カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

本年はご愛顧頂きありがとうございました!

2007年12月28日 | 一般
 11月から始めたこのブログ「カンボジア経済」をご愛顧頂きありがとうございました。皆様から暖かいコメントも頂き、本当に元気付けられました。
2ヶ月間で43件の記事を書くことができました。「経済」と名前をつけていますが、経済関係は、下記の21件で、半分弱だけでした。
来年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。皆様、良いお年をお迎えください。

2007年経済関係記事一覧
 11月17日 投資促進セミナー
 11月17日 シアヌークビル港
 11月19日 銀行員研修プログラム
 11月20日 プノンペン郊外の工場
 11月21日 公共財政管理改革プログラム(PFMRP)
 11月23日 国際協力銀行 手続きセミナー
 11月27日 日本航空がシェムリアップに登場
 12月 4日 カンボジア日本人商工会
 12月 5日 工業団地見学
 12月 6日 縫製工場見学
 12月 7日 カンボジアの農業
 12月 8日 カンボジア2007貿易統合戦略(DTIS2007)
 12月10日 通信セクター改革
12月11日 カンボジアの通信事情
12月12日 プノンペン市が世界都市環境賞を受賞
12月14日 カンボジア政府の歳入
12月17日 日経 ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008
12月19日 海外直接投資アンケート調査
12月20日 貧困削減・成長オペレーション(PRGO)
12月26日 中央銀行 National Bank of Cambodia
12月27日 道端のガソリン屋さん
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道端のガソリン屋さん

2007年12月27日 | 経済
 プノンペン市内や郊外で、写真のようにコーラの空き瓶に液体を入れて売っている人たちを見かけます。これは、ガソリン屋さんだということです。
 カンボジアは、石油製品は全量輸入に頼っています。最近の原油価格の値上がりを受けて、ガソリンも値上がりを続けており、2007年12月現在ガソリンスタンドでは、4450リエル(約127円)/リットルという値段です。石油製品の値上がりは輸送費等の値上がりを招き、結果として、インフレ率も上昇を続けており、今年10月の物価上昇率(対前年同期比)は、8.7%となっています。
 さて、路上のガソリンは、ガソリンスタンド等より若干安く、3800リエル/リットルをつけているところが多いようです。なぜ安いのかは、明らかではないのですが、灯油を混ぜているとか、ベトナムやタイから非正規輸入しているといった噂です。
 値段はともかくとして、熱帯の炎天下でガソリンを詰めたガラス瓶を売っているのは、ちょっとひやひやものです。
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中央銀行 National Bank of Cambodia

2007年12月26日 | 経済
 今日は、中央銀行を訪問する機会がありました。
http://www.nbc.org.kh/index.asp

 カンボジアの中央銀行であるNational Bank of Cambodiaは、1954年、独立直後に創立しました。しかし、1975年、クメールルージュによって閉鎖、さらに銀行ビル自体も破壊されてしまいました。1979年にカンボジア人民銀行の名前で業務を再開し、1992年以降National Bank of Cambodiaとなって中央銀行としての業務を実施しています。
 今の銀行の建物は、かなり派手なピンク色(写真)ですが、以前から中央銀行の通称は、「Red Bank」「Banque Rouge」といわれているようです。
 中央銀行では、現地通貨リエルを発行しています。しかし、内戦後に大量に入ってきた米ドルが主に流通していて、私たちがリエルを見るのは、1ドル以下の小額のおつりをもらうときぐらいというのが実情です。その中で中央銀行では、地道に脱ドル化の動きを進めており、その進展が期待されます。下の写真は、一番良く見かける500リエル札です。中央銀行では、紙幣の質の維持にも努力しているとのことで、プノンペンで見かけるお札はきれいなものが多い感じがします。

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郵便

2007年12月25日 | 生活環境
 東京から小包が届きました。12月7日に発送、12月12日にプノンペン中央郵便局に到着しています。その後、郵便局から「小包が届いていますから、中央郵便局に取りに来てください。」という通知(フランス語の通知でした)が来ましたので、中央郵便局(写真)にとりに行きました。1910年ころにフランスによって建てられた美しい建物で、現在も大変きれいに維持されています。
 JICAの生活情報によりますと、「カンボジアの郵便制度は確立されていない。」ということになります。家や会社まで郵便を届けてくれるということは無いそうです。多くの会社は、中央郵便局に私書箱を持っていて、そこに入れてもらうようです。
なお、OCSやTNTといったクーリエサービスは、カンボジアにもあり、東京からでも1-2日で届いています。
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五嶋みどりさん来訪

2007年12月23日 | 一般
 ヴァイオリニストの五嶋みどりさんがカンボジアに来られています。五嶋みどりさんが理事長を勤められているNPO「ミュージックシェアリング」の活動「コミュニティ・エンゲージメント・プログラム」の一環として、カンボジアの各地(プノンペン、コンポンチャム、コンポンスプー、シェムリアップ)でコンサートを開かれています。
http://www.musicsharing.jp/community.html

