カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

フン・セン首相 中国公式訪問 習金平主席とも会談

2019年01月31日 | 経済
 1月20日から23日まで、フン・セン首相は、中国を公式訪問しました。北京で習近平国家主席や李克強首相と会談した他、中国の官民関係者多数と面談しました。また、カンボジアへの投資と両国間の貿易を促進するためのフォーラムに参加しました。
 習金平主席との会談では、今後3年間で40憶元(約650億円)の無償資金の供与、両国の2023年の貿易額を2017年の2倍となる100億ドル(約1兆900億円)へ増加させる目標、中国がカンボジアから輸入するコメの輸入枠の30万トンから40万トンへの引上げ等について合意したとしています。フン・セン首相は、「習主席は、中国とカンボジアの関係はほかの国に比べとても特別だと話した」と発信しており、中国包囲網が強まる中で数少ない親中国としてのカンボジアのアピールに成功した模様です。
 李克強首相との会談では、「中国はこれまで通り、カンボジアが自らの国情に合った発展の道を歩むことを断固として支持する」との発言を引き出しています。また、両首相は、プノンペン~シアヌークビル高速道路関係等8件の覚書の調印に臨席しました。
 中国は、アメリカとの貿易戦争の影響を受けて経済が減速しつつあります。また、国際社会では、ファーエイ等の中国企業の問題行動を厳しく批判されつつあり、苦しい立場に追い込まれつつあります。そうした中で、カンボジアは、小国ではありますが中国寄りの姿勢を保っており、中国にとってはありがたい存在となっているものと見られます。現実派のフン・セン首相はこの機を逃さず、中国から様々な支援を引き出しており、小国らしい外交の巧さを感じさせます。
(写真は、AKPより)

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環状3号線着工 中国からの借入で

2019年01月30日 | 経済
 1月14日、プノンペンの郊外をぐるりと取り囲む形の道路となる環状3号線の起工式がフン・セン首相も参加して開催されました。この事業は、総工費2億7300万ドルのうち、2億5900万ドルは中国政府の借款により賄われます。建設は中国の上海建工集団が建設を請け負うとしています。今回の事業は、延長約53キロメートル、片側2車線、コンクリート舗装の計画です。工期は42カ月の予定ですが、2021年末の開通を目指すとしています。
 環状3号線は、国道1号線の新プノンペン港付近からスタートして西に向かい、バサック川を越えて国道21号線と交差し、ワールドブリッジ経済特区の南を通り、国道2号線と交差、北西に向かって国道3号線と交差した後、北に向かい国道4号線を越えて、ロイヤルゴルフコースの前を通って向きを東に変え、国道5号線に連結し、プレックプノウ橋でトンレサップ川を渡り、ガーデンシティゴルフコースの前を通過して国道6号線に至る道路となる計画です。このうち国道4号線~国道5号線部分は片側2車線への拡張・コンクリート舗装工事が最近ほぼ完了しました。また、国道5号線~6号線部分も一応の整備が完了しています。今回、中国が対象とするのは南側の1号線から4号線までの部分になります。
 なお、新プノンペン港近辺からメコン河を渡る橋を建設し、対岸の「プノンペン~ベトナム高速道路」の起点と連結する計画もあります。
 現在、渋滞対策の観点から朝5時から夜9時まで大型車のプノンペン中心部への進入を禁止しています。環状3号線は、拡大を続けるプノンペンの外側を通り、プノンペン市内への流入量を削減してプノンペン市内の渋滞を抑制するとともに、主要国道とプノンペン新港を連結する観点からも重要な道路になるものと見られます。また、プノンペン都では、プノンペン市内の工場や倉庫を将来的に環状3号線外側に移転していくという意向を表明しています。
 しかし、本事業の実施には、相当の土地取得が必要で、多くの住民移転も見込まれます。中国の支援であることもあり、環境保全や住民移転計画等が、事業主体であるカンボジア政府によって精査され、十分な配慮をもって実施されることが望まれます。


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日カンボジア物流政策対話・コールドチェーンワークショップ

2019年01月29日 | 経済
 1月16日、日本の国土交通省は、質の高い物流システムの海外展開の環境整備を図るため、「日カンボジア物流政策対話及びコールドチェーン物流に関するワークショップ」をプノンペンで開催しました。日本・カンボジアの政府関係者、民間企業関係者等90名ほどが参加しました。
 物流政策対話では、カンボジア公共事業運輸省がJICAの支援を受けて物流マスタープランを作成中であるため、日本の総合物流施策大綱の推進体制や具体的な取組内容を紹介するとともに、物流に関わる法律について説明しました。 また、日ASEAN コールドチェーン物流プロジェクトの枠組みにおける取組として日ASEAN コールドチェーンガイドラインの具体的内容の説明及びコールドチェーン物流に関するパイロッ ト事業内容について紹介したとのことです。
 ワークショップでは、郵船ロジスティクスよりコールドチェーン物流サービスの衛生管理の重要性等についての説明、農林水産省よりカンボジアにおけるフードバリューチェーンの構築に向けた取組及び日本とカンボジアで積極的に取組む官民の農業改善活動について説明等がありました。また、カンボジア公共事業運輸省へ派遣されている JICA 専門家よりバベットでの越境通関における長期待機時間問題について状況が報告されました。
(写真は、新聞発表より)

