のため、さまざまなインフラが必要となってくる時代となりました。



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ESCAP経済会議

　国連ESCAP（アジア太平洋経済社会委員会）主催の「マクロ経済ワークショップ」が6月22日にプノンペン、サンウエィホテルで開催されました。カンボジア側からはキエットチョン経済財政大臣、国際機関では国連や世界銀行代表が参加しました。
　会議では、カンボジアの経済危機からの回復が共通認識となり、今後はASEAN周辺諸国のサクセスストーリーである「外資による輸出志向産業」がカンボジアでも重要になるとのことでした。世銀代表は、中国等で顕著となりつつある労働コストの上昇（数年で2倍以上となるとの予測）が、カンボジアへの外国投資誘致に大きなプラスの効果をもたらすと発言し、注目されています。



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ネアックルン橋 ついに決定

　待ちに待った日がやってきました。6月23日、国道1号線がメコン河を渡る地点に建設予定のネアックルン橋への無償資金協力に関する外交書簡が両国間で正式に交換されました。無償資金協力の金額は、119億4000万円となります。
バンコク～プノンペン～ホーチミンを結ぶ南部経済回廊、産業大動脈の唯一にして最大のボトルネックであったこの場所は、これまでフェリー（写真）しかなく、混雑時には数時間待ちもざらでした。橋が完成するのは2015年2月の予定でまだ先のこととなりますが、完成すれば、メコン地域の物流に大変な効果があるものと期待されます。遅くはなりましたが、メコン地域統合に最も重要な橋の建設が決定され、しかも日本からの支援で実現することは、大変喜ばしいと感じています。

外務省の新聞発表（和文）
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/22/6/0623_02.html



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素敵なプチホテル パビリオン

　「The Pavilion」は、プノンペンのど真ん中にありながら、雰囲気のある素敵なプチホテルです。わかりにくいゲートを入るとうっそうとした樹木の中にプールがあり、その向こうに瀟洒なホテルの建物が建っています。お部屋は、天蓋付きのベッド等、若いカップルの方々にはお薦めです。
　チャイニーズハウスやエルスフェアといったお店を展開している会社の経営です。

227, St. 19
Tel 023 22 22 80
e-mail: reservation@thepavilion.asia
web: http://www.thepavilion.asia/homeeng.htm

プールサイドの一角には、こんなコーナーもあります。



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手延べラーメン

　セントラルマーケットの南西200メートルくらいのところに、リーズナブルな中華料理屋さんが並んでいる通りがあります。その中の1軒です。
　麺類を頼むと店頭で、その場で麺生地からラーメンに引き延ばしてくれます（写真上）。今回は、ザーサイ麺を頼んでみました。1.5ドルです。いつ行ってもそれなりにはやっています。お気軽なランチやざっくばらんに一杯といったときにぜひお試しください。

ザーサイ麺です。食べ物を美味しそうに写真に撮るのは難しいものです。


リーズナブルな中華料理屋さんがずらっと並んでいます。



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5月の物価上昇率は4.5％

今月発表された5月の物価上昇率（対前年同期比）は、4.5％の上昇となりました。
5月の物価上昇の理由としては、ガソリン等の石油製品の上昇があります。ガソリンは27.3％の上昇となっています。昨年の1月以降は経済危機の影響で物価が下落傾向にありましたので、今後しばらくは前年同期比では、ある程度の物価上昇が継続するものと見られていますが、物価上昇率は今年に入って緩やかに低下しています。また、国際価格の上昇により石油製品や食料品の上昇も物価上昇率への影響が大きいものと見られます。
ただし、5月の物価指数は4月に比べると0.2％の下落となっており、物価の沈静化が現れています。
なお、IMFの予測では今年の物価上昇率は5.2％とみられています。



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」始めました

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証券取引所仮事務所としてカナディアタワーを検討中

　最近は、新聞報道にもカンボジア株式市場の話題が多くなっています。今回は、株式市場の場所の話でした。現在、プノンペン北部のカムコシティの一部で、証券取引所ビルの工事が細々と始まっていますが、完成には時間を要すると思われますので、それまでの間の仮事務所として、既に完成している28階建てのカナディアタワーが候補として検討されている模様です。カナディアタワーで2フロアほどを使用したいとしています。カナディアタワーは、昨年完成しましたが、まだ入居率が50％程度ですので、証券取引所が期間限定でも入居してくれるのは、ステータスの点からも大歓迎と思われます。なお、カナディアの隣に建設中のバタナックキャピタルビル（2012年9月完成予定）では、証券取引所を今から誘致したいと言いだしているとの新聞報道も出ています。


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米企業ミッション

　先週は、アメリカの大企業を集めたミッションがカンボジアにやってきました。シェブロン、GE、IBM、ジョンソン＆ジョンソン等のそうそうたる顔ぶれでした。政府との会議では、電力料金の問題やガバナンスの向上等の課題を取り上げる一方で、最近のインフラの改善や法制度の整備等、発展のサインもしっかり掴んでいったようです。大きな契約の発表はなかったようですが、やはり大企業の上層部の方々が実際にカンボジアの今の姿を見ていかれるのは、大変に効果が大きいものだと感じさせられました。



