カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ちょっとリッチな中華 ソフィテルホテルの福禄寿

2019年06月30日 | 生活環境
 プノンペンの高級ホテルソフィテルホテル内の中華レストラン「福禄寿(FuLuZu)」です。ホテル本館と離れた別館となっています。大きなガラスで店内は明るく、芝生の中庭も見えて、ゆったりした感じがします。メニューは、四川系の中華料理です。マーボ豆腐もお勧めとのことです。今回は、ランチだったので、チキン、ダック、ポークのバーベキューの前菜、アワビとブラックビーン、エビの卵炒め等を頼んでみました。さすがに高級店らしい味付けです。お値段は、プノンペンとしては高級です。なお、ランチでは、点心食べ放題ランチが15ドルです。土日は、北京ダックも加わって、19.8ドルで点心食べ放題です。韓国系の奥様方のグループや中国系のグーループ等が来られていました。中国人の人口が増えているプノンペンでは、街中に次々に中華レストランが開店していますが、時には高級店も良いかもしれません。お試しください。

福禄寿 FuLuZu
https://www.sofitel-phnompenh-phokeethra.com/restaurants-bars/fu-lu-zu/

美味しそうなバーベキュー前菜のセットとエビの卵炒め


大きな窓で明るい感じです。



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カンボジア日本人会 のど自慢大会

2019年06月29日 | 生活環境
 6月23日に、プノンペンのCJCCにて「第3回プノンペンのど自慢日本人大会」が開催されました。のど自慢大会には25組が出場し、レベルの高い熱唱が続きました。会場には300名ほどの応援団・観客が詰めかけ、大変な盛り上がりでした。優勝は、「空と君の間に」を歌われた吉川美由貴さんでした。素晴らしい歌声でした。この他にも会場賞等の様々な賞があり、協賛企業の方々からの商品も授与されました。また、ゲストとして招待されたオペラ歌手の岩崎愛さんの「天城越え」は本当に素晴らしくて感動しました。なお、のど自慢の模様は、ユーチューブでリアルタイムで公開され、動画は下記のフェイスブックでご覧になれます。
 カンボジア在住の日本人の人数も相当に増えてきているので、こうしたイベントや集まりで懇親するのは、大変良いことですし、楽しく感じます。ご苦労頂いた関係者の方々に感謝したいと思います。日本人会では、今後も様々なイベントがありますので、ぜひご参加ください。

第3回プノンペンのど自慢日本人大会のフェイスブック
https://web.facebook.com/nodojimanpp/

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://www.facebook.com/Jacambodia/


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シアヌークビルで中国のビル崩壊 28名が死亡

2019年06月28日 | 社会・風土
 6月22日未明、シアヌークビル市街で建設中のビルが崩壊し、寝泊まりしていた作業員等のうち、28名が死亡、24名が負傷するという大惨事となりました。中国からの投資を受けて建設中だった同ビルは7階建てで、7~8割完成した状況でした。事故の原因は、基礎工事の欠陥等と見られています。カンボジア当局は、違法建築であるとして、これまでに2回警告したとのことですが、工事は進められていたとしています。
 フン・セン首相は、鋭い政治感覚で即座に対応しました。アセアン首脳会議から、帰国するや直ちに現地に入り、州知事や災害担当官を更迭しました。また、中国人2人を過失致死の疑いで拘束しました。他に、中国人3人、ベトナム人1人、カンボジアにン1人が共謀容疑で拘束されているとのことです。被害者には、首相自身も一人当たり1万ドルを支払うとし、寄付も募って、死亡者の遺族には6万ドルを手当てするとしています。
 カンボジアの一般の見方では、中国人がカンボジアの法を守らず、カンボジア当局と癒着してごり押しした結果と見ています。中国のネット上でも、中国の「おから工事(手抜き工事)」を輸出したとの批判が出ていると報道されています。フン・セン首相は、こうした批判の火消しに追われていますが、中国からの投資はカンボジアにとって不可欠となりつつあり、板挟みの状況と見られます。シアヌークビルで進む中国化や中国人による傍若無人なやり方に対して、カンボジアでは反中感情が確実に高まっており、危険水域にあるとの意見もあります。リスクに対し十分な警戒が必要となりつつあります。
 なお、今回の事故では、隣接する和食店「空海」も被害を受けました。オーナーの新井さんとご家族は事故に巻き込まれ、軽傷を負ったとのことです。「空海」はシアヌークビルの和食の老舗であり、心配です。