国土交通省の新聞発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000426.html


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年01月28日 | 一般
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2018年工場数増加続く

2019年01月28日 | 経済
 工業手工芸省の発表によりますと、2018年末の工場数は、新たな工場が178工場開設されたため、1528工場となったとのことです。このうち65%は、縫製品を製造しています。これらの工場で働く労働者数は、97万3130人となりました。売上総額は、対前年比23%増の131億7000万ドル(約1兆4360億円)となりました。このうち、輸出は対前年比17%増の82億7000万ドル(約9010億円)となっています。
 経済財政省によりますと、製造業を含む第二次産業がGDPに占める割合は、32.8%に達しています。このうち、縫製品のシェアは減少しつつあり、電気部品等の高付加価値製品のシェアが増加していると指摘しています。
 2018年は、総選挙もあったため、工場進出に影響があるのではないかとの懸念もありましたが、とりあえず大きな影響はなかったものと見られます。しかし、今後は、欧米の特恵関税制度の資格停止等の可能性が取りざたされており、縫製業を含む製造業で、欧米市場を輸出先としている企業の経営状況や、新規投資に影響が出る可能性がある点に留意が必要と見られます。


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ケップの素敵なレストラン The Sailing Club

2019年01月27日 | 生活環境
 ケップのお洒落なホテルKNAI BANG CHATTにある素敵なレストラン「The Sailing Club」です。海に面していいて、桟橋もあります。潮風に吹かれながらのランチも好いですし、夕刻のバータイムも素敵だと思います。久しぶりに訪問したところ、新しく大きなバーの建物ができていました。メニューは、シーフードを得意としたインターナショナルです。今回は、フィッシュアンドチップスを頼んでみましたが、美味しかったです。ランチタイムでしたが、西洋系のお客さんが一組でした。ゆったりとした雰囲気を楽しむには最適だと思います。お勧めです。お試しください。

The Sailing Club
http://www.knaibangchatt.com/the-sailing-club/restaurant-bar/

新しいバー。モダンな雰囲気です。


フィッシュアンドチップス(8.5ドル:約920円)。ボリュームもたっぷりです。



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ケップのお洒落なリゾートホテル ベランダナチュラルリゾート

2019年01月26日 | 生活環境
 プノンペンの南、約150キロ、車で約2時間半のビーチリゾート、ケップにある「ベランダナチュラルリゾート」に泊まる機会がありました。海を見下ろす丘の斜面を利用した造りで、立体的な造りが様々な表情を見せてくれます。海を見渡すプールや、遠くに海と山を見ながら食事のできるレストランなど、リゾート気分たっぷりです。客室もアジアンリゾートのテーストを味わうことができます。プライベートプールの付いたお部屋もあります。何もかも忘れて、自然の風に吹かれながら、ゆったりと過ごすのに最適だと思います。今回のように仕事の途中で1泊だけだと、ちょっともったいない気がします。なお、朝食は、自然一杯の素晴らしいレストランで食べることができます。ぜひお楽しみください。
 なお、ケップ名物は、カニとドリアンです。ホテルのレストランも素敵ですが、丘を降りたところにあるカニ市場のローカルレストランも捨てがたいものがあります。大きくて食べ応えのあるカニをぜひお試しください。また、一般に匂いがきついと思われているドリアンですが、道端で売っている取り立てのものは全く臭くありませんので、食べず嫌いの方も含めて、ぜひ試してみてください。

