カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

プノンペンでも土用丑の日 鰻キャンペーン

2021年07月31日 | 生活環境
 7月28日は土用丑の日でした。日本では、もちろん鰻を食べる日ですが、プノンペンの和食各店でも、鰻料理のキャンペーンがありました。「雅楽」では、日本国産の鰻のかば焼きや白焼きが用意されました。ダシをかけて食べるひつまぶしも美味しいです。「くずし割烹 安達」では、うな丼やかば焼きがありました。私は、かば焼き(24ドル)と土瓶蒸し(8ドル)で一杯やりました(写真上)。「Loop Heartfelt Restaurant」でも、うな丼やうな重が特別価格でした。
プノンペンでも、こうしてきちんとした和食が食べられるというのは、大変ありがたいことです。なお、土用丑の日以降も、各店では鰻が味わえるようですので、ぜひお出で下さい(雅楽の日本国産鰻は限定品です)。テークアウトやデリバリーでも楽しめます。

雅楽
https://web.facebook.com/phirunk1/

くずし割烹 安達
https://web.facebook.com/Adachijprestaurant/

Loop Heartfelt Restaurant
https://web.facebook.com/looprestaurant

雅楽のうな重とかば焼きのテークアウト



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中央銀行 マクロ経済監視データベース・システム稼働

2021年07月30日 | 経済
 7月23日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、マクロ経済監視データベース・システム(Macroeconomic Surveillance Database System: MSDS)の稼働を記念する式典をオンラインで開催しました。このシステムは、日本政府の資金協力とアジア開発銀行(ADB)の技術支援を受けて、NBCが5年間をかけて開発したものです。このシステムにより、カンボジアのマクロ経済や金融の状況を監視・分析することが容易になり、物価安定や持続可能な経済成長を確保するための戦略・政策の策定に役立つとしています。
 このシステムでは、70の基礎指標を収集・管理するだけでなく、300種類の表やグラフを作成することが可能となります。単月、四半期、年間ベースで基礎指標等のデータがまとめられ、6つのマクロ経済分野ごとにまとめられます。6つの分野とは、世界経済の変動、マクロ経済の安定性、海外データ、財政分野、金融分野、近隣諸国との比較のためのデータとなります。このシステムにより、信頼性の高いデータを得られるだけでなく、周辺諸国、特にASEANAS+3諸国と共通のデータを提供可能になるとのことです。
 経済データの収集や管理は地味な仕事ですが、経済の本当の状況を把握し、適時適切な政策を策定・実施していくためには必要不可欠なものです。こうしたシステム造りが日本政府等の協力を得て実現したことは大きな意義があります。まずは試験的運用とのことですが、今後の活用が大いに期待されます。
(写真は、NBCのフェイスブックより)



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カンボジア 2021年4月の物価上昇率

2021年07月29日 | 経済
 国家統計庁から発表された2021年4月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.7%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月以降3%台となる月が出てきています(2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%)。なお、3月と比べると4月は0.1%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。3月の3513リエル/リットルから、4月は3537リエル/リットルに値上がりしました。ディーゼルは、3月の3226リエル/リットルから、4月は3245リエル/リットルに値上がりしました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、最近は70ドル台前後で推移しています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に概ね連動して動いており、今年に入って若干上昇してきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は3.1%、世界銀行は2.5%、国際通貨基金(IMF)は3.1%と予測しています。
(写真は、ロックダウン中のプノンペン・セントラルマーケット。4月24日撮影)  



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カンボジア日本人商工会 2020年度活動報告書

2021年07月28日 | 経済
 カンボジア日本人商工会(JBAC)は、2020年度活動報告書を発行しました。
 数字で見るカンボジアの日系企業のコーナーでは、JBACの会員数の増加が紹介されています。会員数は、発足当初の10社から増え続け、発足から約20年の2011年には正会員、準会員、特別会員をあわせて100社・団体の大台に乗り、2014年には200社・団体に、2020年度末には正会員184社、準会員64社、特別会員3社、賛助会員2社の計257社・団体になっています。残念ながら、2020年度末の会員数は、2019年度末の272社から減少となってしましました。なお、日系企業のカンボジアへの投資や対日輸出入額の推移もグラフ等で分かりやすく説明されています。
 JBACの様々な活動についても報告されています。製造、建設・不動産、運輸、貿易、金融・保険、商業、サービスの各部会では、会員の親交を深める各種の活動をしています。また、総務、投資・労務、関税・物流、税制、文化・スポーツの各委員会では、日系企業がカンボジアでよりよく活動するためのカンボジア政府への働きかけ、渉外活動等、様々な活動を行っています。
 JBACの重要な活動として、日本・カンボジア官民合同会議があります。この会議では、日系企業が直面している様々な課題について、カンボジア政府と日本の官民が集まって対策を協議しています。これまでこの会議を通じて多くの課題が解決に至っています。
 日本語版は、JBACのサイトからダウンロード可能ですので、ぜひご一読ください。
(写真は、カンボジア日本人商工会が入居しているバタナックタワー)