 事故で無くなられた方々に心からの哀悼の意を表するとともに、負傷された方々の一日も早いご回復を祈念しております。

(写真はAKPより)


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カンボジア日本人商工会 2018年度活動報告書

2019年06月27日 | 経済
 カンボジア日本人商工会(JBAC)は、2018年度活動報告書を発行しました。
 数字で見るカンボジアの日系企業のコーナーでは、JBACの会員数の増加が紹介されています。会員数は、発足当初の10社から増え続け、発足から約20年の2011年には正会員、準会員、特別会員をあわせて100社・団体の大台に乗り、2014年には200社・団体に、2018年度末には正会員193社、準会員66社、特別会員3社、賛助会員2社の計261社・団体になっています。また、日系企業のカンボジアへの投資や対日輸出入額の推移もグラフ等で分かりやすく説明されています。
 JBACの様々な活動についても報告されています。製造、建設・不動産、運輸、貿易、金融・保険、商業、サービスの各部会では、会員の親交を深める各種の活動をしています。また、総務、投資・労務、関税・物流、税制、文化・スポーツ、渉外の各委員会では、日系企業がカンボジアでよりよく活動するためのカンボジア政府への働きかけ等、様々な活動を行っています。
 JBACの重要な活動として、日本・カンボジア官民合同会議があります。この会議では、日系企業が直面す様々な課題について、カンボジア政府と日本の官民が集まって対策を協議しています。これまでこの会議を通じて多くの課題が解決に至っています。
 日本語版は、JBACのサイトからダウンロード可能ですので、ぜひご一読ください。
(写真は昨年版です)

カンボジア日本人商工会のサイト
https://jbac.info/



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カンボジア銀行監督年次報告書

2019年06月26日 | 経済
 6月4日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行 (National Bank of Cambodia:NBC)は、銀行監督報告書2018を発表しました。この報告書は年1回発表されますが、カンボジアの銀行セクターについて詳細なデータも含んでおり、大変参考になります。
 2018年も、カンボジア経済の好調の波に乗り、カンボジアの銀行セクターは引き続き順調に成長しました。2018年末の商業銀行43行・特殊銀行14行の総資産は、2017年末から20.9%増加して139.7兆リエル(約349億ドル:約3兆7300億円)に達しました。2018年末の貸付残高は、前年比23.1%増の81.7兆リエル(約204億ドル:約2兆1900億円)となりました。預金残高も、前年比27.3%増の88.7兆リエル(約222億ドル:約2兆3700億円)となっています。
 貸付先をセクター別シェアで見ると、小売16.1%、卸売11.4%、農林水産業8.9%、その他サービス6.8%、製造業5.4%等となっており、実業向けが中心となっています。不動産セクター向けは、建設9.2%、住宅(個人向け)10.1%、不動産7.3%と、2017年からは増加しています。
 商業銀行・特殊銀行の平均不良債権比率は、2017年末の2.4%から若干減少して、2018年末は2.2%となっており、引き続き問題ない水準にあります。
 NBCでは、現在の銀行セクターの発展度合いに即した金融システム、国際的監督基準等に配慮しつつ、効果的な銀行監督を強化したいとしています。今後の課題として、会計基準関連の強化、技術的リスクの監理強化、カンボジア信用機構(CBC)による企業与信情報管理、金融包摂の促進のための国家金融包摂戦略の推進、仮想通貨対策等の消費者保護拡充、預金保護スキームの開発、国際的協力も含めて銀行監督能力の向上等にも取り組んでいくとしています。