ベランダナチュラルリゾートのサイト(英文です)
http://veranda-resort.asia/


お部屋はロマンチックな雰囲気です。


プールは2つありますが、こちらは開放的な雰囲気です。


名物のカニ。私はシンプルスチームがやっぱり好きです。



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上場企業に税優遇措置導入へ

2019年01月25日 | 経済
 1月4日、証券セクターの税優遇措置に関する省令が発布され、カンボジア証券取引所に上場する企業は、税金の優遇措置を享受できることとなりました。対象は株式と債券を上場する企業で、法人税の50%減税、付加価値税の免除等の優遇措置が適用されます。優遇期間は、上場日から3年間ですが、この優遇措置を受けるには2019 年1月から3年以内に上場する必要があるとのことです。また、上場企業については、上場審査のために必要な過去2期分の前の7年間については、未納分があっても追徴せずに免除するとしています。これは、上場の際に過去の税金未納が発覚し、追徴課税などを求められることを嫌気して上場しない企業も多いと言われるため、企業の懸念材料を減らすことで、上場を促進する狙いです。
 これまで長く低迷していたカンボジア株式市場は、昨年後半から出来高・株価ともに上昇しつつあります。更に、12月には、初の社債も上場されました。こうした中での税優遇措置の発表は、株式市場、債券市場に更に明るいニュースとなるものと見られ、上場企業数の増加や社債発行の活発化等の公開が期待されます。


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農業関連事業勉強会

2019年01月24日 | 経済
 1月18日、プノンペンで「農業関連事業勉強会」が開催されました。この勉強会は、日本の農林水産省による「日カンボジア二国間フードバリューチェーン対話」をフォローアップするもので、カンボジアで農業関連事業に興味を持つ日系企業関係者等30名ほどが集まりました。
 勉強会では、カシューナッツ、ドローン、シルクの各分科会から、これまでの活動について報告がありました。また、農林水産省より、2018年11月に日本で開催された「第4回日カンボジア二国間フードバリューチェーン対話」についても報告がありました。この政策対話で、日本とカンボジアは、今後重点的に進めていく取り組みの分野・方向性(農産物の多様化を重視しつつ、農業生産性の向上、農産物の安全性及び品質の向上、付加価値の向上を推進する)について合意したとのことです。また、国際協力機構(JICA)から、カンボジアにおける農業関連の政府開発援助(ODA)の動向、民間企業海外展開支援事業の概要と実績等について説明がありました。
 カンボジアは、水も豊富で農業向けの土地も広い等、農業のポテンシャルには恵まれていますが、これを活かしきるためには、様々な課題に取り組んでいく必要があります。日本が官民一体で、カンボジアの農業を支援し、ブレークスルーを見つけていくことは大変重要であり、今後の展開が注目されます。


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カムコントロール 国境検査廃止へ

2019年01月23日 | 経済
 1月11日、フン・セン首相は、手続に時間がかかることに加え、コスト面でも重荷になっていた商業省のカムコントロールによる国境検査を廃止することを表明しました。これは、懸念されている欧米の特恵関税制度廃止に対抗して、国境手続の簡素化によって貿易を振興し、欧米マーケットへの依存度を下げつつ経済成長を図ることを目的とする「国家独立政策」の一環ということです。
 カムコントロールは、カンボジア独自の制度で、輸入される製品の品質等を検査する機関です。しかし、実態上は検査も不十分で、一部では不正の温床になっているとの批判もありました。このため、日本とカンボジアでの官民合同会議でもカムコントロールの必要性に対する疑義が表明され、カムコントロールによる検査の目的や対象品目の明確化、優良企業に対する検査の免除および減免、検査自体の撤廃等を求めてきていました。本件に関する省令はすでに準備済で、2月にも施行される見通しです。これまで、カムコントロールによる検査費用は、最初のコンテナに対し25万リエル(約6800円)、2つめのコンテナ以降6万リエルとなっていました。
 商業省は、本件に加え、手数料の減免、原産地証明書の省略等を進めており、パン・ソラサック商業相によると、合わせて年間6000万ドル(約65億円)の減収となる見通しを示しています。手数料減収は2000万ドル、原産地証明書関連で1000万ドル、カムコントロールの手数料減が3000万ドルとみています。
(写真は、トラックで混み合うタイとカンボジアの国境であるポイペト)


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EU カンボジア産のコメにセーフガード関税賦課決定

2019年01月22日 | 経済
 1月16日、現在無税となっているカンボジアとミャンマーからEU向けのコメの輸出について、EUがセーフガード条項を発動して関税を賦課することを決定したと発表しました。EUは、カンボジアを含む後発途上国(LDC)に対して、関税を免除する特恵関税制度「EBA」を適用しています。カンボジアは、この制度を活用して、EU向けに縫製品やコメを無税で輸出してきました。これに対し、イタリア・スペイン等のコメ生産者が、自国のコメ生産に影響を及ぼすとして、以前から不満を表明していました。カンボジアとミャンマーからのEUへのコメ輸出は、過去5年間で89%増加し、EU内のコメ価格は大幅に下落したとしています。このため、EU域内産米が占める割合は61%から29%に低下しました。
 イタリアは、2018年2月に、カンボジアからのコメ輸入に対してセーフガード条項の発動を求める要請をEUに提出し、EUのコメ生産国全て(スペイン、フランス、ポルトガル、ギリシャ、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア)から支持を受けていました。セーフガードとは、特定品目の貨物の輸入の急増が、国内産業に重大な損害を与えていることが認められ、かつ、国民経済上緊急の必要性が認められる場合に、損害を回避するための関税の賦課又は輸入数量制限を行うものです。セーフガード条項が発動されると、追加的関税が賦課されることとなります。今回は、1年目175ユーロ/トン(約2万2000円)、2年目150ユーロ/トン、3年目125ユーロ/トンの関税が1月18日以降賦課されるとしています。カンボジア産のコメの価格は、900ドル/トン(約10万3000円)程度であり、非常に大きな金額の課税となります。
 EUでは、カンボジアの強権的な政治状況に関連して、特恵関税制度EBAの停止を検討している状況ですが、それに先んじてセーフガード条項の発動が検討されることとなり、カンボジアのコメ産業への影響が懸念される状況となっています。