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オーストラリア・ニュージーランド経済ミッション

　オーストラリアとニュージーランドの合同経済ミッションが来訪しました。6月16日にインターコンチネンタルホテルでセミナーが開催され、スンチャントル上級大臣（開発評議会）や経済財政省ナロン次官等が参加され、経済ミッションにカンボジアへの投資を勧めていました。スンチャントル大臣は、英語もお上手でスマートで説得力のあるプレゼンでした。特に、カンボジアが、ほとんどの部門で100％外資を認め、送金も自由である等、開放的な体制であり、またWTOに従って内外無差別である点を強調されていました、また、ベトナムや中国を意識してか、「カンボジア政府は、投資の管理者（マネージャー）になるつもりはなく、投資の奨励者（ファシリテーター）としての役割を果たしたい。」との説明には拍手が沸いていました。
　小生もこのセミナーに参加しましたが、最近は様々な国からの投資ミッションが目白押しで、カンボジアへの熱い視線を感じます。なお、ランチには、とても美味しいオージービーフとニュージーランドラムの料理が出されて、投資や貿易にもいろいろあるなと感じさせられました。


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為替市場への介入続く

　為替市場への介入を続けている中央銀行（NBC）は、これまでに1000万ドル（約9億円）を細かく投入していますが、先週もこの動きを継続し700万ドル（約6.3憶円）を追加投入した模様です。100万ドルずつ小出しに投入していく作戦のようです。為替レートは4250リエル／ドル程度で最近は安定しています。



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The 240オーガニックカフェ

　素敵なお店が並ぶSt. 240に最近できたオーガニック食品の販売とカフェ、ホテルを併設したお店です。
　店内では、オーストラリアから輸入したさまざまなオーガニック食を販売しています。併設のカフェは、テーブルの上に稲が生えているというグリーンなイメージです。暑いプノンペンを歩いた後でしたので、お薦めのスムージー「クールミーダウン」（写真上）を頼んでみました。ホテルも併設とのことです。

　83, St. 240
Tel 023 21 84 50
http://www.the240.asia/

店内はナチュラルな雰囲気を出しています。


オーストラリアから輸入している「オーガニック」マークの様々な食品が並べられています。



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トロワコンチネンツのスープランチ

　マダムサチコ（アンコールクッキー）がプノンペンに出店された「トロワコンチネンツ」では、クッキーやトロワコンチネンツブランドのコーヒー、さまざまな雑貨類の販売をしていますが、併設のカフェも人気です。最近の新メニューで人気が出ているのが、「スープランチ」セットです。具だくさんのスープ（①豚汁（写真）、②トマトシチュー、③野菜スープ、④にんじんポタージュ等から選べます）、ライス（玄米）かパン、山盛りの有機野菜サラダ、さらにデザート（豆乳アイスでした）もついてます。お値段はお値打ちの5ドルです。
　ぜひお試しください。

＃Eo 182, St. 63, Phnom Penh
023-997-032
http://www.angkorcookies.com/
(水曜定休)

このブログの2010年5月21日版「モンドセレクション金賞」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8cc60678211f8a3a703a452740156734

このブログの2010年2月6日版「トロワコンチネンツ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/df56c38e7b9fda630fb4772383072282



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縫製品の輸出が好調

　カンボジアの主力輸出品である縫製品の輸出が回復してきました、今年1～5月の輸出は、10.62億ドルと前年同期の9.53億ドルに比べて11.4％の伸びとなりました。5月単独では、前年同期の1.71億ドルから、2.16億ドルへと26.7％と大幅に伸びています。
　主な要因は、海外市場の回復とアジア等欧米以外の国への輸出増大です。1～5月で見ると、対米は8.2％増（5.944億ドル→6.434億ドル）、対EUは10.4％増（2.243億ドル→2.476憶ドル）、アジア等その他の国向けが26.5％増（1.352憶ドル→1.71億ドル）となっています。先進国経済の回復とアジア等新興諸国の発展の好影響がカンボジアにも波及してきたことが数字にも表れてきました。



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郵便事業を公社化

　郵政通信省傘下にあるカンボジアの郵便事業は十分に機能していません。現在、全国24都市に80か所の郵便局、700名の職員を抱えています。
　この郵便事業を効率化、活性化するために、政府はまずは郵便事業を独立公社化し、後々は株式を公開し外国企業の資本参加を得たいとしています。公社化は来年早々にも行われる見込みです。
　写真はプノンペンの中央郵便局です。

このブログの2007年12月25日版「郵便」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/246dfc2364916a87e7c5a69634f95433

（本日は2件投稿しています。次の「チャイナルート国道8号線を行く　その５」もぜひご覧ください。）


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