カンボジア日本人商工会のサイト
https://jbac.info/activity-report/


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持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書

2021年07月27日 | 経済
 7月19日、日本と東南アジア各国閣僚との「持続可能な農業生産及び食料システムに関する共同文書」に関する合意会合が開催されました。参加国は、日本、カンボジア、ラオス、フィリピン、シンガポール、ベトナム、マレーシアで、日本からは野上農林水産大臣が、カンボジアからはヴェーン・サコン農林水産大臣が出席しました。今回の会合では、高温多湿で台風や豪雨が発生しやすいアジア・モンスーン地域での食料安定供給に向けて、各国の協力関係を深化させていくことなどが確認されました。
 合意文書のポイントは、以下の4点です。「アジア・モンスーン地域に属する国々として、農業生産に関して地域の特殊性を共有し、持続可能な農業生産及び食料システム、並びにSDGsという目標達成に努力を払う」、「一方、その目標に至るために万能(one-size-fits-all)な解決策はなく各国の状況にあわせて取り組むべきものであることを共有」、「農業及び関連分野において、イノベーションが持続可能な農業生産及び食料システムにとって重要であることを共有」、「国際的な協力が重要であるとし、生産性と環境保護のバランスをとるため、共同研究プロジェクトや既存の二国間及び複数国間の枠組みを通じた協力を促進し深化させることとした」です。
 日本が策定した「みどりの食料システム戦略」は、アジア・モンスーン地域にも適用可能な持続可能な食料システムの取組モデルです。日本の取り組みが、アジア各国に広められ、各国の食糧システム改善に役立つのは、大変意義のあることです。今後の持続的な協力が期待されます。
(写真は、カンボジアの農村風景)

農林水産省の発表
https://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/chiiki/210719.html


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年07月26日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

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https://www.mag2.com/m/0001154670.html


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新型コロナ カンボジアの状況 7月26日 日本からのワクチン到着

2021年07月26日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染が第3波のピークを越えつつあります。7月25日の保健省の発表によれば、死者は1283名(7月18日から177名増)です。累計陽性者数は7万2923名(同5742名増)となっています。治癒数は6万5264名(同6334名増)です。先週の新規陽性者のうち、3972名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は2362名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(7月25日現在陽性者6万4793名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港や国境での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。
 7月23日、日本製のアストラゼネガワクチン33万2000回分がプノンペンに到着しました。先般、日本政府が供与を決定した100万回分の第1便です。ワクチン到着時には、フン・セン首相も歓迎式典に参加し、「日本政府の支援に心からの感謝を表明する。ワクチンの提供はウイルスと闘うための資源と能力が限られる国を助けようという日本の思いやりを示すものだ」と謝意を表しました。
 ワクチンについては、米国もジョンソンエンドジョンソン製を100万回分供与することを決定したと発表しました。世界的な枠組みであるCOVAXを通じて供与される予定です。カンボジア政府は、目標だったワクチン2000万回分の調達を今月中にも完了し、更に中国製300万回分を8月に、200万回分を9月に調達する予定としています。7月23日時点で、655万2632人への第1回接種を完了しており、2021年内に人口の62%に当たる1000万人への接種を完了するという目標は、10月中にも達成できる見込みであるとしています。このため、これまで18歳以上としていた対象を、12歳~17歳にも拡大するとして、8月1日から接種を始める予定です。
 感染防止のための各種規制も変更が頻繁に行われています。3密が起きやすい映画館、スポーツジム、バーやカラオケ等の営業停止は、7月24日から8月6日まで更に2週間延長されています。ショッピングモールや市場では、シャッターが降ろされたままのお店を多く見かけます。他方、7月16日、カンボジア縫製製造業協会やカンボジア日本人商工会等の業界団体からの要請を受け入れ、工場などでの新型コロナウイルス感染対策を緩和することが発表されました。また、海外から入国した旅客の2週間の隔離については、ホテルへの不満が強かったことから、試験的に、ソッカ・プノンペンホテルとコートヤード・マリオットホテルの2ホテルを事前に選択できるようになりました。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。ロックダウンは終了したものの、新たな規制が導入されたり、州毎に状況が異なっていたりしますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、日本製ワクチンの歓迎式典。AKPより)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