カンボジア中央銀行のサイト(英文です)
https://www.nbc.org.kh/english/publications/supervision_annual_reports.php




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日本人商工会 関税総局と対話会 手続き改善へ

2019年06月25日 | 経済
 6月19日、プノンペンで関税消費税総局(GDCE)と日本人商工会(JBAC)等による「第3回JBAC・GDCE(関税消費税総局)対話会」が開催されました。この会議には、関税消費税総局からはクン・ネム総局長他幹部職員等、日本側からは、カンボジア日本人商工会の山崎格正会長、同運輸部会・物流委員会関係者、日本大使館、JICA、JETRO等の代表が参加しました。
 クン・ネム総局長からは、税関の改革と近代化の進展、関税歳入の増加、通関手続きの簡素化等について説明がありました。また、今年に入ってからの大きな改善である、カムコントロールの国境検査廃止、カムサブの廃止、原産地証明書手続き簡素化、コンテナ・スキャンの料金引下・簡素化等も説明されました。また、関税総局関係者から、シングル・ウィンドウ化の進展、カムコントロール廃止に伴う手続変更、ベストトレーダー制度の進展、中小企業向けインセンティブ等について説明がありました。
 日本側からは、通関システムのペーパーレス化、関連規程のデータベース化、通関士登録料金の軽減、申請書類審査の適正化、保税運送手続必要書類の簡素化、航空貨物通関の迅速化、原産地証明書関係の規程改正、タイ国境の新国境ゲート建設の促進、関係書類保管期間改善等の9項目の要望を提起しました。すぐには解決できない問題もあるものの、カンボジア側からは、概ね前向きの回答がなされました。
 こうした2国間での地道な協議は、カンボジアの投資環境の改善に欠かせないものであり、カンボジア側の真摯な対応と日本側からの積極的支援が望まれます。


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年06月24日 | 経済
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
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大型石炭火力発電所建設へ ロイヤル・グループ

2019年06月24日 | 経済
 新聞報道によりますと、カンボジアの財閥ロイヤル・グループは、南部シアヌークビル州に出力700MWの石炭火力発電所を建設するための事業化調査を行うとのことです。スイ・セム鉱業・エネルギー大臣が、ロイヤル・グループのキット・メン総裁との会談で許可したとしています。ロイヤル・グループは、出力450MWの発電所建設に向けた事業化調査を終了していましたが、最近の電力不足を考慮して、出力を700MWに増強する方向として、再度申請したため、この新たな事業化調査が必要になったとしています。この事業化調査の完了までには18カ月から20カ月ほどかかるとしています。
 カンボジアでは、電力需要が急増しており、これまで大型水力発電所を中心に開発してきましたが、今年の乾季の水不足で、出力が激減し、計画停電に追い込まれました。このため、水力以外の発電を増強する必要に迫られています。カンボジアでは経済成長率が7%前後ですが、電力需要はその2倍程度の速さで伸びています。このため、カンボジア政府には、引き続き発電能力の増強と送電線の整備等の努力が求められます。


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下町風の焼肉屋さん 虎二郎

2019年06月23日 | 生活環境
 プノンペン南部、ロシアンマーケット近くの123通りにできた気軽な焼肉屋さん「虎二郎」です。お店は、黄色い壁にユニークなポスターが並んで下町みたいないい感じです。昔ながらのガスコンロで焼肉するのも懐かしい感じがします。メニューは焼肉メインですが、おつまみ類も豊富です。今回は、大人数だったので、焼肉各種とおつまみもいろいろ頼めました。たっぷり食べて飲んで、一人25ドルほどでしたので、お得な感じがします。カレーも美味しいとの評判です。ワイワイガヤガヤするには、もってこいのお店です。お客さんは、日本人だけでなく、西洋系の方々も来ていました。お勧めです。お試しください。

