カンボジアの固定電話回線は58万回線

　カンボジア郵便電気通信省の発表によりますと、2012年末の固定電話回線数は58万4475回線となり、2011年末の55万9381回線から4.5％の増加となりました。他方、携帯電話SIM数は、2011年末の1570万枚から、22％増加して2012年末には1910万枚に達したとしています。
　カンボジアの通信網は、光ファイバーケーブルとワイヤレスによるＩＰ（インターネットプロトコール）を基本としており、通信コストは世界でも最も安いと言っても過言ではありません。設備投資にコストがかかる固定回線は限定された使用に留まっており、電話、インターネット共にワイヤレスによる接続が支配的となっています。
　このようにカンボジアの通信は、途上国の技術ジャンプの好例と言われ、先進国がたどってきた道（この場合は固定回線網）をすっ飛ばして、一気に最新式のシステム（光ケーブルとワイヤレス）を導入しており、コスト・利便性ともに、日本より相当良い状況にあるとも言われます。


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