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素敵なフレンチクメールレストラン Cuisine Wat Damnak

2021年07月25日 | 生活環境
 プノンペン中心部228通りにあるお洒落なレストラン「House of Scott」です。一軒家のレストランで、かなり広いテラス席もあります。天井が高いこともあって開放的な雰囲気があります。オーナーであるリビエールさんは、フランス出身で、シェムリアップで高級ホテルのレストランのシェフとして勤務された後、このレストランをシェムリアップで立ち上げました。新型コロナの影響もあって、今般プノンペンに移転されてきたところです。お店は「アジアのベストレストラン50」にも選ばれたことがあるとのことです。メニューは、フレンチテーストのクメール料理です。現在、ディナーは、コース料理のみとなっています(38ドル。ベジタリアンは34ドル)。コースは、前菜2品(イカの肉詰め、シーフードのマリネ)、スープ(ビーフのスープ仕立て:写真上)、メイン2品(魚のグリル、エビとチキンのカレー)、デザート2品とかなりのボリュームでしたが、なかなかのお味で、楽しめました、お酒もワイン等、リーズナブルなものが揃っています。お客さんは西洋系の方が多いようでした。お試しください。

Cuisine Wat Damnak
https://web.facebook.com/cuisinewatdamnakpp

店内はシンプルで開放的です。


美味しかった前菜のシーフードのマリネ



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かわいいクレープ屋さん Creperie Harajuku

2021年07月24日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにあるかわいいクレープ屋さん「Creperie Harajuku」です。302通りに面した可愛いお店で、店員さんが目の前でクレープを焼き、生クリームたっぷりに巻いて出してくれます。メニューは、定番のチョコやイチゴに加えて、ツナマヨやとんかつといったものもあります。今回は、Berryberry & Strawberryをお願いしました。生クリームたっぷりに、ブルーベリーとイチゴがたっぷりで、酸味も効いて美味しかったです。お値段は、4.25ドル(約470円)と、プノンペンでは高級です。日本でしたら女子高生が群がるところかとも思いますが、プノンペンでは路面店の前に行列ができるというのはあまり見かけないので、お客さんは車で買いに来る人が多いのかもしれません。店名に「原宿」と付けているだけあって、日本風の美味しいクレープです。お勧めです。

Creperie Harajuku
https://web.facebook.com/Creperie-Harajuku-100924955565055/

美味しそうです。


出来上がり。



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第19回日ASEAN次官級交通政策会合

2021年07月23日 | 経済
 7月13日、第19回日ASEAN次官級交通政策会合がテレビ会議にて開催されました。会議には、ASEAN10か国の交通政策担当の次官級が参加し、カンボジアからはチム・ピッチ公共事業運輸省物流総局長が参加しました。日本側は、国土交通省の岡西康博審議官他が参加しました。
 会議では、「日ASEAN交通連携」の協力内容進捗確認や、新規協力案件等について議論されました。具体的には、「日ASEAN交通連携」の下でASEANにおける「質の高い交通」をさらに推進するため、日本より「ビックデータを活用したモビリティの向上」プロジェクトの実施を提案し、本年11月に開催予定の第19回日ASEAN交通大臣会合で承認を求めることで合意しました。また、「日ASEAN交通連携」の下で本年取りまとめが予定されている「過積載車両管理のためのICTソリューション実証実験の報告」及び「日ASEANコールドチェーン物流認証審査ガイドラインの策定」についても、第19回日ASEAN交通大臣会合に報告し承認を求めることで合意しました。
 カンボジアは、ベトナムのホーチミン、カンボジアのプノンペン、タイのバンコク、ミャンマーのダウェーを結ぶ南部経済回廊の要衝に位置しており、ASEANの物流にとって重要な役割を果たしています。日本も協力して、この南部経済回廊等の交通・物流の改善を行っていくことは、ASEAN各国だけでなく、日本、特にASEANに進出している日系企業にとって、重要な課題と言えます。日本が様々な協力を行い、各国の改善努力を継続的に支援していくことが期待されます。
(写真は、カンボジア・タイ国境の新たな国境施設建設予定地)