EUの新聞発表(英文です)
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-19-427_en.htm


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年01月21日 | 一般
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AMRO カンボジアとの年次協議結果2018を発表 高成長が続くと予測

2019年01月21日 | 経済
 1月11日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、9月3日~12日にカンボジアで実施したサーベイランスの結果を発表しました。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN10か国と日本、中国、韓国による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 GDP成長率については、2018年7.2%、2019年7.1%と引き続き高成長が続くと予測しました。建設業の好調、縫製業の回復、観光の堅調が続くと見ています。物価上昇率については、2018年2.6%、2019年2.9%と安定的と予測しています。対外収支については、経常収支の赤字(対GDP比)は、2018年の9.0%から2019年には8.5%に縮小し、改善傾向が続くと予測しています。貿易赤字が拡大する中、海外直接投資は好調であり、総合収支の黒字と外貨準備の増大が続き、外貨準備は2018年末には100億ドル(輸入の6か月分)を越えるものと見ています。金融セクターについては、懸念されていた貸付の急増が、2016年19.8%増、2017年18.5%増と落ち着いていることもあり、概ね健全であるとしています。
 リスクとしては、賃金上昇やドル高に伴う輸出競争力の減退、EUの特恵関税制度(EBA)停止問題、米中貿易戦争の影響、不動産向け貸付の増加等を挙げています。
 今後の課題としては、競争力の強化と経済の多角化を挙げています。具体的には、観光の振興、インフラ改善、人造りの強化、マイクロファイナンス機関も含めた銀行監督の強化、対外ショックに備えるための十分な外貨準備の維持等を提言しています。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施していくことが期待されます。

AMROの新聞発表(英文です)
https://amro-asia.org/cambodia-continued-structural-reforms-needed-to-sustain-growth-momentum-and-enhance-resilience/


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手長エビのシーズン タケオで特大エビ

2019年01月20日 | 生活環境
 手長エビの美味しい季節になりましたので、タケオで手長エビを堪能してきました。11月~12月が一番のシーズンと言われ、この季節は特大サイズが楽しめます。タケオ市街の東側の通称「エビ通り」にあるストゥンタケオレストランは、ニョニュムでも紹介されていたお店で、水辺に突き出した造りとなっていて、のんびりと湖を眺めながら食事を楽しめます。お目当ての手長エビは、1キロ(特大サイズだと5匹くらい、小型だと10匹ほど)で45ドルと、プノンペンよりは相当に安い値段で楽しめました。本当にプリプリで、食べ応えのあるエビをお腹いっぱい食べられて最高に幸せでした。この他、お勧めのエビ入りトムヤムスープ(15ドル)等も堪能しました。ぜひお試しください。お勧めです。

Stung Takeo Restaurant
Lake side, Doun Kaev town, Takeo
016 404 929

手長エビ入りのトムヤムスープ。本当に美味しいです。



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高級スパ Bodia Spa

2019年01月19日 | 生活環境
 プノンペンでも最高級のスパ「Bodia Spa」です。場所は、リバーサイドで、王宮の北側になります。ビルの2階にレセプションがあります。内装も、木や竹を多用して落ち着いた雰囲気を出しています。スパのメニューは女性向けのものが多いようですが、男性客も結構いるとのことでした。様々なメニューがありましたが、HEAD, BACK & SHOULDER MASSAGE (60分:28ドル)をお願いしてみました。5種類のオイルからお気に入りを選ぶことができます。雰囲気の良い個室でマッサージを受けられます。その個室にシャワーがついているのも嬉しいです。お客さんは西洋系の方が多いようでしたが、ANAのプノンペン案内にも掲載されているので、日本の方も多くこられていると思います。お試しください。

Bodia Spa(英文)
http://www.bodia-spa.com/

ANAの紹介サイト(日本語)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/promotions/phnom/info/phnompenh/bodia_spa.html


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