 五嶋みどりさんは、これまで続けてきた社会活動が認められ、本年9月に日本人として初めて国連平和大使に選ばれています。

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素敵なレストラン コム・ア・ラ・メゾン

2007年12月22日 | 生活環境
 オープンな雰囲気のフレンチ・イタリアンレストランです。サラダやオードブル、しっかりしたメインまで、お気軽に楽しめます。テラスに設けられた高い屋根と天井からの扇風機が、南国の落ち着いた雰囲気をかもし出しています。
 テークアウトもあり、自家製のアイスクリームやヨーグルトも人気だそうです。
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クメール語

2007年12月21日 | 一般
 歳も歳なのですが、クメール語の勉強をしています。赴任前に東京で10時間だけ勉強してきました。このときは、ペン・セタリン先生という大変ご高名な先生から教えて頂くことができました。プノンペンでは、大変リーズナブルなコストで勉強することができます。
 クメール語は、何語に似ているのかといわれましても、あまり似ている言葉は無いようです。周辺の国の言葉の中では、タイ語と共通の単語はあるようですが、似ているというには程遠いとのことです(タイ語を知らないのでなんともいえませんが)。
 まず。文字は独特のものです。表音文字ですが、子音記号が33、母音記号が23あるそうで、この組み合わせで文字となります。ちなみに数字も独特の文字があります。
 発音も、日本人からすると同じにしか聞こえないものが、実は4つの別々の発音だといわれても、聞き取りも発声も相当に難しい感じです。
 さらに、王室もあるお国柄もあって、尊敬語もたくさんあるとのことです。
 今のところは、「旅の指差し会話帳 No.19カンボジア」を愛用させて頂いております。(ただ、プノンペンでは、一般のところでも英語が相当に通じます。)
http://www.yubisashi.com/books/country.asp?nid=110

 なお、「こんにちは」は、「チュムリアップ・スオ」
    「ありがとう」は、「オークン」です。
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貧困削減・成長オペレーション(PRGO)

2007年12月20日 | 経済
 カンボジア政府は、様々な改革が必要となっていますが、その中でも重要な項目を集めたものが、この貧困削減・成長オペレーション(PRGO: Poverty Reduction and Growth Operation)です。
 今回、世界銀行で行われたPRGOの民間への説明会に参加する機会がありました。
 このオペレーションは、様々なドナーによって支援されています。世界銀行(1500万ドル:約18億円)、日本(国際協力銀行10億円)、EU(500万ユーロ:約8億円)、英国(150万ポンド:4億円)の他、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、スペイン等が、協力しています。
 このオペレーションの3本柱は、①民間セクター開発(投資促進、貿易促進等)、②政府財政管理(予算管理、入札・契約改善等)、③土地・資源管理です。2007年から2009年までの3年間で様々な改善が行われる予定となっています。詳細は、国際協力銀行(JBIC)のページをご覧ください。
http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2007/000176/index.htm
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海外直接投資アンケート調査

2007年12月19日 | 経済
 国際協力銀行(JBIC)は毎年、海外直接投資について日本企業にアンケート調査を実施しており約600社から回答を得ています。今年の調査結果が11月に発表されました。
http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2006/000169/index.htm

 残念ながら、カンボジアの名前はまだ出てきていません。有望投資先は、中国、インド、ベトナムの順になっています。5年前(2002年)の調査では、インドは6位、ベトナムは5位でしたから、この順位は経済状況や各国の努力によって変動するものだということがわかります。
 各国の有望な理由としては、①市場の成長性、②安価な労働力、③優秀な人材、④他国リスク分散の受け皿等が主要なものとなっています。カンボジアも、これらの条件を満たしつつあるものと期待しています。
 また、逆に各国で課題とされているのは、①インフラが未整備、②法制の運用が不透明、③投資先国の情報不足、④他社との厳しい競争等となっています。カンボジアでは、まずは、情報の不足が上げられますし、インフラの未整備、法制の運用についても努力が必要かと思います。
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平和な国のアメリカ大使館

2007年12月18日 | 社会・風土
 小生の職場の向かいは、アメリカ大使館です、プノンペンの中心の広大な土地に立派な大使館が建っています。12月に入り、職場で残業しておりましたら、アメリカ大使館がクリスマス仕様にライトアップされているのに気がつきました(写真)。
 夕方になると、このライトアップを見るために(?)大使館前の緑地には、家族連れやカップルがたくさん来ています。
 最近のアメリカ大使館といえば、ぎすぎすした雰囲気となっている国が多いかと思います。プノンペンのアメリカ大使館が、こんなにもクリスマスを楽しめるのは、カンボジアが平和な証拠なのかなと感じます。
 詳細は、在カンボジア米国大使館のページ(下記)をご覧ください。
http://cambodia.usembassy.gov/xmas_lightings.html
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日経 ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008