虎二郎
https://web.facebook.com/torajiro123/

店内は下町の焼肉屋さんの雰囲気です。壁のポスターがいい感じです。


何だか美味しかったたこ焼き。



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クラタペッパーで チャリティ・ミニコンサートとバザー

2019年06月22日 | 生活環境
6月6日、クラタペッパーで「チャリティ・ミニコンサートとバザー」が開催されました。売り上げの一部やご寄付は日本カンボジア文化振興会(JCPAA)の活動へ寄贈されるとのことです。
 ミニコンサートでは、ソプラノ歌手小川里美さんとエレクトーン奏者清水のりこさんによる素晴らしいパファーマンスがありました。本格的なオペラの歌声をこんなに間近で体験できることはなかなかないので、大変感動しました。また、プノンペン在住中の日本人女性で構成されているフラダンスグループ「フラマダム 」の歌と踊りも楽しめました。
 バザーには、様々なお店が集まりました。古本の販売・交換を行っている「タカラブック」、カンボジア産ハーブティーのDemeter、カンボジア人女性たちのハンドメイド雑貨CHA等です。また、パン屋さんのサンチャによる「グリーンペッパーコロッケバーガー」、本格的なハワイアン料理を提供するカフェ&バーALOHA ONOの「スパムおにぎり」や「サングリア」、クラタペッパーとのコラボ商品である「完熟胡椒ビール」等を堪能しました。
 こうしたイベントは大変楽しいものです。風に吹かれながら、ビールやサングリアを楽しみ、ミニコンサートも体験できて、ハッピーな時間でした。
 なお、ソプラノ歌手小川里美さん等によるオペラ蝶々夫人が、プノンペンで11月2日・3日に行われるとのことです。楽しみです。(詳細は、日本カンボジア文化振興会(JCPAA)にお問い合わせください)

Charity mini-concert and bazaar
https://web.facebook.com/events/654347774992643/

日本カンボジア文化振興会(JCPAA)
https://www.jcpaa.com/

本格的なハワイアン料理を提供するカフェ&バーALOHA ONOさんです。スパムおにぎりが美味しかったです。


フラダンスグループ「フラマダム 」。素敵です。



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今年の停電を受けて発電所を緊急建設へ

2019年06月21日 | 経済
 6月11日、カンボジア電力公社(EDC)は、カンダール州に石油・天然ガス火力発電所を建設する計画について、中国系の2社と合意したと発表しました。発電機は、石油と天然ガスのどちらでも使えるタイプで、200MWを2基設置する計画です。1基は、中国能源建設(CEEC)系の葛洲坝能源重工(CGGC-UN)が施工し、発電機はフィンランドのバルチラ社(Wartsila)から調達します。もう1基は、中国重型機械(CHMC)が施工し、発電機はドイツのマン社から調達するとのことです。中国2社がEPC(設計・調達・建設)方式で請け負います。なお、併せて、基幹送電網に接続するための変電所も建設するとしています。
 総事業費は、3億8000万ドル(約410億円)で、3億ドルについてはカンボジア政府からEDCが借入れ、残額はEDCが負担するとしています。工期は10カ月としています。中国企業らしい恐ろしく短い工期であり、3年で完成させるとしたインドネシアの高速鉄道が、まだ半分もできていないことを思い起こさせて、懸念があります。
 カンボジアでは、今年の乾季に水不測で水力発電所の出力が低下し、プノンペンで計画停電を行うまでに追い詰められました。電力需要は、2018年は14%、2019年は16%増加すると見られ、今後も急速に拡大するものと予想されます。このため、カンボジアでは引き続き毎年300MW~400MWの発電能力増強が必要となるものと見られます。カンボジア政府の持続的な努力と、日本等の支援が望まれます。