国土交通省の発表
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo05_hh_000253.html


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日経新聞 一瞬の産油国 カンボジアが握る巨大資源の命運

2021年07月22日 | 経済
 7月20日、日本経済新聞に「一瞬の産油国 カンボジアが握る巨大資源の命運」と題する記事が掲載されました。著者は、日本経済新聞社アジア総局の高橋徹総局長です。記事では、カンボジアの海上油田開発の経緯と、期待されるタイとの共同開発等が解説されています。幣研究所の鈴木博チーフエコノミストのコメントも入れていただいております。記事の概要は以下の通りです。
 カンボジアが、東南アジア諸国連合(ASEAN)で8番目の産油国になる夢は、半年足らずでしぼんでしまいました。6月4日、カンボジアのシアヌークビル沖の海底油田「アプサラ鉱区」で操業するシンガポールのクリスエナジーが、会社清算を申し立てたと表明したためです。昨年12月29日に生産を始めたものの、産出量が当初見込みの日量7500バレルの半分以下にとどまり、全社的な資金繰りに行き詰まったためとしています。
 カンボジアの18年の石油製品の輸入量は250万トンでした。原油換算で年1850万バレル、日量5万バレルです。同3千バレル前後のアプサラ油田の産出量はその6%程度にすぎず、しかも国内に製油所がない現状では輸出するしか手段がありません。「それでも100%輸入だった同国が、少しでも原油を輸出できれば、その分だけ石油市況の変動をヘッジできるはずだった」(カンボジア総合研究所の鈴木博チーフエコノミストのコメント)こともあり、カンボジア側の落胆は大きいものがあります。
 しかし、今後のカギを握る存在が、タイとの国境未画定の海域にあるとしています。タイとの国境問題があるものの、有望でパイプライン等もすぐ近くにあるこの地域の開発については、カンボジアとタイで何度も協議されてきました。しかし、タイの政変のたびに合意が覆され、共同開発は実現していません。記事は、「コロナ後のカンボジアとタイの資源を巡る駆け引きは、注目点のひとつになる。」と結ばれています。
 カンボジアの海上油田開発の歴史的経緯や、タイとの国境未画定海域問題について、多くの情報を含んだ有益な記事です。ぜひご一読ください。
(写真のArea1~4が国境未画定海域)

日本経済新聞のサイト(有料記事です)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK183CP0Y1A710C2000000/


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イオンモールプノンペン 増床・リニューアル工事実施へ

2021年07月21日 | 経済
 7月16日、イオンモールカンボジアは、カンボジア1号店「イオンモール プノンペン」について、増床リニューアルの実施を決定したと発表しました。イオンモール1号店は、都心に立地しているため、より高感度な専門店を誘致するとともに、ビジネス需要に対応するため増床棟を新設し、さらに既存棟内のアメニティを最新の施設へと刷新するとしています。このリニューアルによって、より都会的なラグジュアリーモールへと進化させる計画です。延床面積は約2万7000平方メートル増の16万2000平方メートルへ、総賃貸面積は約1万3000平方メートル増の約8万1000平方メートルに増床し、新たに専門店30店舗を入居させる計画です。2023年の完成を目指すとしています。
 イオンモールプノンペンは、イオンのカンボジア初の商業施設として2014年6月にオープンしました。また、2号店「イオンモール センソックシティ」を2018年に開店しています。さらに2022年度には、プノンペン南部に「イオンモール ミエンチェイ」を開業予定です。
 新型コロナの影響で、イオンモールでも入居している映画館や一部店舗の休業が続いています。厳しい状況が続いているものと見られますが、新型コロナ終息後を見据えて果敢に新規投資に踏み出すことを決定しています。新型コロナの影響で建設業界も沈んでいる状況でこうした投資が行われることは、カンボジア経済にも好影響を与えるものと期待されます。