2007年12月17日 | 経済
 雑誌「日経ウーマン」では、毎年ウーマン・オブ・ザ・イヤーを選定し、表彰しています。今年、カンボジア、シュムリアップで「クメール アンコール フーズ社」を起業し、一大企業にまで発展させた、同社取締役社長の小島幸子様が、キャリアクリエイト部門第1位、総合第4位に選ばれました。おめでとうございます!
 日経ウーマンでは、小島社長を「日本語教師として移住したアンコールワット遺跡のあるカンボジアの街で、お土産品事業を手がける会社を起業。カンボジア原産の材料にこだわり、現地スタッフを雇用。たった3年で年商1億5000万円を超す規模に成長させた。」と評価しています。
 受賞理由は、①日本語教師から年商1億円以上の企業の社長に転身を遂げた、②「原材料は地元産、経営は日本流」を貫き、カンボジアの若者に観光ビジネスのモデルを提示、したこととされています。詳細は、現在発売中の日経ウーマン1月号をご覧ください。
http://www.nikkeiwoman.net/index_info3.htm
 なお、ご自身のブログ「アンコールクッキー『マダムサチコ』のカンボジア日記にも授賞式の様子を書かれています。
http://angkorcookies.livedoor.biz/archives/50844619.html#comments
 日本の女性が、カンボジアで成功され、それが高く評価されるというのは、大変うれしいことです。引き続きご活躍されることを祈念するとともに、第2、第3の「マダムサチコ」が現れることを期待したいと思っています。
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ホテル・スカンジナビア

2007年12月16日 | 生活環境
 独立記念塔近くにあるプチホテルです。とてもいい雰囲気のホテルで、たくさんの絵と小さなプールが迎えてくれます。カフェ&バーが、またいい感じです。今日はお奨めのツナサンドイッチを頼んでみました。ランチタイムは、きれいな青空の下で、解放的な気分を味合わせてくれます。
もともとのオーナーがフィンランドの方だったそうですが、昨年から現在のオーナーに代わられたそうです。現在のオーナーは、カリフォルニア出身の旦那様と韓国系米国人の奥様のとっても落ち着いたご夫婦です。
 独立記念塔のすぐ近くなのですが、とても静かで落ち着いた雰囲気の、とても素敵なサイズのホテルです。
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ロシアン・マーケット

2007年12月15日 | 社会・風土
 正式名称は、プサー・トゥオル・トンプーンと言うようです。通称、ロシアン・マーケットで、観光名所のひとつとなっているようです。
 しかし、このマーケットも生活に密着したマーケットです。マーケットの中は、お土産物屋さんもありますが、生地、洋服、ミシンを構えたテーラー、偽ブランド、カバンや靴といったものから、食品、八百屋、肉屋といった生鮮食料関係、工具やバイク部品、文具、宝飾品、CD/DVD等まで、各種の商品が並んでいます。
 テーラー街には、懐かしい足踏みミシンにモーターをつけたものが1台あるだけのお店が何軒も並んでいます。
工具や部品も各種並んでいて、ネジ屋さんもちゃんとあります。食堂は、市場のほぼ真ん中にあり、活況を示しています。欧米系の観光客の方々もたくさん食べていて、ちょっとびっくりです。DVDは、もちろん海賊版で、日本の古い映画もありました。価格は2ドル前後のようです。
 途上国の熱気を感じるには、一番手っ取り早い場所なのかも知れません。大変込み入ってますので、迷子にならないように注意が必要です。
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カンボジア政府の歳入

2007年12月14日 | 経済
「カンボジア掲示板」を見に行きましたところ、「カンボジアの歳入はどうなっているのでしょうか?」という質問が出ていました。
http://cambodia.6.bbs.fc2.com/
これは、このブログで回答せねばならないと思い、調べてみました。
2007年の予算ベースですが、以下の通りとなっています。

総歳入     4.4兆リエル(100%)
A.税収    2.6兆リエル( 59%)
 1.直接税  0.4兆リエル( 9%)
 2.間接税  1.4兆リエル( 32%)
  ①物品税  0.5兆リエル( 12%)
  ②VAT  0.9兆リエル( 20%)
 3.関税   0.8兆リエル( 18%)
B.税外収入  0.6兆リエル( 14%)
 1.ビザ   0.1兆リエル( 2%)
 2.その他  0.5兆リエル( 12%)
C.外国援助  1.2兆リエル( 27%)

総歳出     4.5兆リエル
財政赤字    0.1兆リエル(国内借入0.1兆リエル)

こうやって見ると、直接税は少なく、間接税と関税で稼いでいるのがわかります。外国からの援助は、27%を占めています。カンボジア政府は、周辺諸国に比べても税収が少なく、徴税努力が必要といわれています。
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カンボジア日本人会 忘年会

2007年12月13日 | 生活環境
 12月8日に、カンボジア日本人会の忘年会がありました。100数十名が参加して、楽しいひと時を過ごしました。写真は有志による演奏です。この他にも、バンジーチャイムというカンボジアの珍しい楽器の演奏もありました。これは、長さの違う真鍮パイプが床にぶつかるときの音を組み合わせてメロディーにするという、面白い楽器でした。
 また、忘年会らしい「オヤジバンド」やビンゴ、ラッキードロー等があり、大変盛り上がっておりました。ちなみに私のゲットした商品は、「福島県会津産コシヒカリ2キロ」でした。
 なお、在カンボジア日本人数は、878名(外務省:2006年10月現在)です。
 カンボジア日本人会の詳細については、ホームページをご覧ください。
http://www.jacam.jp/
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