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カンボジア地方選挙 結果公表 与党が圧勝

2019年06月20日 | 経済
 6月8日、カンボジア国家選挙管理委員会は、5月26日に実施された都・州・市・郡・区の評議会の議員を選ぶ選挙の最終結果を発表しました。野党不在の中で、与党・カンボジア人民党が全議席の98%を獲得して圧勝しました。
 今回の地方選挙(都・州・市・郡・区の評議会議員選挙)は、コミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員合計1万1572人による間接選挙です。都・州の評議会議員定数は559名、市・郡・区は3555名です。選挙結果は、都・州の評議会議員については、人民党は550 議席を獲得しました。市・郡・区では、3484議席を獲得しています。野党は、市・郡・区で、クメール国家統一党が38議席、フンシンペック党が33議席を獲得したのにとどまりました。
 コミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員については、最大野党であった救国党が解党処分となったため、1万1572人のうち1万1051人が与党・人民党系でした。このため、選挙結果は投票前から与党圧勝が予想されていました。
 次回のコミューン、サンカット(地区、町)の評議会議員選挙は、2022年の予定です。2018年の国会選挙がらみで強権的対応を取ったフン・セン政権への欧米の批判が高まる中で、それまでに、対抗可能な野党が現れてくるかが次の焦点となります。
(写真は、2018年7月の国会議員選挙)


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プノンペン商業銀行 IFCと連携協定

2019年06月19日 | 経済
 6月7日、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)とプノンペン商業銀行は、リスク・シェアリング・ファシリティに関する覚書に、プノンペンのローズウッドホテルで調印しました。リスク・シェアリング・ファシリティは、プノンペン商業銀行が零細・中小企業に貸し付けを行う際に、国際金融公社とプノンペン商業銀行でリスクを50:50で分担するものです。貸付の上限額は、3000万ドル(約32億円)となっています。また、同時に、国際金融公社は、プノンペン商業銀行に対し、零細・中小企業向け貸付に関するアドバイスを行うことも取り決められました。このリスク分担等により、零細・中小・女性企業への貸し付けを促進し、今後5年間で合計5500件、総額5億2000万ドル(約560億円)を零細・中小・女性企業に貸し付けることが期待されます。 
 カンボジアでは、外資の誘致と共に、地場中小企業の振興が重要な課題となっています。零細・中小企業にとって最大の難関は、資金へのアクセスで、中小企業の66%が資金へのアクセスが最も重要だとしています。
 中小企業金融については、日本も国内・国外で多くの経験を有しています。また、カンボジア政府も中小企業振興のための中小企業銀行の設立に向けて動いています。多くのチャンネルで、資金・技術の導入をすることでカンボジアの中小企業の振興が進むことが期待されます。
(写真は、プノンペン商業銀行提供)

国際金融公社の新聞発表(英文です)
https://ifcextapps.ifc.org/IFCExt/Pressroom/IFCPressRoom.nsf/0/0F2E4372A5A5F8A285258412003B28E6

プノンペン商業銀行の新聞発表(英文です)
https://www.ppcbank.com.kh/notice/news/detail/3755


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ABA銀行が債券発行・上場へ

2019年06月18日 | 経済
 5月31日、ABA銀行(Advanced Bank of Asia Limited)は、カンボジアでの社債発行・上場についてカンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)から認可を得たと発表しました。今後、カンボジア証券等取引員会(SECC)の認可を得て、カンボジア証券取引所(CSX)への上場を目指すとしています。SBIホールディングスのカンボジア子会社SBIロイヤル証券が主幹事となるとのことです。ABA銀行は、調達した資金を運転資金や融資事業の拡大に充て、地方の零細・中小企業や女性起業家への支援にも役立てたいとしています。
 債券の詳細については未公表ですが、新聞報道によりますと、起債額は1000 億リエル(約2500万ドル:約27億円)の予定で、今年8月にも発行・上場に漕ぎつけたいとしています。利率は年7.75%、償還期間は3年とのことです。
 債券発行・上場は、マイクロファイナンスのハッタ・カセコー、LOLCに次いで3件目となります。リエル建て社債については、リエル建ての融資を増やしたい金融機関にとっても重要な資金運用先となります。債券発行は、カンボジア企業にとって、重要な資金調達手段となりつつあり、カンボジアの社債市場の活性化も期待されます。
(写真は、新聞発表より)

ABA銀行の新聞発表(英文です)
https://www.ababank.com/en/aba-news/corporate-bond-to-be-issued-by-advanced-bank-of-asia-limited/



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年06月17日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
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