イオンモールの発表
https://www.aeonmall.com/NewsReleases/index/1597


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カンボジア証券取引所 中小企業向け市場 初IPO

2021年07月20日 | 経済
 7月19日、カンボジア証券取引所(CSX)の中小企業向け市場「成長市場(Growth Board)」に初の上場となるDBDエンジニアリング社(DBD Engineering Plc.)のIPO手続の一環であるロードショーが実施されました。「成長市場」は、中小企業振興のために、カンボジア証券取引場が開設した市場で、メイン市場よりも緩和された条件で上場することが可能です。今回の主幹事は、SBIロイヤル証券となります。
 DBDエンジニアリング社は、カンボジアで20年以上の事業実績を有し、機械・電気・配管・建設等の工事の有力企業の一つとのことです。イオンモール、チップモンモール、カルメット病院等の建設工事に参加した実績があるとしています。2020年の売上は、1352万ドル(約14億7000万円)で、社員数は約700名とのことです。
 IPO株式数は500万株で、IPO価格は2380リエル(約0.6ドル)、調達額は384.5万ドル(約4億2000万円)となっています。配当利回りについては、当初3年間は5.5%を保証するとしています。公募期間は7月28日から8月18日で、上場予定日は8月30日です。詳細は、カンボジアの各証券会社にお問い合わせください。
 カンボジア証券市場は、2020年は新型コロナの影響もあって沈滞した状況が続きましたが、市場参加者は昨年のACLEDA銀行の上場もあって、増加しているものと見られます。新規上場により上場企業数が増加していくことは、市場の活性化にも効果があるものと期待されます。
(写真は、カンボジア証券取引所)

免責事項
カンボジア総合研究所の記事は、情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。弊研究所は、有価証券価格や為替レート等の上昇または下落について断定的判断を提供することはありません。弊研究所は、本記事の内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではありません。投資にあたっては、お客さまご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年07月19日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 7月19日 感染状況悪化の恐れ

2021年07月19日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染が第3波を迎えて陽性者数が高止まりしています。7月18日の保健省の発表によれば、死者は1106名(7月11日から204名増)です。累計陽性者数は6万7181名(同6222名増)となっています。治癒数は5万8930名(同6455名増)です。先週の新規陽性者のうち、4461名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は1761名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(7月18日現在陽性者6万821名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港や国境での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。
 7月16日、在カンボジア日本国大使館は、「新型コロナウイルスのカンボジアでの感染状況に関する注意喚起」を発出しました。これによりますと、「6月以降は1日の新規感染者数が連日1000名近くで推移するなど予断を許さない状況が続いています。実際には保健省が発表している以上に国内の感染状況が悪化している可能性もあります。遠くない将来カンボジア国内で感染力の強いデルタ株の市中感染が広がる可能性も排除できない状況です。」としています。このため、「当地滞在中の邦人の皆様におかれましては、各種情報収集に努め、帰国も選択肢に入れたうえで、当地での滞在の継続の是非につきご検討ください。また、カンボジアへの短期渡航を検討されている方は、渡航を止めていただきますよう、お願いいたします。」と強い警告を発しています。くれぐれもご留意ください。
 8月1日より開始される、一時帰国時に成田空港等で接種が受けられる「海外在留邦人を対象とした新型コロナ・ワクチン接種事業」に関しては、インターネット予約受付が7月19日正午(日本時間)より開始されるとの発表がありました。
 7月13日、在カンボジア日本国大使館は、日本政府がカンボジアに対しアストラゼネカ製ワクチン100万回分を無償で許与することを決定したと発表しました。カンボジア日本人会では、「日本大使館、カンボジア政府のご協力を仰ぎつつ、会員の皆様、在留邦人の皆様に寄り添い、在留邦人コミュニティーとしての役割を果たしていく所存です。アストラセゼネカワクチンが、カンボジアにおいてとどのように配布され、接種されるのか注視しております。」としています。
 7月12日、保健省及びプノンペン都は、無症状及び軽症状の陽性者について、自宅隔離を認める方針を発表し、同時に1000人近い対象者が既に自宅隔離を行っていることを発表しました。日本人会では、「自宅隔離を希望される場合は、陽性の通知かがあった時点で速やかに自宅隔離の意思をお伝えください。強制隔離に際した場合は、弊会あるいは日本大使館へご相談ください。」としています。
 7月13日、カンボジア外務省は、7月18日から1カ月間、ベトナムとの国境経由の往来を禁止するとの通知を発出しました。
 ワクチンについては、7月15日時点で、541万7348人への第1回接種を完了しており、2021年内に人口の62%に当たる1000万人への接種を完了するという目標は、11月中にも達成できる見込みであるとしています。このため、フン・セン首相は、これまで18歳以上としていた対象を、12歳~17歳にも拡大する方針を発表しています。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。ロックダウンは終了したものの、新たな規制が導入されたり、州毎に状況が異なっていたりしますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、プノンペンのイオンモール。映画館等が閉鎖されたままとなっています。7月14日撮影)

カンボジア日本人会のフェイスブック
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在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


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